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星街すいせいNEWアルバム『新星目録』個人的感想 『ムーンライト』編

 このアルバムの1曲目『先駆者』から『革命』をテーマにしたような激しい曲や賑やかな曲が続いていましたが、この曲『ムーンライト』でちょっと一休みといった雰囲気になります。

 この曲の作詞作曲は「なとり」さんです。

 

 リリースとしては、『ビビデバ』と『AWAKE』の間で、『ビビデバ』の延長線上にあるような曲と思いました。撮影を逃げ出して一人、夜の街を散歩しているような感じ?


 『ビビデバ』や『AWAKE』とはうってかわって、アニメーション中心のMVになっています。デフォルメされたすいちゃんが、夜の街をひょいひょいっと飛び跳ねております。(かわいい)

 歌詞を読んでいくと、すいちゃんがひとりぼっちで月に語りかけている情景が目に浮かびます。そして、明るい方にいる人たちに君らも「こっちであそぼうよ」と呼びかけているような気がします。
 
 これ、明るい方「サニーサイド」にいる人たちでなかなか踏み出せない人たちに対して「こっちに来てみろよ」と呼びかけているんでしょう。そして「ムーンライト」がすいちゃんの目標なのかな?「届きそうで届かない」

 歌詞の中で「似たものどうしなんだよね案外 分かり合えないことも安牌」という部分も、すいちゃんの雑誌インタビューにあった「ほら、食え!」とVチューバーへの理解を広めようという気持ちなのかな、とも思います。他の曲もそうですが、作詞作曲の方たちはほんと、すいちゃんの解像度が高いですねえ。

 最初、すいちゃんの激しい曲調ばかり好んで聴いていたので、この曲を聴いた時は戸惑いました。実のところ、すいちゃんの尖った部分が大好きなので、このような曲調は正直、とっつきにくかったです。しかし、すいちゃんのエピソードを知るにつれて、この曲の良さがだんだんわかってきました。今では、よく口ずさむようになっています。

 すいちゃん、本当にいろんな曲調を歌えるのですごいですねえ。


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