十三機兵防衛圏オーケストラコンサート行ってきた
2022年は何かとイベントの申込みをしました。イベントには不慣れなのですが運良く十三機兵のコンサートに当選しました。ちなみになんか昼と夜両方当選してたんですが、まぁ昼に行って晩ごはん食べて幸せな一日にしようということで昼にして夜は他の誰かのために開放しました。
ちなみに場所は2Fの前の方。多分音の圧は少しこないと思うんですが全体がいい感じに見えていい場所だったと思います。
実家にいた頃、妹が吹奏楽部に所属していたりピアノをしていたりということでちょくちょくピアノと学生のオーケストラの発表会に行ったことがあるものの、上京して以降そういうイベントには一切参加していないのでかなりわくわくしていました。
気になることといえば今回のコンサートは一応メインは十三機兵ですが実質ヴァニラウェア御用達の音のプロ、ベイシスケイプのコンサートでオーディンスフィアの曲なども入っています。
というかオーディンスフィアやドラゴンズクラウンはファンタジーなのでオーケストラが合う(というかそのもの)なので特に問題はないのですが、メインの十三機兵はこれまでと違ったシンセ系の音楽と自称していたくらいジャンルが異なります。一体どうなるのか……?想像がまったくつかない中あんまり曲は把握せずに当日を楽しむことにしました。
当日の把握度合いは以下です。
オーディンスフィアやドラゴンズクラウンはメインテーマありそう。
十三機兵はタイトルが難しすぎてぱっとはわからないけど歌があるので渚のバカンスは入るだろうな。
第一部:オーディンスフィア
ODIN SPHERE's Theme
テキストアーカイブ
恐怖と勇気
巻き返せ
もうね、目的の何割かはこれですよ。初手からあのPVで流れるテーマ曲を生ボーカルですよ。
PS2を持ってなかった学生の頃、何度もPVを見て、ずっとやりたいと思っていたオーディンスフィアをすぐに思い出すこのテーマ曲は本当に最高ですね。そういえばこういう会場で生の歌を聞いたのはこれが初めてですがすごいですね。ゲーム音楽に入ってるボイス好きなんですがちゃんと人が出してるんだなぁとか感動しました。
そんなテーマに浸っているとあの森を思い出すテキストアーカイブ……なんか蜂とか熊とか思い出す……めっちゃしばいたよね……
そして戦闘曲のフェーズへ。数々のしばいた敵たちのことを次々と思い出します。特に思い出されるのは巻き返せの時に激しい攻撃をかいくぐりながら到達したラスボスの一人のあのでかいあれ(ネタバレ回避のためにぼかすと上に乗ったりして倒す必要がある足のたくさんついたやつ)をすごく思い出します。あいつが最後あんなことになるなんて……!!(思い出ががっつりネタバレなので詳しくかけないがもうあれがあふれまくってる。あれのように。)
はー、やっぱオーディンスフィアの生オーケストラいい。本当にいい。
第二部:ドラゴンズクラウン
ドラゴンズクラウン
街道
ワールドマップ
熾烈なる戦い
勝利
メインテーマから街道……この流れで思い出すあの冒険の数々……ウィザードで油に火をつけて燃やしまくったあの日々を思い出しますね……料理もすごく楽しかったんだよなぁ。作った料理を奪い合ったりとか……。
そして最後の勝利。冒険から帰還し一息ついて少し休む。
やはりゲーム音楽にはプレイした思い出が色濃く残ってますね。一通りの冒険を追体験するようなそんな気持ちになります。
第三部:十三機兵防衛圏
さてここからが今回のコンサートのメインです。
KAIJU
In the Doldrums
Halcyon Days
Mornin', Sunshine!
Good Times
(VALINE)-
Seaside Vacation
思い出しますね。最近の女子高生はロボットにだって乗っちゃうんだから……開始即名シーンすぎる……あの機兵の召喚シーンが目に浮かぶようです。
そこから物語をなぞるように日常のBGMが続いていきます。聞き直してみるとこの辺はそもそもオーケストラが合いそうな曲たちですね。
そんな機兵から始まり、そこに至る日常を過ごす彼らに襲いかかる敵の流れから響く歌声。渚のバカンスです。ここでも生歌です。コーラスに他の4名の方々も追加され本当に素晴らしい歌でした。上にも書きましたがオーケストラ形式でボーカルが入っているのには参加したことがないため個人的には新鮮な感覚でした。
ここで休憩です。電源を切ったスマートフォンを速攻で起動しインターネットで息継ぎです。今まで息止めてたからな
ここからは休憩を挟んで後半戦です。ここまではオーケストラ合うに決まってるじゃんな構成でした。挑戦はここからと言っても良いでしょう。
ちなみにMCでちらっと語られていましたが、シンセはかっこいい音を作ってそれに合わせる一方、今回は(初めの方は)オーケストラで作ったとのことで、音符ができた状態でシンセにしたから音作りがめっちゃ大変だったとのことです。個人的に作曲スキルは底辺なのでその辺の感覚はわからないのですが相性悪いだろうなとは思っていました。でもまさかオーケストラの方から作るとかやってたとは……。
そんなこんなでドキドキの後半戦、十三機兵防衛圏第二章です。
STAGNATION
Heated Debate
Bright Days Ahead
Staring Into the Void
Living in the Moment
Go Sentinels, Go!
-(TRYPTOPHAN)-
-[RIBOSE]-
もう不穏なんですよ最初の雰囲気が。あんまりオーケストラで感じない不穏さが謎が次々出てくるシナリオの中盤を感じさせます。
次々と切り替わる場面、そして現れる怪獣。各々の真実にたどり着き至る最終決戦に向けて雰囲気が盛り上がってまいりました。
MCを少し挟んでラストバトルです。
To the Final Battle
-[DEOXYRIBOSE]-
-{EDGE OF THE FUTURE}
The Ones Who Were Plugged In
Inherit Humanity
The Only Neat Life to Live
まずはどれかのPVで披露された曲ですね。今までの作風の雰囲気からの逸脱に戸惑いつつもワクワクしたあの感覚を思い出します。
そして決戦です。メインテーマがチラチラと入ってくる中我々の頭の中は防衛でいっぱいです。天の光はすべて敵のあの状況……絶望的で敵がわらわら出てきて、それでも耐えきれば勝てる所まで来ている。あの状況が普段とは異なるものの伝わってきます。一番感じたのは音の迫力でしょうか?何度か聞いた曲だと確かに音圧を感じるような一瞬みたいなものを最後や盛り上げ時に持ってくる曲は聞いたことがあります。でもなんか途中もう最大音量でぶつけます!!!おら!!怪獣感じてっか!!!!って感じの強い音が伝わってきてビビりました。しかも結構長時間最大音量行きます!!!みたいな感じでどんしゃんやってる(のにはっきりと一つ一つの楽器の音もフレーズも聞こえてくる)みたいな状況になってました。すごい。これが十三機兵をオーケストラにするってことなのか……!
またコーラスパートも何度も入ってきていて、こちらでは後から入ってきた4名の方がメインで聞こえるタイミングだったのですが、あ!ゲームでよくある歌声とかだ!!すごい!本当にあれ人が歌ってたんだ!!!って感動しました。三回目ですね。
そしてね……くるんですよ……Brat Overflow……あのPV初お披露目でドゥーン、ピャっ!って最初にくるあれがあると思うんですが、なんかよくわからない楽器からこの音が奏でられた瞬間来たっ!!ってなりました。ボーカルの方々もあの歌詞が全くわからないあの歌を歌ってます!生の歌声だ!すげぇ!ゲームのあれだ!!!本当にああいうのって人が歌ってたんだ!!!なんかよくわからんけど神秘的だ!!って感じです。
もう本当にこの曲好きでめちゃくちゃリピートしたりするんですよね。本当にこれが聞けてよかった!!!っとなりました。
感想
インターネットで息継ぎした瞬間これですよ。次の公演もあるのでさくさくと出ていったわけですが、本当に言葉がこれ以上出なかったですね。個人的にゲームで聞きたかった曲は聞けたなー。って感じでした。後歌いいですね。ゲームのあの謎の歌声よくあると思うんですが好きなんですよ。それを生で聞けて本当に良かったです。
印象に残ったのはやはり終盤。コンサートの前半はオーケストラって感じでしたが、後半はちょっと知ってるオーケストラの雰囲気じゃないな?という不思議な感覚と怪獣を表現したかのような音の攻撃にかなり圧倒され、そしてメインテーマで締める……最高ですね……。
最初の方に書きましたがやはりオーディンスフィアとかはまぁいいのわかってる。オーケストラだもん。って感じですが、未知数な十三機兵部分がどうなるか本当にわからない状況でした。雰囲気がだいぶ違うしオーケストラいけるんだろうか?など思ってましたがすごかったです。今まで感じたことのないオーケストラの力強さの部分を強く体験したかなと思います。
そんなわけでめっちゃいい体験でした。久々のコンサートということもあり懐かしい気分と新しい感覚を味わえて大満足です。
おまけ
ねぇ、これ体育のカバンに入ると思う?
後焼きそばパン