【振り返り】2024年1月
こんにちは。東です。
本年もよろしくお願い申し上げます。
まずは、この度の石川県能登地方を震源とする、令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますと共に、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
さて、2024年1月の振り返りを行っていきます!
【臨床】鍼療再開
年末年始は北海道に帰省して、久方ぶりに旧友らと会いました。
農家の友人らはみな代が変わって立派な経営者になっていましたね。
これからの農家について熱く語らっておりました。
自分の仕事と地域の役割。
それらに対する責任感が印象的でした。
・
・
臨月の患者
当院と言えば、臨月の妊婦さんが出産の2日前まで鍼灸を受けにいらして下さりました。
お腹が張って、一度は切迫早産の疑いで自宅安静といわれていた妊婦さんでしたが、無事に臨月を迎えられました。
お腹もすっかり柔らかくなって、この記事を書いている2月初頭には無事に出産されたとご連絡を頂きました。
当院としては、とても嬉しく思います。
こちらの患者さんは、妊娠3ヶ月のつわりの時期から診ていた患者さんでしたので、母子ともに無事に出産されたとの報は、とても感慨深く思いました。
妊娠中とマイナートラブル
妊娠中のからだは、胎児の成長とともに刻々と変化していく体形は、股関節痛・頭痛・便秘など、様々なマイナートラブルがつきものです。
人体がトランスフォームしていく様です。
妊婦さんは薬が使えないので、マイナートラブルがあると鍼灸で対応してきました。
産前産後、妊娠中、妊活。
これらに鍼灸が有効であることが広まるといいなと思っております。
【教育】漢法いろは塾
八脈交会穴
今回は、鍼灸業界では必ず触れられて、どんな鍼灸師にも擦りに擦られているテーマである『八脈交会穴(はちみゃくこうえけつ)』です。
昨年の講義の続きで、金元時代の鍼灸の名人である竇漢卿(とうかんきょう)の鍼法について触れました。
▼2023年の5月
とてもメジャーな鍼法で、鍼灸師では知らない人はいない治療方法です。
誰もが知っているメジャーどころには触れない講義を続けておりましたが、いろは塾の講師5年目にして触れることになりました。
小難しい専門的な内容は割愛しますが、いろは塾の講師陣からは「へー、知らなかった」「面白い考察ですね」と、手応えあり。
何度も擦られてきた内容でも、角度を変えてみる、これまでの考えを総括してみる、新たな解釈を加えてみることで、特徴が浮かび上がることがありますね。
【教育】東塾
歯・顎の治療
今月は2回、東塾をやりました。
19日の内容は「歯・顎の治療」です。
歯と顎から顔やからだへ波及
歯のトラブルから顎の左右差が生じます。
そうすると、副鼻腔炎などの鼻の症状、眼の奥の痛みや目やになどの眼の症状、耳鳴りや耳痛などの耳の症状、頭重や片頭痛など頭部の症状といった顔面部の症状に派生することがあります。
それに収まらず、五十肩などの肩の痛み、腰痛、股関節痛、膝痛など全身に影響を与え、からだの症状へ派生することが、意外や意外。結構あります。
歯列矯正の影響
昨今のコロナ禍においてマスク着用の習慣から、口元が見えないこの時期に歯列矯正を試みる方も多くいらっしゃいました。
そうすると、歯を動かすことで歯茎へ負荷がかかり、歯茎ストレスから、顔面部の諸症状やからだの諸症状へと波及していきます。
このような場合、ストレスがかかっている歯茎に関連する経絡を調えることで、ようやく顔面部の症状やからだの症状が治まっていきます。
噛み締めの影響
嚙み締めも歯と顎、そして歯茎にストレスを与えます。
東塾には、現役の歯科医師で鍼灸師の先生も参加されております。
そもそも噛み締めがあることで、歯を治療しても痛みが取れない方が非常に多いのだそうです。
そのような場合、鍼灸で噛み締めに関わる蔵府(特に、肝の蔵)を調整することが重要です。
【交流】東京置戸会
私の出身地である北海道常呂郡置戸町の方々が集まる東京置戸会へ参加してきました。
今年は節目の40周年目にして20回目。
初参加は私を含めて6名。
運営を合わせて60名の参加。
かつては200名近く参加されたそうですが、さすがに少子化の影響もあり徐々に少なくなっているそうです。
仕事の関係もあって、前半の2時間だけ参加してきました。
(この後さらに2時間、そして2次回があったそうです…)
私が初めて東京へ来た時にお世話になった、元刑事の親戚の叔父様にも会えました。
2年前に天皇に表彰されたといって、バッジの写真を見せてくれましたね。
次回は2年後。
また参加してみよう。
(運営に回されそう…)
ではまた。