TikTokを辞めるまで、残り100日_2021/09/23
始めるのは一瞬で、終わらせるのも一瞬だ。
ぼくらはしばしば、「〇〇になりたい!」と言って始め、「〇〇なんてどうでもいい」と辞める。あるいは、何かに成ることばかりを目指す。けれど、何かに成ったその場所は、決して終わりではない。それより遥かに長く険しい、終わらない道のスタート地点に、ただ立っただけなのだ。その道の果てしなさに絶望し、多くの人々が折角手に入れたその道から外れていく。終わりはないけれど、終わらせることはできるから。ポルノグラフィティの詩が、じわりと脳裏に浮かんでくる。
昔から、何かを始めるのが得意だった。また、何かを終わらせるのも得意だった。人は時にそれを「行動力がある」と言った。自分でも、そう思っていた。けれど今になって思う。それは行動力があったのではなく、ただ、続ける気がなかっただけなのだと。その場に居続ける気が、なかったのだと。
自分に少しでも合わない場所ならば、ほとんど躊躇無くその場から消えられた。そうしてまた、新しい場所を探せばいいと思っていた。自分に合う場所が、この世界のどこかに必ずあるのだと。けれどTikTokを始めて、新たな居場所を獲得した今、自分は間違っていたのだと気がついた。自分にとって都合の良いだけの場所も、自分にとって居心地の良いだけの場所も、ない。自分に全てを合わせてくれる居場所なんて、存在しない。
居続けたいと思える場所が、あるだけだった。
※ここからの内容はぶっちゃけ過ぎているので口外は厳禁でお願いします。SNS等での発信もご遠慮ください。
TikTokを辞めるまで、残り100日となった。この節目に一つ、具体的には語ってこなかった「何故TikTokを辞めるのか」ということに関して、今日は触れていきたいと思う。終わりに向かう自分自身との整理の時間だ。少し、退屈な内容になるかもしれない。
ここから先は

東真直の本音しかない日記
〔イラスト_専属絵師ささち〕 本音なんて聞きたくない方は読まないでください。 ぼくの本音を聞く覚悟がある方だけ、ご購読頂けると幸いです。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?