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アブラハム・イスラエル⑤One step
二千年以上も読み継がれている史上最長のロングセラー、バイブル。
どんな内容なのか興味ありませんか?英語で一節づつ紹介しています。
貴方なりの解釈で読み解いてください。
④よりの続きです。今回のサブタイトルは「史上最大の難関テスト」
やっと念願の日が到来します。なんとこの高齢の夫婦の間に待望の男の子が生まれました!アブラハムはこの乳児をアイザックと名付けます。
既に大きくなっている、セーラの給女との間に生まれた子イッシュメルと給女のヘイガーは嫡嗣でないということもあり、残念ながら「おひま」の引導が下されます。。。悲しいですね。
そして、天の神様はまたアブラハムに試練を与えます。当時、一番初めのものは神にお捧げするという慣習がありました。日本でいうと、頂きものや食事の一番初めは仏壇に供えるというのと似ていますね。しかもそのお捧げするものは一番出来の良いものでなくてはならず、病気や傷んでいるものではだめなのです。一点の曇りもない、最高の羊や鳥獣の生贄(sacrifice) を神様への捧げものとして奉納(burnt offering) していました。
これほどまでに待ち望んだたった一人の「目の中に入れてもいたくない」ほどのアイザックが成長した時点でこのようなお告げがあるのです。
Then God said, “Take your son, your only son, whom you love—Isaac—and go to the region of Moriah. Sacrifice him there as a burnt offering on a mountain I will show you.” Genesis 22:2 GNT
こんな厳しい選択を与えられたら、貴方ならどうしますか?
子宝に恵まれず、待ち続けて待ち続けて、漸く夢がかなった時点で、待望の息子を生贄にしろと。。。。
アブラハムは葛藤を繰り返していましたが、神様の指示に従い、Moriahへ出向く決心をします。お供の家来たちに焚火用の資材を持たせ、山のふもとまでくると、アブラハムは家来にここまでで良いと告げ、アイザックと二人で山に登り始めます。途中、可愛い幼児に成長したアイザックは「焚火の炭と薪は運んでいるのにどうして生贄がないの?」と父に尋ねるものの、父であるアブラハムは「神様がご準備される」とアイザックに告げて登山を続けます。
そしていよいよ頂上に到着、焚火の準備をあしらえて、大きく息をして
最愛の我が息子に手をかけようとしたその瞬間。。。
“Abraham! Abraham!”
“Here I am,” he replied.
“Do not lay a hand on the boy,” he said. “Do not do anything to him. Now I know that you fear God, because you have not withheld from me your son, your only son.” Genesis 22: 11-12
っと、アブラハムは天から与えられた最難関のテストに合格したのでした。
次からは息子であるアイザックからイスラエルの話に続きます。