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エレクトロン、カペラ社製レーダー衛星2基を打ち上げ(spacenews翻訳3/16)

エレクトロン打ち上げ

ワシントン - ロケット・ラボは3月16日、バージニア州から2基目のエレクトロン・ロケットを打ち上げ、カペラ・スペースのレーダー画像衛星2基を軌道に乗せました。

エレクトロンは、バージニア州ワロップス島の中大西洋地域宇宙港にある同社の発射場Launch Complex 2から、東部時間午後6時38分に打ち上げられました。悪天候のため、当初予定されていた3月11日からの打ち上げが延期されています。


3月16日、バージニア州ウォロップス島から、カペラ・スペースの衛星2基を搭載したエレクトロンロケットが離陸しました。

エレクトロンは、ロケットラボによる「Stronger Together」というミッションで、カペラ・スペース社が製造・運用する2つの合成開口レーダー(SAR)画像衛星を搭載していました。キックステージは、100キログラムの衛星を傾斜角44度の600キロの円軌道に送り込み、打ち上げから約58分後に展開させています。

この打ち上げは、ロケットラボにとって今年2回目のもので、1月24日に電波監視衛星「HawkEye 360」3基を打ち上げたのに続くものでした。この打ち上げは、バージニア州の発射場から同社が初めて行ったものです

ロケットラボは、バージニア州とニュージーランドの発射場の両方から、2022年の9回から、今年最大15回のエレクトロンの打ち上げを実施する予定です。3月15日に開催されたSatellite 2023のパネルで、ロケット・ラボの宇宙システム部門の事業開発・戦略担当ディレクターであるリチャード・フレンチ氏は、「我々は、エレクトロンで本領を発揮しようと努力している」と述べました。

2月28日にカペラ・スペース社と締結した新しいマルチローンチ契約を例に挙げ、同社はエレクトロンに対して強力なマニフェストを持っていると彼は語ります。
ロケットラボは、カペラ社の新しいSAR宇宙船アカディアシリーズの衛星を1機ずつ搭載したエレクトロンを「連続して」4機打ち上げると発表しています。この契約は、Stronger Togetherミッションの契約とは別に、2023年の後半に打ち上げを開始することになっています。

ロケットラボは、2024年にデビューする予定の大型ロケット「ニュートロン」に取り組んでいるが、フレンチは、ニュートロンがエレクトロンに取って代わる計画はないと述べました。
「エレクトロンはどこにも行かない」と彼は言います。
「エレクトロンは非常に重要な能力だと考えています。私たちは、需要が高まっている強力なマニフェストを持っています」

次のエレクトロンの打ち上げは、3月後半にニュージーランドから行われる予定です。
その打ち上げは、ロケット・ラボによって「The Beat Goes On」と呼ばれ、スペースフライトを通じて手配されたマルチ打ち上げ契約により、ブラック・スカイのために2つの光学画像衛星を搭載する予定です。

#カペラ・スペース

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