語れば語るほど底が知れる_2021/12/15

突然だが、この日記を書くにあたって、ぼくがどれほどのリスクを背負っているかご存知だろうか。それが今日のテーマ『語れば語るほど底が知れる』である。例えば、尊敬する人物の思いがけない一面を覗き、幻滅したことはないだろうか。ぼくはある。

よくあるのは、TikTokで見かけた面白いクリエイターのTwitterを辿ってみると、そこにはつらつらと、TikTokの伸ばし方などを流暢に語っていたりするときだ。あるいは、例えばアイドルをしている子のInstagramを覗いたときに、ファンに見せるべきでない愚痴をストーリーに垂れ流しているのを見たときだ。人間なのだから、愚痴の一つも言いたくなるし、個人的な実績の自慢だってしたくなるのは当たり前だと思うかもしれない。だが、ぼくはそれも含めてある種のプロ意識のような観点で、言い方を選ばないのならば『その程度の人物か』と思ってしまう。それは過去の自分に思い当たる節があるからという、共感性羞恥の賜物なのかもしれないが。

語れば語るほど、底が知れる。

その人物の語った内容が、またその人物について知っている姿が、その人物の底になる。いくら素晴らしい音楽を作ろうとも、ふとこぼした言葉一つで失望されることがある。あるいは偉そうに創作について語り、けれど格上の作家から見たときにそれが幼稚極まりない内容であることもある。自らの考え、本音を語るというのは、それだけのリスクを伴う行為なのだ。そして、それがそのままそっくり、この日記のリスクにもなっている。


ここは、ぼくの底。

自分がこの程度の人間であるという、弱みだ。


※ここからの内容はぶっちゃけ過ぎているので口外は厳禁でお願いします。SNS等での発信もご遠慮ください。


「どんな男性が好みですか?」

との問いに「優しい人です」と答える女優は、その姿勢がプロとして正しい姿であると言う他ない。本音で自らの考えを1から10まで語れば底が知れる。それは発信者にとって、誰が見ているか聞いているかわからない場所では、リスクでしかない。

つまり正解は、語らない。

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