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MBA1年目のグループワークは荒れた

Oceans of emotions,
rolling within the heart.
Swimming waves of passion,
diving depths of thought.
Sailing uncertain seas,
holding fast, true to thee.

Samuel Barro Jose "Seasons of You" (2022)

退職にまつわるストレス、ファイナルペーパーにプレゼン、生理の遅れ、寝不足、引越し準備。昨日はここ最近の中でも感情が浮かんできてきつい一日でした。眠れないことが一番きつい気がするけれど、昨晩は久しぶりに少しだけ長めに眠れた。夢を見ていて、目覚める間際まで来た時に、目覚めることが怖くて、もっと眠っていたかった。

とはいえ、やることがあふれていますし、起きだして予定していたForecasting for Analyticsの授業のチームミーティングのために準備しました。キャンパスで会うのだと思っていたら、Zoomだったので、ちょっとだけ得した気分。

MBAのクラスメイトが私を含めて6人くらい、この授業を一緒に取っていて、その中の4人で、明後日ファイナルのチームプレゼン(ARIMAモデルを利用したNBA観客数予測)をします。私も含め、データが苦手な中で頑張ってやっているけれど、その割に本当にスムーズに議論が進む。今期、Technology Businessという授業もグループワークメインでしたが、こちらも非常に快適なグループでした。MBAの授業だったか、「環境が90%」と聞いたことがあります。
1年生の時は、はじめにアサインされるラーニングチームも、長期でがっつり取り組むコンサルティングプロジェクトのチームも、かなり苦労したので、今期のグループワークのスムーズさがあっけなさすぎて、ものすごく希少でもありありがたい限りです。

1年目は、私のチームだけではなく、他のチームも非常に荒れていました。

それは人や組み合わせの問題はもちろんだけれど、私はまず、学校に対して結構怒っていました。だってまず、正常なメンタリティを保てるはずがない暴力的なスケジュールでした。週に8クラス、合間にコンサルティングプロジェクトのクライアントとのミーティング、クライアントミーティングの合間に調査・資料作成、さらに私は起業コンテストにも参加していたのでその準備。起業プロジェクトはオプションですが、それ以外もResume buildingのためにクラスのほぼ全員がピッチコンテストやコンサルコンテスト、Teaching Assistantなど、何かしらのプロジェクトやワークを持っており、それはもう皆常に目が血走り、もしくはうつろで、背中は曲がり、あの光景は異常でした。

私は純粋に、ビジネスを学ぶために、知識や経験を得るためにMBAを志望していたため、愕然としていましたし、何の授業で何を学んだか、覚えていられないようなカリキュラムを組み、学生(顧客)に提供することはそれ自体顧客目線ではなく横暴なビジネスであると感じていました。しかも、何名ものクラスメイトが学校側にも訴えましたが、聞く耳持たずでした。

そのようなストレスが大きい中で、まだ会って一年も経っていない、しかも世界中から集まった文化や経験が異なる人達と平和にグループワークを進めるなど、無理ゲーすぎると思いました。

具体的に、私のチームメイトでいうと、
・アメリカ、白人至上主義の発言が多々見られるにも関わらず、「自分はそうではない」とのアイデンティティを持ち、チームを率いたがるが結局チームメイトの意見は無視して自分の意見を通す人
・承認欲求が強く、もう一人のチームメイトが目立つことを毛嫌いし、私を取り込みたがる。一方で自分は母国で婚約者とのゴタゴタがありプレゼン前でも母親と電話してばかりで手を動かさずに、もう一人のチームメイトが彼氏をプロジェクトトリップに連れてきたことにも文句を言い、周りにも言いふらし教授にも告げ口をして、よくわからん大ごとにする

といった人達を中心に、色々ありました。

皆若い(多くが20代後半)から仕方ないなと思いつつ、私もおさめるだけの英語コミュニケーション力もエネルギーもなく。そしてクラス全体が、非常にゴシッピーで、周りも参加して余計なドラマを生みたがる。あんなに忙しくなければそこまで気にしなかったかもしれないですが、結構ストレスは溜まったので、アメリカに来て最初のグループワーク経験としてはトラウマティックであったと思います。

だけど、そこから時間も経ち、2年生は選択科目なので皆と会うことも少なく、今となってはたまにパーティ等で会っても全くわだかまりはないです。皆それぞれ楽しくやっていて、それがすべて。やはり人間関係は、時間と心の余裕と、距離感がすべてだなと思います。

とはいえ、時間と心に余裕があっても、やはり出来れば相性がいい人達と組めるとラッキー。その点において、今期のグループワークは、本当に、ただただラッキーでした。疲れている時に、グループワークがスムーズに進むだけで、そのやり取りが心地よいし仕事がすんなり片付くありがたさ。
疲労した体であたたかいスープを飲む時みたいなほっと感がある。。。。。というわけで、スープのヘッド写真です。皆、ありがとね!!!


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