イカれているのは探偵の方_2021/04/17
物語に出てくる探偵を、イカれていると思ったことはないだろうか。
毎週の様に事件に遭遇し、周囲で人が死ぬ。まるで呪われているかのように。そしてそれらを解決し、偉そうなことを言って物語は終わる。巻き込まれて、仕方なくそれを解決しただけ。ただそれを解決する能力が、本人にあったから。イカれているのは、毎度訪れる事件や犯罪者の方。
本当に、そうだろうか?
警察であれば、仕事だから。そこに関わるのは、また関わるしかないのは理解できる。けれど探偵(特に個人)は、望んでそのような立ち位置になったはずだ。巻き込まれているようで、それぞれの事件に自ら首を突っ込んでいる。集まってしまっているようで、事件を集めている。そこにカケラも、事件を楽しむ気持ちが無いと、言い切れるのだろうか。
犯罪のセンスが、犯行に傾いたか解決に傾いたか。
犯人との違いは、ただそれだけではないのか。
勇者と魔王と違いは、世界を変えるその意思が、救いか破壊かどちらのベクトルに傾いたというだけの話であって、本質的には同じなのではないのか。そう、破壊か救いか。結局のところこの大枠のどちらに針がふれたかどうかだけの違い。寧ろ、社会的に正しい立ち位置を取っている探偵や勇者の方が、善人面ができる分だけ卑怯で、イカれているのではないだろうか。自分の異常性に、気が付きにくい分だけ。
そんなことを考えたのは、今のぼくがまさにその。
イカれた探偵なのではないかと、思ったからだった。
ここからは物語ではない、現実の話だ。
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どうしたものか。
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東真直の本音しかない日記
〔イラスト_専属絵師ささち〕 本音なんて聞きたくない方は読まないでください。 ぼくの本音を聞く覚悟がある方だけ、ご購読頂けると幸いです。
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