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あきらめる力と完了主義
私は自分のことを、諦めが悪く完璧主義な人間だと認識している。
そして、固定観念に基づいた強いこだわりの持ち主でもあると思っている。
周囲からは、真面目、とか、頑固、とか言われることが多かった気がする。その様に言われることを、ネガティブに捉えて気にしていた時期もあった。
だが、その真面目さ、頑固さ、諦めの悪さ、完璧を求めるこだわりが導いてくれた今の自分には、とても満足している。(ちなみに血液型はB型)
その一方で、柔軟性に欠ける思考によって苦しめられた経験も少なくない。
そしてその経験はどれも、どれだけ後から振り返っても、不要だった。
そんな苦しかった時、ある一冊の本と出会い、今も心の拠り所にしている。
それが、元陸上選手の為末大さんが書いた、「諦める力」である。
この本を読んで最初に思ったことは、「選択肢ってたくさんあったんだ」。
そして、いつも自分で自分を謙遜という名で否定していたことに気づいた。
一朝一夕では変わらないが、折に触れて、「今こそあきらめる力の出番じゃないか?」と自問自答するようになり、生きやすさを手に入れ始めた。
それが、今から10年ほど前の話。
最近は、とあるYouTubeチャンネルで目にした、「完璧主義より完了主義」というワードが、あきらめる力に+αで生きやすさを支えてくれている。
時間をかけて「舗装道路」を作っても、見方によっては不合格となりうる。
ならばとりあえず、「砂利道」が出来たタイミングで他者の意見を仰ぐ方が、結果として効率的だったりする。(と、分かっちゃいるのだが。。。)
特に最近は、仕事では「子供の送迎時間」というデッドラインの存在が、家庭では「子供が寝てやっと訪れた自分時間を寝落ちで無駄にしたくない」という我儘が、完了主義を強く意識させている。
この仕事、いつやるの? 明日でいいじゃん!
溜まった食器、いつ洗うの? 明日の朝に食洗器で洗えばいいじゃん!
林修先生とは真逆の意識付け。そして何より、完璧にこなさなかった自分を否定しないことを大事にしている。
と、言うわけで、note投稿も、
時にあきらめ、時に完璧を目指さず、こつこつやっていきたい。