ピカソ 青の時代を超えて展備忘メモ
*本当は8/12にジャン・プルーヴェ展も見に行っていて、そして結構良い内容だったなと個人的には思っているのですが、ちょっと機を逸してしまったのでスキップします。(いつも機を逸しているじゃないかとは自分でも思ってますが、自己満備忘なので…)
ピカソ展が見たくて、というよりは、ポーラ美術館に来たくて来ました。
きっかけは、SZ10THを去年のGWに見たときに、ケリス・ウィン・エヴァンスみたいな照明を使っていて。ロンドンのテート・ブリテンで一度見たことがあったのですが、日本に常設であるのがポーラ美術館と知り、いつかまた見たいなと思っていたのです。
そして、職場のアート好きな方と先月ランチしたときに、ポーラ美術館行くなら裏のお庭が気持ちいいから暖かいうちに行きなとおすすめ頂いたので、直近の開いている週末で来ることにしました。
さて、初期の青の時代(と言うとKinKi Kidsの替え歌が頭を過るのでやめてほしいのですがw)を含め、ピカソが生涯、所謂ピカソ!な作風でなかったことはよく知られている話だと思うのですが、こうして並べて一挙に見るというのは非常に面白い体験でした。
最新のカメラ技術で当時のピカソが絵の具の乾かぬうちに新聞紙を重ねてしまって文字転写している部分があったこと(※修復済)、晩年の作品で絵の具を重ねた順番、何度も重ねて描き直していること、また、天才画家と呼ばれるピカソも戦争を含む時節の中での絵画の流行りを敏感に感じ取って自身の作品に反映させていることなど、非常によくわかる展示で楽しかったです。
初期のブルーと少しの赤色の花が映える作品も素敵でしたが、下画像のようなシンプルなほとんどスケッチのような作品が私は好きでした。なんだか魅力的じゃないですか?
お昼は併設のレストランで食べ(ピカソ展コラボのランチコースを選んだのですが、まずかないが流石に量が少なすぎると思うのでリピートはしないな…)、帰りのバスの時間を確認してから遊歩道へ。
↑とか、ゆったりとした地形と豊かな緑に、リスボンのグルベンキアン美術館を思い出して半泣きになりました。
(思わず美術館の方にどなたの設計ですかと聞いたのですが、特に…地元の工務店の方と地形を活かしながら作ったそうですとの回答でした)
日が当たるベンチは気持ちよくて、読書が捗りました。
帰り渋滞するかなーと思って14時頃には出てしまいましたが、また春先にでもリスボンが恋しくなったら是非来たいなと思います。
ピカソ 青の時代を超えて
会期は来年の1月15日まで。
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