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読書感想文 しらふで生きる

ずっとお酒ばかり飲んでいた町田康が断酒をするエッセイ。一人暮らしの息子が面白かったよと言って、家に帰ってきた時に貸してくれた。町田康はいつもどんどん脱線していく訳の分からない文体が面白くて好きなのだけど、時々いちいち追っていくのがめんどくさいと感じることもあり、借りたまま積読していた。

すると、息子が帰ってきた時、これまた読もうっと。と持って帰ってしまった。すると、無償にまた読みたくなり、図書館で借りた。本、買えよ。と思われるかもしれないが、欲しい本を全部買うと大変な事なるので、借りられる場合は図書館で借りる派です。借りておきながら、ゴールデンカムイ今なら全話無料!を読んだりして忙しく、途中で放置していた。ふと気づくと貸し出し期限が来ていた。慌てて、また読み始めた。大酒を喰らい続けるのをやめたら、出費もへり、ダイエットにもなり、頭もスッキリしてよかった。という事が、町田康節で延々語られる本で、どのように脱線して屁理屈捏ねるかが面白いポイント。

そのつもりで、読み始めたら、結構、人生の本質的な事が散りばめられている。ような気がする。私も同じよう考えてた!うんうん。と共感する所が沢山。思わず、線を引いたり、付箋を貼り付けたくなるが、おっと、これは図書館の本だった。私は普段自分の本でも線を引いたりしない。人に貸した場合に、なぜここに線引いた?と思われるが嫌だから。そして、そんなに大事な事なら線など引かなくてもきっと心に残るはずと思っていたから。でも、この本は半分が出鱈目や冗談で占められているので、笑っているうちにどこが共感ポイントだったかわすれてしまった。年のせいもあるかもしれない。深く頷いた割にはそれがなんだったかおもいだせない。やはり、線でも引いた方が良さそうだ。本は図書館に返してしまったので、もう、本を買うしかない。

というわけで、本を買ってからもう一度読んでから、どこに共感したか、改めてもう一度書こうとおもう。


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