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整理収納、いきなり作業してはダメ! ②

こんばんは。S-stylistのツジイです(^^)

収納のゴール(目標)を決める為にやるべきコトの項目1.よく観察する。についてお伝えしました。今日はその続きをお伝えします。

前回のブログを見てない方は、よかったらご覧下さい
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整理収納、いきなり作業してはダメ!

項目2.同意を得るについて

2、同意を得る
「同意を得る」とは、ご自身が納得してますか?家族と同じ意見ですか?ということです。

ご自身のモノを整理収納する場合、本気でやる気はあるのかといったとこです。プロに任せようと思っていたとしても、現実的にモノは減らさなければならないだろうし、自分に合うか合わないかは考えなければいけないのです。

家族のモノを整理収納する場合、勝手にやる訳に行きません。勝手にやっても維持してもらえません。ご家族に、ここが困っているからこうしたい!と自分の意思を伝え、家族の同意を得ましょう。家族の協力無くして整理収納は上手く行かないのです。

これが結構できないご家庭が多いのではないでしょうか?

例えば、ご主人は忙しくて時間が取れないので整理収納は全て奥様にお任せするとします。ですが、本人以外のモノを整理収納するには、その人の基準や価値観が分からず難しい部分もあります。お任せする場合であっても、実際作業をする奥様が分かるようにご主人は協力してねということです。奥様から質問されたとき「好きなようにやっていいよ、どっちでも良いよ」等のあやふやな回答ではなく「こっちの方が良い、これは分かりづらいからダメ、これは処分するか迷っているところ」などとなるべく具体的に考えてほしいのです。

我が家も旦那さまの荷物は、動くのにかなり時間かかりますよ。でも、そこは知ってるのでイライラせず気にならないレベルまで対処し、旦那さまのやる気がでた時に一気にやります!!

相手のペースもあるので、それが難しい場合は、まずはご自身のモノから始め、その事をご家族に話すことからやりましょう。


項目3.具体的に決めるについて


3、具体的に決める
ここからは、ゴールを定めるためにどう動くか?それは実際にできるのか?ということを考えて行きます。

そのために、まずは優先順位をつけましょう。

整理収納の範囲が家全体となると、とても1日では終わらないので、どの部分から片付けて行くか優先順位をつけましょう。

タンスの引き出しが開かないなど、目に見えて支障がある所は優先順位付けやすいのですが、引越し後2、3年経っているのにそのままで使わない、でも捨てられない開かずのダンボールの中など優先順位が付けにくい所もあります。気にはなるけどなかなか手を付けられないということは、それだけの理由があります。「早くやってよ〜」などと言わず、まずはあまり価値観の相違がない場所、例えば冷蔵庫などからすることをおすすめします。

それができたら、次は数値化して具体策を考えましょう。

価値観は大事にするのだけど、超えなければならない壁・試練(モノを減らさなければどうしようもない状態)はあります。その壁を目に見える形で目標にし、具体的にして行きます。

例えば洋服を5枚減らす、本棚の1段を減らすなどです。

数値化し目標を分かりやすくすることで、理想とのギャップを埋めるための具体策を考えやすくしていきます。具体策が決まったら、現実的にできるかを確認しましょうね。

最後に、いつまでにするかスケジュールを立てましょう。

すぐにできる事と、できない事があると思います。長期・中期・短期でスケジュールを組むとより良いでしょう。

例えば、やりたいコト1つを付箋紙1枚に書き、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後など期間を区切った表の様なものにペタペタ貼って行くのも良いでしょう。優先順位別に付箋紙の色を変えたりしても良いかもしれません。

ここで注意したいのが、人によっては短期で計画した方がいい場合があるということです。特に小さなお子様のお部屋、お片付けがとても苦手な方は短期集中がおススメです。

ゴール設定をしてみる

では、下記のような状況があったとして、冷蔵庫整理のゴールを設定してみます。

【状況】
家族は夫婦2人・小学生2人。季節は7月、来週月曜から子供が夏休みに入るので、お昼ごはんを冷蔵庫に置くスペースが必要になった。買い物は週に1度、火曜日に奥様がする。冷蔵庫は棚が3段・引き出し1段(野菜室)・ドアポケットが3段。野菜や生鮮品は1週間できれいに無くなり、破棄することは無いがその他のものがたまりがち。野菜生鮮品以外は、主に調味料・飲み物・お菓子が入っている。


・優先順位を決める→来週から夏休みが始まる。作り置きの常温保存、真夏は危険。このような状況から冷蔵庫に子供のお昼ごはんスペースをとる作業の優先順位は高くなります。
・数値化する→理想は3段のうち1段を空けること。賞味期限が切れる前に使い切ること。
・具体策を考える→賞味期限が切れているものを処分。缶の飲み物、例えばビール6本を2本に減らし、無くなったら補助するようにする。冷蔵庫に入れなくていいものは別の場所に保管。調味料は稼働率別でグループ分け。調味料に賞味期限を分かりやすく書いたシールを貼る。
・スケジュールを立てる→子供の夏休みが始まる前、今週の日曜までがタイムリミット。

これらをふまえ「今週の日曜に冷蔵庫の棚を一段あけ、賞味期限が切れたものがたまらないような配置にする」をゴールとして設定!となる訳です。

以上が「収納のゴールを決めるためにやるべきコト」でした。文章にすると難しく感じますが、収納上手な人は自然と頭の中でこれらのことを考えながら作業してるのではないでしょうか。


まとめ

タイトルで整理収納いきなり作業してはダメ!と書きましたが、手順1の「ゴールを決める」からやった方が早いだけで、作業からやってもいいと思います。ですが、リバウンドするようであれば、自然とこれらの事を考えざるを得なくなるからです。作業から入れば理想まで行くのは確実に遠回りになります。

いかがでしょう?2回にわたり、収納のゴール設定に必要なことを書きましたが、大切なことは自分と向き合う、家族とコミュニケーションをとる事、実際できる具体策を落とし込むこと。要は目に見えない部分、見える部分、両方が必要だということです。

使いにくくてイライラしたり、いつも探し物をしている方は目に見える部分(モノの適正量、配置など)に問題があるのは明らかです。

一方、傍から見るととてもキレイに整理収納されているのに満足していない方は、目に見えない部分(自分と向き合うコト、家族とのコミュニケーション)で腑に落ちていない何かがあるということ。こちらの場合、整理収納の術としては上手にできているわけですから何故満足できないのか気がつきにくいですよね。

私自身「収納のゴールを決めるためにやるべきコト」の考え方が、自分を見つめ直すきっかけになりました。そして以前ほど散らかしっぱなしの状況にイライラしなくなりましたし、家族が協力的になりました。

自身が変われば自然と家族の意識も変わって行くものなんだと整理収納を通して気が付いたのです。

家族の収納に悩んでらっしゃる方、今日のブログかきっかけで何かが変わり気持ちが楽になれば幸いです(^^)

最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m


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