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読書感想文_2021/09/15

今日の日記は、今日買って今日読み終わった、田中泰延さん著書『会って、話すこと。』の読書感想文である。TikTokでの文章投稿という異質なスタイルでの活動のきっかけとなった『読みたいことを、書けばいい。』を読んでから、約一年半ぶりに衝撃を受けた本だった。

さて何から書こうか、どんなに素晴らしい内容であったかを書き残そうか、などと思案してみたものの、思案したところで、ぼくは衝撃の事実に直面してしまった。

本書の内容を思い出せば思い出すほど、
意味不明なギャグしか頭に浮かばないのである。

少ないながらもこの日記を読む誰かに、如何に『会って、話すこと。』の素晴らしさを伝えたいと考え書き始めた読書感想文だったが、書き出しから既に顔面から転けてしまったようだった。しかしそれは、ぼくのせいではないのである。決してぼくの語彙力とか、あるいは文章力とか、読解力の問題であるとか、そういう話ではないのだ。

二人のおじさんがずっとギャグを言っていた。
本当にただ、それだけの本であったのだから。

会話を通して何か金になるであるとか、何か地位や名誉や土地や女が手に入るような、そんな素晴らしい本かと思って手に取ったのに、これでは金の無駄である。その金があったのならば、日頃行くラーメン屋で卵のトッピングをして、更に餃子までつけることができる。丸々一食分の贅沢を、ぼくは失っただけだったのではないだろうか。

そういえば、そのラーメン屋でぼくは毎回同じものしか注文しない。辛味噌のラーメンだ。これがなんとも美味い。美味いので、たまには別のラーメンを頼んでみようと醤油ラーメンを頼んでみたことがあった。これが、なんとも言えない。おかしいなと思い、今度は別の店で醤油ラーメンを食べてみた。なかなかに美味い。それは、いつものラーメン屋の醤油ラーメンが不味いということではなく、きっとぼくの舌には、『そのラーメン屋は辛味噌の刺激を得るために行っている』という固定観念からくるものなのだろうと思った。思い込みの力は味を変えてしまうらしい。いやはや恐ろしい。

思い込みの力といえば、プラシーボ効果などは有名である。ざっくり説明っぽいことをすると、本来それには効能は無いのに、あると言われると実際にそのような効果、あるいは症状が出てしまう、というものだ。何かたいそうな薬を打ったと言われると、本当に元気になってしまう。お母さんにお腹を撫でられると、腹痛が治った気がしてしまう。そんな話だ。後者には確か、学術的な根拠があったような気がする。学術的な根拠、確かエビフライとか言ったか。知らんけど。

エビフライと言えば、、、。と、ここまで書いてぼくはパソコンを叩く手を止めた。確かぼくは、読書感想文を書いていたのではなかったか。確か今日読んだ本、そうそうタイトルは確か、『zoom会議では下半身を露出しろ』だったか。きっと、そんなタイトルだった。ぼくの記憶力はTikTok随一と謳われるので、きっと間違ってはいないはずだ。もし間違っているとするならば、それはこれを読んだ貴方の海馬の位置がズレている。早く病院に行った方がいい。

さて。こんなところで充分だろう。これをもって、ぼくの学生以来の読書感想文を締めさせて頂く。ちょっと読み返してみたら、あまりに真面目なことばかりを書き過ぎて辟易してしまうが、普段から適当なことしか言っていないぼくなので、たまにはこんな真面目な文章も許されるだろう。あまり長引かせると、「そろそろうるせえ」との声が聞こえてきそうなので、本当に怒られる前に切り上げようと思う。


田中泰延さん、そして共同著者であり編集者の今野良介さん。この度は素晴らしい本を作ってくださり、ありがとうございました。そうたいそうな者ではございませんが、物書きの端くれの若造の社会のスネをかじる小説家もどきとして、改めて御礼申し上げます。


そして見事、SNSでの簡易的で甘美な関係、そしてそこに甘え切っていた自分を否定してくださったこと。勝手にありがとうございます。読みたいように書き、そして会って話します。シンプルなのが、ぼくは好きです。


二冊の素敵な本と出会えたことに、ただただ感謝を。


東真直(動画で物語を書く人)


※ここからの内容はぶっちゃけ過ぎているので口外は厳禁でお願いします。SNS等での発信もご遠慮ください。


ここからは普段の日記らしく、ギャクセンスのカケラもない、つまらなくマトモなことを、ダラダラと書いていこうと思う。


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