24 コロナで学んだ、人間は偉大な自然の中にちょこんといるちっぽけな存在だということ

ついに今週から本格的に町中ロックダウンです。
スーパーと病院、ガソリンスタンド以外は空いていません。

昨日あった日常がバスっとなくなるというのを、幸運なことに今まであまり経験したことがありませんでした。

昔、台風で停電になって電気が3日ほど使えなくなり、子供ながらに、今ある日常はずっと続くわけではないんだと感じたのを覚えています。ただ、その経験からもう数十年も経ったので、そんなことはすっかり忘れていました。

食材が足りなければすぐに買い出しに行けるし、調子が悪くなったら医者にも行けるし、そんな便利な社会にどっぷり浸かっていたのだなと、今回のパンデミックで反省しました。

今Kindle 読み放題の指定書になっている、普段は読まなさそうな本を読んでみて、ちょうど今のテーマと合う形の内容で面白かったので紹介します。

「文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る」(松原 隆彦著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NDQT6N2/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

昔から、結構勉強する派だったのですが、物理学だけはもうまったくお手上げでした。
松原さんみたいな人が物理学の先生だったら少しは印象も違ったかもしれないのですが、本当にお手上げだったので、学校で習ったことの一つも物理学に関しては覚えていません笑

そんな私でもわかりやすい本だったので、今のコロナ状況に最適なテーマで、おススメです。

まずは地球の話。
なぜ地球が傾いているのかというと、昔は地球の一部だった月の重力のおかげ。その傾きのおかげで、地軸が安定していて四季もある。

「地球のように大きな衛星(月)を持たない火星は軸が不安定で、長い年月の中で傾きが変わっている。もしも地球の軸も不安定であったら、気候も不安定になり、生物の進化は難しかっただろう。今ある地球の姿はこうした偶然の賜物なのだ。」
人類はどこからやってきたのかという今だに解明されていない件について、
「人類が誕生したとされる当時の地球というのは、ものすごく高温だった。表面が溶けるほどの過酷な環境だったことを考えると、地球が(人類の)起源ではないかもしれない」

まさに今人類が感じている、コロナの影響とマッチするのではないでしょうか。
イタリアも町中がロックダウンとなり、ベネチア運河にイルカや魚が戻ってきたといいます
http://karapaia.com/archives/52288983.html
たった2週間ほどのロックダウンなのに、自然の力は本当に偉大だなと感じます。

もし地球上の人類が1ヶ月でもロックダウンすれば、自然はどれくらい解消するのだろうとか、妄想が頭の中をめぐる。。

地球は偶然の賜物で、人類もどこからきたかはわからない。
便利すぎるこの世の中の状況に慣れすぎて、こんなことはすっかり忘れていました。
人類は自然にはまったく勝てない、ちっぽけな存在だったということを。


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