「そこらの芸人よりトーク力(りょく)がある」という言葉
僕はアイドルが好きです。
今はめっきりですが昔はよくライブに行っていました。
でんぱ組.inc、Negicco、私立恵比寿中学、が特に好きです。
数曲しか知らないけど好き、も含めると10数グループのアイドルを普段から聴いています。
アイドルを見ていると元気が出ます。
可愛らしい女の子が歌って踊っているのを観るととても楽しくて、帰り際必ず「よし!俺も頑張ろう!」と思えます。
MCトークなどでメンバーと仲良く笑っているのを見ると幸せな気持ちになります。
ただ、
たまにアイドルファンの人がそれを見て
「推しの〇〇ちゃん面白すぎwwそこらの芸人よりトーク力あるww」
とかつぶやいているのを見ると、
そんなわけはない。
と、強く思ってしまう。
もちろん、アイドルも芸人もピンからキリまで存在しているのでトップアイドルとカス芸人を比べたらアイドルが能力を上回ることは往々にあり得る。
(なんだったら芸人には、ネタ100点、発想120点、人柄400点、フリートーク–2京点、みたいな人もいる。)
でも、基本的に芸人がトーク力でアイドルに負けるわけが無い。
推しを褒めたい気持ちもわかる。
芸人を下に見たい気持ちもわかる。
でも、そんなわけが無さすぎる。
と、ずっと思っていた。
でもふと「なんで俺こんなに芸人の肩を持ってるんや?なんか俺キショない?」とモヤモヤするようになってきた。
そのモヤモヤに最近ようやく折り合いがつけれた。
それは
アイドルファンの言う"トーク力"が何の事なのかが、わかったからだ。
まず僕の考えるトーク力と、アイドルファンが言うトーク力の意味がすれ違っていたのがそもそもの問題だった。
僕の考えるトーク力とは、山里亮太さんや伊集院光さん、千鳥さんやかまいたちさんの様に、いかにお喋りだけでお客さんを笑わせるか、がトーク力だと思っていた。
完成されたトーク、相方とのかけ合い、ハプニングへの対応、それらを使って客席を笑いで揺らすことが出来る人が、トーク力がある、と言える。そう考えていた。
なので特にオチも無いエピソードトークでメンバー同士ヘラヘラしているアイドルを見ても『可愛いな』とか『楽しそうで嬉しいな』と思いこそすれど『おもしろいな』とは毛程も思わなかった。
(余談ですが、アイドル好きのガクテンソク奥田さんが「芸人や作家がアイドルのトークを見て"本気で"面白いと思ってたら終わりや」と言っていたことがとても心に残っています。
奥田さんみたいに言語化が上手い人に憧れる。)
ですが、アイドルファンが言うトーク力とは、こちら(客)がいかに幸せな気持ちになるか、をトーク力と呼ぶんだと気づきました。
面白くない話でも、グダグダなかけ合いでも、究極喋っていなくても、見ているこちらが幸せになって口角が上がっていればそれは"トーク力がある"事になる。
つまり、この場合のトーク力の意味とは、面白さだけじゃない様々な要素が複合されたものだった。
アイドルファンは"トーク力"の本当の意味をしっかり理解して使っていないんだ、と気付きました。
それと同時に、ファンしか笑わないようなオチの無い話を矢継ぎ早に喋っているだけでメンバー内で「トーク担当」みたいになってるアイドルにも腹が立ってきました。
そんなのは本当のトークじゃない。
人が笑ってこそのトークだ。
エピソードトークをナメるな。
ここまで書いて、一旦時間を置いて読み直してみました。
読み直した感想です。
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コイツごちゃごちゃうるせぇな
何が本当のトーク力やねん
そもそも自分の推しが喋っとんねん、それだけで最高やろ
同じ話題でも嫌いなおっさんから聞くのと、好きな人から聞くのやったら聞き心地違うやろ
汚ったねぇおっさん
「ングフッ、ねぇ…ひじきって…漢字で書くとブヒュッ、鹿尾菜って書くんだよジュブビミルル」
推しの子
「ねぇーーー!ひじきってぇーーー!漢字だとぉーーー!鹿ぁーー!尾ぉーー!菜ぁーー!なんだってぇーーーー!…知ってた?(^ー^)☆」
どうやねん
各々の推しに置き換えてみろや
「そーなんだー!!すごーーーい!!」
って言いたくなったやろ
推しの時点であらゆるハードルが下がっとんねん
あと汚ったねぇオッサンが思ってたより汚かったやろ
トーク力がどうのこうのとかの話じゃないねん
だまっとけ
ハゲ
ごめんなさい、僕が間違っていました。
僕もアイドルのMC中ずっと笑って見てたことありました。
自分よりウケてるアイドルに嫉妬してるだけでした。
ハゲでした。
ハゲ虫でした。
来世はハゲ魚になれるよう頑張ります。
つまり、トークが何だろうと人を楽しませれるアイドルはすごいです。
結論、アイドル最高。
指原莉乃(さっしー)の60分漫談とか見てみたい。
絶対に俺より面白い。