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受け取る器


友人が仕事でとても大きなチャンスをつかみ、着々と準備をしていた。

そんな大きなお仕事の依頼がアチラからくるなんて…
そんな「話し」だけを聞いたら
単純に羨ましくて、嫉妬心さえ湧いてきそうになるが
でも、
今は、分かる。

チャンスというのは、嬉しいものだが、
その内容が大きければ大きいほど恐怖が伴う。

「自分にできるのだろうか…」

場合によっては物理的な痛みを伴う。

怖い。


彼女も個人事業主なので、そのチャンスを受けるにあたって、
現金や人材や時間、労力などといった
現実的なリスクがちゃんと伴っている。

そして、100%、ある一定の結果が求められている。

もし、失敗すれば
すでにある店舗を手放さなければならない状況になるかもしれない。
という状況が、容易に想像できた。

そんな自分の中の恐怖を隠すことなく受け止め
それでも

「有り難い話だから」

「やってみたいから。」

そう、ただ黙々と準備をしている彼女を見て
胸がパンパンになった。


「何かできる事があったら言ってね。」

そんな言葉が安易に出そうになったが飲み込んだ。


その言葉を飲み込んだのは、彼女への敬意。

私にできる事は、“今は”何もない。

ハグしてハグしてハグして、
二人でなんだかジワジワ泣いた(笑)

彼女を応援したいなら、必ず私でも役に立つその時はくるから
その時にできる事を精いっぱいしよう。

そして、そんな友人に頼られるような自分で在ろう。
そう気持ちがキュっとした。


チャンスはうらやましい。

でもそれ以上に、
そのチャンスを受け取れる器(思い/勇気)に感動する。

そんな器を自分の中に作るには、
日々の仕事への取組みだけだから。当たり前のその仕事の中だけだから。

さぁ、12月も頑張ろう♪そう思うのであります。


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