組織と東洋医学の考え方が同じだなと気づいたが、そういえば同じようなことを、遺伝子の研究者もいっていた/日々の写真/#12
東豪です。いつもよりも3割増しの神経疲れをみせるコロナ環境ですが、彼らが(彼女かも知れないが)積極的に組織について教えてくれる。
組織の弱さ(ボトルネック)は、このような有事の際には露骨になり、我々はそれを目の当たりにしている。
露骨になった弱点の原因は、外からくるコロナにあると思いたいのが人の心であるが、実は、元々内面に抱えていた問題点や課題点が浮き彫りになっただけである。
身体と組織
東洋医学では、コロナのような風邪(感冒症状)は、元より、身体が弱っている状態(東洋医学では、虚(きょ)と表現し、体質の虚などと表現する)がある上で、初めて外からくる負荷(東洋医学では、外邪(がいじゃ)とか六淫の邪(りくいんのじゃ)と表現する)が影響してくると示している。
さらには、日常生活の不摂生で疲れを残していたり、負担を強いているところに、影響が出てくる。
これは、身体のみならず組織も同じ道理があると思う。ジーンクエスト代表の高橋祥子さんは、『未来の古典 経営のヒントは「生物の生存戦略」にある』 の中で、経営の原理原則を、複数の変化の時間軸をもつ生物の遺伝子に擬(なぞら)えて、身体と経営(組織)の相関性を述べていた。
共通する道理は、意外と身近にある。
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