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聞き上手《フランスと日本》
「聞き上手」のスペシャリスト。その方々からはは、貴方の話しを是非聞きたいという姿が感じられます。
クラブのママや、ご接待の場に立ち合わせていただいた経験や、身近な方々から学ばせていただいたポイントをまとめ、又フランスや海外においての聞き上手との共通点と違いをnote.します。
日本
・先ず聞いて、適切な相槌で更に引き出す。
日本では、空気を読む、意図を汲むなど、見えないものを察する事が慣わしで、気の利いた会話が出来るというのはとても鍛錬が必要な高技術なのだと思います。
聞き上手な方々は、逆に空気作りに非常に長けています。「最近どう?」は欧米の挨拶でもある様に、世界共通の話出しですね。日本では例えば「最近暑い日が続いているけど、元気で過ごしていましたか?」と、お相手が何か答えやすい言葉から。「そう。」「それでどうしたの?」と繋げるのは普通。
ひと味違うのは一通り聞いてから、自分はそんな事なかったけど、こう思ってたけど、どう思います?貴方は?と会話を深め、少しだけ自分の感じた事も挟みます。すると、相手はまるで仲間内で話している様な親近感を持ち、自然体で話が出来ます。個人差はあれど少なからず、全く知らない他人とはどう会話していいのか分からないという経験をした事がない方は稀だと思います。
ー私の祖父母は大変な聞き上手でした。私は幼少から前向きで、自分で解決する知恵を学び身に付ける事に貪欲であり、泣き言の言い方が分からないまま育って来たのですが、祖父母の前では何故か涙が溢れて、自分が頑張り過ぎていたことに気付くのでした。成人しても祖父母は私をよく知っていた様で、おやつを一緒に食べようと部屋へ呼び私を引き出してくれる能力の種類は…愛情。ただ私を見守る想いの深さだと気付きました。ー
真の聞き上手には、人徳を得る為に学んだ人より、日本人が表す事の少ない感情を客観視出来、かつ、コミュニケーションや関わりを重んじ、人から学び活かせる人たちの様な気がします。
本日は日本の趣深さに注目しました。
お目通し有り難うございました。
フランス編は10年関わった文化面からならではの聞き上手をお届けしたいとおもいます。
Az
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