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テレビのアレ、ずるい


プロフェッショナルが好きです。
エヴァの監督の庵野秀明さんの回がおもしろかった。
怪童って感じでしたね。
でも僕が「なんかあります?」って聞かれて「アイハブノーアイデア」って答えてたらスタッフから灰皿投げつけられてると思います。
でも庵野さんはそれが許される。
やっぱりすごい人は頭と様子がおかしい。

あと深夜にやってる空撮とかも好き。
どこか知らない国の雄大な自然を遥か上空からゆーーっくり見る。
野山の隙間に野生の馬や羊が散らばっているのを見ると毎回「あぁ、急にあんなところに瞬間移動させられたら3日ぐらいで死ぬんかなぁ」と思う。
自分のサバイバル能力の無さを痛感する。



そんなことはどうでもいい。本当にどうでもいいんです。
テレビでよく見るズルい演出の話がしたいんです。


時間の感覚が非常に曖昧だと思いませんか?

なにかしらの感動系の番組で「不幸な事故で意識を失った〇〇さんが家族のとある行動により3年後!奇跡の復活!!」みたいな場面があったとしましょう。

この『3年後』がとても気になる。



いや、長ない??


家族のとある行動で奇跡の復活を果たすのはいいんやけど、3年も経ってたら「その復活ってホンマに"とある行動"のおかげか...?」と思ってしまう。

ホンマに"奇跡の復活!"って言うぐらいなら次の日とか長くても1週間後とかじゃないと、奇跡を都合よくとらえすぎ。奇跡の安売り。奇跡のバーゲンセール。

3年経って復活したならそれは普段から頑張ってる医者のおかげでもあるからもっと医者のこと褒めてあげてほしい。



「この装着するだけでみるみるウエストが細くなるダイエット器具!これを着けて普段通り生活していたAさんが、なんと!たったの1年でスリムなボディに!!」


長いって。

自分で言うてて違和感ないか?
たったの1年、て。
大人になったら1年の感覚が短くなるとは言うけども。
1年を「たった」と言えるあなたはなんや?樹か?神木なんか?太っとい締め縄巻き付けたろか。




「今日は誰でも簡単に一瞬で作れちゃう豚の角煮のレシピを教えちゃいます♪まずこちらの豚肉を冷蔵庫で二晩寝かせます♪」


おいおいおい、二晩を一瞬とか言い出してるよ。
僕が知らないだけで最近の主婦は時を加速させる能力でも持ってんのか。
プッチ親父なんか。
一巡した世界で"覚悟"持って生きたろかい。




テレビは時間の感覚がやわやわ。

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