二月大歌舞伎第三部備忘メモ
中学2年の校外学習で爆睡かまして以来初めて歌舞伎の公演を見て参りました。
きっかけは本当に本当に本当〜にしょうもなくて、最愛のグループの演出担当(松本潤)が出没したと聞いたからです。
今までだって出没情報は当然出ていたのですが(中村屋のドキュメンタリーで、楽屋にいるところが映ったり(正確には、姿は膝しか映っていないが声が入っていたり)、松本潤と中村屋は非常に関係が深い)、昨年頃から「推しの見たものは見る」キャンペーンを勝手に実施していたこともあり、それから、2021年という年は、最愛のそのグループがいなくなったタイミングでもあり、凄く良い機会なんじゃないかと思ったのです。
さて、個人的には寝ないだけでも随分進歩だと思おうと足を運んだのですが(意識が低くてすいません)、ちゃんと楽しめました!
こちらを読んで、イヤホンガイドも筋書きもばっちり準備したからだなと思います(元マイクロソフト取締役社長による本気の沼落ちブログです、面白いです)。
奥州安達原 袖萩祭文ですが、お話も結構面白くて、場面転換も華やかでよかったです。貞任の公家衣装から武家衣装への早替えが見事でした。(あと、イヤホンガイドの櫻井真帆さんの声が良かった。)
そして何より、長三郎くんのなんと立派なこと。繰り返しますが実質初歌舞伎ですので正解がわかりませんが、泣きの演技はこれからかなと思いましたけれども、所作が凄く丁寧で気付けば防振で見入ってしまいました(家にある双眼鏡がJ用に購入した防振しかなく、初心者の癖にガチ勢みたいな出で立ちに……)。
特に、袖萩が三味線の演奏でバチを落とし、それをお君が拾い上げ、そっと袖萩の手の中に渡してあげる場面の視線が大変よかった。
連獅子については、勿論勘太郎くんと勘九郎さんの毛振りは見事でしたが、限られたセットと太鼓の音で情景を表現しているのが素晴らしいなと、とても印象に残りました。
イヤホンガイドに従って耳を澄ませると、確かに露が水に落ちる情景が、一面の紅白の牡丹が見えるようで、(知ったようなこと言って恐縮ですが)和食と同じで、歌舞伎も引き算の芸術なのかなーなんて、思ったりもしました。
総括すると、長三郎くんに見た「継承」の尊さ、華やかな衣装の模様、音楽と最小限のセットによる情景表現に少し興味を惹かれています。
来月からもボチボチ観ようと思いますので、オススメや見どころ等はTwitterのマシュマロやコメントで是非宜しくお願いします(笑)
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