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初めての大腸の内視鏡検査を受けました(2)
少し間が空きましたが、検査の結果も含め無事終わりました。
今回、初めて血便と大腸の内視鏡検査を受け、改めて検査の大事さを理解しました。結果としてはポリープを二つ切除し生研では良性との判断がされましたが一つは放置することでガン化する可能性があったとのことで、良いタイミングだったと思います。費用に関しては加入していた生命保険の日帰り手術が適用となり、結果としては負担ゼロでした。術後の経過を含めて来年も受けることにしました。
■検査を受けるにあたり
前回、ぐりぐりとやられた後、内視鏡の予約をしたのち、内視鏡検査を受けるための説明が看護師からありました。
前回の記事はこちら https://note.com/azukinori/n/ndead122d1d12
検査を行うまでに色々とやることがありました。
○検査当日までの体温の記録
これはコロナの影響でしょうね。
○検査食
帰りに薬局で買うように言われました。
○夕食後の下剤
コップ一杯で希釈して夕食後に服用。
○検査当日の下剤2リットル
人生初の大量摂取。これが一番の不安だった。
○同意書、問診表の作成
こちらは家族の署名が必要ということで、今回は息子氏にお願いしました。
ここまでが、当日自宅で済ませておくことです。
○血圧の測定
こちらは病院の待合室にある血圧計で測定したデータを持参。
○飽和酸素量の測定
検査直前の説明の際に看護師による計測。(指に挟むやつですね)
○検査着に着替えてからの検査
以上のような流れになります。
■好きなものが食べられない
検査の前日は検査食だけだそうで、帰りに薬局で買いました。
今回、検査食なるものを初めて体験した。検査の前日は検査食だけ。
今回は下の検査食を買いました。(1500円なり)
キューピー :サンケンクリンMO
https://www.kewpie.co.jp/carefood/products/kensa/sankenclean_mo/
【朝食】白がゆ・梅かつおふりかけ・みそ汁
【昼食】カロリーバー・ゼリー・紅茶飲料
【間食】粉末オレンジ・クッキー・あめ湯
【夕食】ポタージュスープ
朝はバタバタして食べられませんでしたが、お昼はこんな感じです。
最近少食なので、これでも何とか夕方まで持ちました。
朝、食べられなかった分を夕食に回してからの下剤服用。すぐにお腹が緩くなるかと思いましたが何も起きずに朝を迎えました。
好きに食べられないという少しヒモジイ思いもしましたが、一日だけなので我慢です。
■下剤2リットルを体験
昨夜の検査食が最後の食事となり、検査終了までは何も食べられません。しかし、下剤服用開始までは水分(水かお茶)はOKなのでお腹を膨らませることはできます。
今回は腸洗浄のための下剤2リットルを初めて体験します。薬の写真を取り忘れましたが、ペットボトルを潰したようなポリ容器に水道水を2リットル投入して、粉末を溶かしたものを使いました。
昨年、妻も経験していますので感想を聞くと「結構きつい」ということでしたので覚悟を決めて服用開始。
2リットルもあるのでいっぺんには飲めませんので、コップ一杯を目安に少しずつ服用開始です。約一時間くらいが経過したところで、「出るかも」という感じがして、トイレへ。
想像していた痛みはありませんでした。下腹が痛くなってトイレに駆け込むようなイメージを想像していましたが、そんなこともなく普通に「トイレ行きたい」という感じでした。
下剤は大変というイメージを持っていましたがこれなら大丈夫かもという変な自信が出てきました。むしろ、2リットルを2時間かけて飲み続けることに苦痛を感じました。
こんな感じでトイレに行きながら下剤を服用というルーティーンを2時間ほどかけ、下剤を飲み干した後はひたすらトイレとリビングの往復をするという状態で検査時間を待ちます。
最後は水のようになれば、検査を受けられます。
■初!、大腸の内視鏡検査
トイレに行っても水のようなものしか出ませんので検査を受けることができます。
当日は車での来院はご遠慮ください(薬の影響で眩暈などがまれにあるそう)と言われてましたが、自宅から使える公共機関はなく、車か徒歩ということになります。徒歩というのは今の状態からするとリスキー過ぎるので車を使いました。(途中にトイレはない)
病院で受付を済ませ、血圧を測定し更衣室で着替えを済ませ検査を待ちます。何しろ初めて尽くしでいたから、緊張の連続。検査着に着替える際にパンツまで履き替えることに驚き。紙製でお尻の部分に穴の開いているものでした。
当日は私の前に一人後ろに数人が待機している状態でした。名前を呼ばれ検査室へ。
検査台に横になり、内視鏡のモニターをぼんやり眺めていると「それでは始めますね」という声が聞こえると同時にお尻にぶすっと。
後はされるがままの心境でひたすら耐えます。しかしモニターを見ることができますので、自分の腸の状態を自分で確認しながら検査が終わるのを待ちます。たまに下腹に痛みが出ますけど、まな板の鯉です。
■ポリープ発見
「割ときれいなんじゃないか」と自画自賛しながらモニターを眺めていると、カメラが止まりました。ポリープです。
先生:「5㎜くらいですね、取っちゃいますか?」
私:「お願いします」
更にそこから先で
先生:「またありますね。これも取ってしまいましょう」
私:「お願いします」
先生:「二つとも問題なさそうですけど、この先のことを考えると取った方が良いです」
ポリープは三つ見つかりましたが、切除は二つだけでした。
この二つのポリープは生研後に判定されます。
検査中に見つかったポリープを焼き切った後にクリップのようなもので「パチン」と留めて、どんどん進むものですから、
私:「あのクリップはどうするの?」
先生:「便と一緒に出てしまうのでそのままです」
実は仕事上で、動物用のクリップの試作をしたことがあって、どうやって使うんだろうと思っていましたが、まさか自分が体験することになるとは。
■試したかったこと
実は少し減量を進めていまして、今回の検査でどれくらい体重が落ちたのか試してみたくて検査前後の体重を計ってみました。前日の夜の体重と検査直前の体重と術後の体重を計った結果、術後の体重は約1キロ減っていました。術後は普通に食事ができますので元の体重に戻るのでしょうが。
■結果は良性だったけど
結果が分かるのは二週間後で術後はしばらく無理をしないようにとのことでしたので、仕事も無理せずに穏やかに過ごしました。特に薬も処方されませんでした。
二週間が経ち、先日結果を聞きに行きました。二つとも良性とのことでしたが、一つはガン化する可能性もあったとのことで今のうちに切除して正解ということでした。いや、びっくりです。まさかという感じでしたね。腸についてはあまり気にしていなかったんですけどいざガンというワードを聞くと「やばい」というか「年齢的にそうなっちゃうもんなんだな、若いつもりでいただけなんだ」と反省しかありません。
■生命保険が適用されました
手術と聞くとやはり費用が気になるかと思います。
実際私も会計時に「2万円」と言われ、びっくりしました。(せいぜい、1万円程度と思ってました)
診療明細が分かるようにしておけば生命保険の日帰り手術が適用され、それ以上の給付を受けることができましたので、生命保険に入っていてよかったと実感しました。
■来年も受けます。
検査の怖さや痛み、費用のことなど色々不安がありましたが、受けて正解でした。
大腸がんは男女を合わせると最も多い部位とのことで、定期的に受診することが大事と先生に言われ、術後の経過観察も含め来年も受けることにしました。また、再発の可能性も高いとのことです。定期的に受診して再発がなければ少し延ばしても良いとのことでした。
国立がん研究センター:https://ganjoho.jp/public/index.html
ということで、血便が出てから約一か月に渡り悶々と過ごしましたが、ここで区切りをつけることができました。しばらくは経過を見ながら過ごすことになりますが、気になる方は是非お近くの医療機関での検査をお勧めします。