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事業会社の社内SEをやっているけれどもこのままで良いのか将来が不安な若手の方へ#7

事業会社の社内SEに求められるスキルについての考察

他社でも即戦略になるいわゆる転職スキルを持つ人財
=いつでも他社で活躍できる人財
=社内で本当に必要とすべき・重視すべき人財
という前提のもと、事業会社の社内SEがどのようにスキルを構築していけばよいのか考察します。

スキルレベルと再現力について

転職においては「再現力」が求められます。自らの経験(システム導入、開発等)を他社にて再現できるかどうかという意味です。
レベル0~4で分類しました。レベル4を他社で活躍可能なレベルと位置付けています。

望ましいスキルセットのイメージ
・ジョブ型雇用制度の推進傾向からスペシャリスト:つまりレベル4の深いスキルが必要
・一方、社内SEの本質(コスト部門であるため少人数で回したほうが効率的)からジェネラリスト:つまり浅く広くのスキルが必要
⇒社内ではジェネラリスト的スキルで上の役職に上がりつつ、一方転職できるような深いスキルも必要

望ましいスキルセット(システム観点)
多様なレベル1,2のスキルかつレベル3,4尖った部分がある
望ましいスキルセット(職種観点)
多様なレベル1,2のスキルかつレベル3,4尖った部分がある
望ましくないスキルセット(システム観点)
このスキルセットだと他社での再現性がない。
「ITベンダと直接話したほうが早い」となってしまう。

補足:PM(プロジェクトマネジメント)は“どのシステム”のマネジメントなのかが非常に重要。サッカー監督が野球選手をマネジメントすることはできない。ベンダコントロールができている=プロジェクトマネージャとして他社でも活躍できると考えているとすると非常に危うい。

参考:従来のジェネラリスト的なスキルレベル

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