【VRChat】ホラワ耐性持ちが、ホラーワールドを紹介
<更新履歴>
25/01/19
「Unshattered Destination」を追加
✿手短なご挨拶
こんにちは。「あずき」と申します。
普段からホラゲ大好きサイコブレイク最高。初めて読んだホラー漫画は惨劇館(母の本棚にあった)。
✿大前提として「ホラワ耐性」がある
自覚はなかったのですが、フレンドさん曰く。どうやら私には、「ホラワ耐性」なるものがあるようです。
とはいえ、どんなホラーも怖くないわけではなく。
VRChat内のホラワによくある「ジャンプスケア」「視界ジャック」などに関してのみ、驚愕はすれど恐怖には繋がらないだけなのでは? と、自己分析しております。
その感覚をみなさまへ伝える判断基準として、怖いで有名な「F․E․A․R․S」も、恐怖には至りませんでした。
そんな人間がお届けする紹介文なので、基本どのホラワも上記のような感想が大前提にあります。
だとしても面白いホラワはたくさんあるということで、ちゃんとクリアし、個人的に「このギミック好きだな」「世界観いいな(面白いな)」と思ったホラワのみまとめさせていただきました。
「初級編」「中級編」「上級編」と分けてはありますが、基準は各編の文頭をご参考ください。
また、「あくまで個人的な感想と基準である」こと。「プレイ後に、バグ等の修正が入っている可能性もある」。「多少なりともネタバレ要素が含まれる」という点も、先にご了承くださいませ。とはいえ、大幅なネタバレはしていないはずです。
【初級編】
●初級編の基準
・ジャンプスケア、視界ジャックがないor極少
・ソロ行動(フレンドとの別行動)がない
①Nightmare Museum - 噩梦博物馆 -
・プレイ時間---20分程度
・びっくり要素---ジャンプスケアなし、視界ジャック極少
・定員---16名(最大32名)
・日本語対応---あり
・要注意---血湧き肉踊るグロ系が苦手な人は駄目絶対
「これが目覚める悪夢であろうとも、ひどく苦しい」
制作者様の制作秘話みたいなものを、わりと本気で聞きたくなるホラワ。世界観が明確で、休むまもなく矢継ぎ早にキモいが襲いかかってくる、えっぐい力強さが個人的には好きです。
フレンドさんと建物内に入る前。「博物館ってことは、ホラー系の何かが展示されてるだけなんだろうねー」といった、のほほんとした会話をした記憶があります──が。その感覚で行くと、グロ系が駄目な人は間違いなく泣き叫ぶこと請け合い。
展示物もいくつか触れられ、「おおっ……!」となります。個人的におすすめは、箸で持つもの。眼前で力を込めましょう。
そんな展示物もですがそれ以外も色々とすごいので、グロ系が大丈夫な方はぜひともすべてのドアをくぐってほしいです。
その日の夢に出てきたとしても、責任は取れませんが──。
②Adi Mente
・プレイ時間---15分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャックなし
・定員---5名(最大10名)
「壁に飾られている写真。蓄音機とオルゴールから流れる優しいメロディ。それはすべて、懐かしい……思い出……?」
雰囲気の良い、落ち着いた部屋に置かれている蓄音機を鳴らして、先へ先へと進みます。
進むごとに起こる現象も楽しく、VRCを始めたばかりのホラワ初心者さんにおすすめ。
部屋に飾られている物もですが、都度、フレンドさん全員の顔を見渡すのをお忘れなく。音量も、流れるメロディがちゃんと聞こえる程度には大きめで。
クリア後、深読みしようと思えばいくらでも出来るし、「制作者様のワールドの説明文はそういうことか」が伝わるホラワでもありました。
③マグロ屋敷
・プレイ時間---15分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック少なめ
・定員---16名(最大32名)
「どうも、マグロです」
その名の通りマグロ屋敷であり、「マグロの柵《さく》」を探して脱出を目指すという、「なんで?」が始終脳内に浮かぶホラワ。
制作者様が作った他のワールドを見て、「なるほど」とやけに納得出来たことも先にお伝えしておきます。
ホラワとしてのクオリティがわりとちゃんとしているだけに、初プレイどきは「馬鹿だなあ……!(褒め言葉)」が口から普通に出ました。
「ホラワに行ってみたいけど、あんまり怖いのは……」というフレンドさんをお誘いするのに、怖さやギミック等、ちょうどよい仕上がりかと。
ただしプレイ後、マグロを食べたくなるか食べたくなくなるかはその人次第。そういう意味では、その日のご飯がお寿司という人は要注意です。
④DOLLS~人形屋敷の少女~
・プレイ時間---15分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャックなし
・定員---20名(最大40名)
「いつの世も、儀式には犠牲と代償がつきもの」
とあるお屋敷で起きた悲しい事件を追体験していく、和風ホラーなノベルゲーム系。
日記を探しながら進んで行くのですが、要所要所で一枚絵のようなイベントシーンをアバター使用で見せてくれるのが良く出来ていたし、面白かったです。
EDも綺麗にまとまっているな、という印象でした。個人的には途中が物悲しいだけに、良かったと思える類の終わり方だな、と。
ただし和風ホラーなので、日本人形とかが飾られています。これを怖いと思うか可愛いと思うかで、感想がはちゃめちゃに変わりそうです。
⑤ホラワトレーニング ~Horror World Training~
・プレイ時間---ひと部屋10分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック、追跡あり
・定員---16名(最大24名)
「トレーニングだからと気を抜いたね?」
ホラワの定番、「暗闇」「驚愕(ジャンプスケア等)」「追跡」がそれぞれの部屋に分かれている親切設計。
ただし「トレーニング」と銘打たれていても「ホラワ」であり、「ホラワ」だけど「トレーニング」でもあるので、ホラワが苦手な人は矢継ぎ早に起きる怪奇現象に耐えきれなくなるのでは? と、いろいろなギミックを体験しながら思うなど。
一番むずかしかったのは「追跡」で、「ゾンビ足はっや! 足はっや……!」でした。最終的に、「ホラー映画やドラマでも、ゾンビが音速で駆けてくるときあるもんね」という納得の仕方はした。
余談ですが、期間限定の「クリスマス限定2P専用モード」がとても面白かったです。期間限定といわず、常設してほしいレベルで好きなシステムでした。フレンドさんと、くっついて歩くのが可愛いの。
ただしサムネは二度見した。面白すぎて。
⑥Keys
・プレイ時間---20分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック、微量の追跡あり
・定員---8名(最大16名)
・要注意---虫表現(蜘蛛)あり
「ドアを開けましょう。ずっと、ずっと、開け続けましょう?」
開け続けた結果、様相がおかしくなっていく部屋を進まなければいけません。微量の謎解きあり、びっくり要素も適度にあり、短時間でクリアも出来て、VRCのホラワ導入編としてぴったりかと。
なので私は、「ホラワに行ったことがないから行きたい」という方を、まずこちらのホラワにお誘いし、どれぐらい怖いのが苦手かを確認させてもらっています。それぐらい、個人的にはお手本ホラワの代名詞という出来栄えです。
⑧Submerge
・プレイ時間---20分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャックなし
・定員---2名(最大4名)
・要注意---海洋恐怖症、閉所恐怖症の方
「海の底に見えたアレは何?」
潜水艇に乗って、深海に向かいます。
といっても自動で潜水艇もストーリーも進むので、乗っているだけでOK。窓の向こうに広がる、綺麗な景色をお楽しみください。
……しばらくの間は。
このワールドは一般的なホラワ要素はほぼなく、海底パニック映画味が強いです。「ジャンプスケア、視界ジャックなし」ともしましたが、パニック要素を似たような状況だと感じる人は感じるかも……? 線引が難しいのですが、今回は別物として判断させていただきました。
ホラワとして紹介するのも迷ったのですが、これも一種のホラー体験になるのではと、初級編の最後に載せさせていただきます。
そのパニック要素。デスクトップでも楽しいのですが、可能であればVRで体験することをおすすめしたいです。
【中級編】
●中級編の基準
・ジャンプスケア、視界ジャックが少なめor多め
・ソロ行動(フレンドとの別行動)がないorある
①lonely
・プレイ時間---30~60分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック多め、追跡要素あり
・ソロ行動---なし
・定員---2名(最大4名)
「記憶喪失。見知らぬスマホと着信音。君は……誰?」
おすすめのホラワを聞かれるたび、必ず紹介させていただいているホラワのひとつ。ギミック等の出来栄えに、感動したホラワでもあります。
隠れたり逃げたり、どう操作すれば!? といったびっくり要素もありで、楽しめます。
ただし進めば進むほど、ストーリーは「つらぁ……」という感情を多く覚えるように。某シーンは何度プレイしてもじくじくと胸が痛むのですが、そこも含めて面白いです。
ED分岐もあるので、ぜひ悩んでください。
最後の最後の選択を──。
②路地裏 Back Alley
・プレイ時間---20分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック少なめ
・ソロ行動---あり
・定員---2名(最大4名/制作者様は3名までを推奨)
「鳥居を壊したのはだあれ……?」
ぶるんぶるん動く人形と懐中電灯を手に、狭くて暗い路地裏からの脱出を目指します。
暗いのでアイテムの見逃しをしないよう、壁の隙間など、隅々まで懐中電灯を照らして探してみてください。ご自身かフレンドさん、あるいは全員の悲鳴が路地裏に響き渡るかもしれません。
こちらのホラワ。初心者さんへ、強制ソロ行動の面白さを伝えるのにもってこいな気がしています。「路地裏+暗い+突然のソロ行動=恐怖(驚愕)」になりやすいのではないかな、と。
落ちている空き缶を全部ゴミ箱に捨てると、ちょっとだけED後のルームに変化ありです。
③ピ虐研究所 Pi˸G RESEARCH Lab -PIGYAKU HORROR-
・プレイ時間---20~30分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック多め
・ソロ行動---あり
・定員---16名(最大32名)
「最後の最後まで気を抜かないようにねー。注意はしたからねー?」
「甲賀流忍者ぽんぽこさん」と「オシャレになりたい! ピーナッツくん」による夢のテーマパーク、「ぽこピーランド」内のアトラクションのひとつ、「ピ虐研究所」のクエスト対応単体のホラワ。
懐中電灯を手に、おどろおどろしい世界を進んでいきます。アトラクションらしくライドがあったり、置かれているものがびったんびったん動いたりと、びっくり要素も多めで面白かったです。
そのびっくり要素も矢継ぎ早にということもなく、適度な間隔で訪れるのが良いなあ、と。
余裕を取り戻せるほどの時間を与えてはくれませんが──。
ソロ行動に関してですが、ライド中にフレンドさんは見えていても一人乗りであること。別室に分けられる場面もあるのですが、そこでひとり部屋になる可能性もあるということで、「ソロ行動あり」とさせていただきました。
④PokoPeaLand
・プレイ時間---20~30分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック多め
・ソロ行動---なし
・定員---16名(最大32名)
「藁人形の扱いには気をつけて。間違えたら──」
「ぽこピーランド」内の左手奥にある「ピ虐研究所」が、フルリニューアル。前回は洋テイストでしたが今回は和テイストで、懐中電灯ではなく提灯を持って歩きます。
棄損表現のON/OFF設定、ワールドの明るさ変更、軽量化まで出来る親切設計にもなっていました。ただ明るさを変更してもなかなかの暗さなので、見えにくいと感じたらはぐれてしまわないよう、フレンドさんを視界から外さないほうが懸命です。
要所要所で簡単な謎解きがあり、その答えによってエンディング分岐も入ります。
一般的な怖さは前回のほうが多いのでは? と思いましたが、和と洋の雰囲気の違いもあるため、ぜひ両方のピ虐を体験してみてください。
⑤いつもの帰り道
・プレイ時間---15分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア少なめ、視界ジャック少なめ
・ソロ行動---あり
・定員---3名(最大6名)
「……そこに、いる」
深夜、自宅へ帰るまでの暗い住宅街を御札を剥がしながら進み、この御札を全部剥がせるかによってエンディング分岐が入ります。
音が聞こえるほうを向くと……みたいなびっくり要素も、わかりやすくも面白かったです。
ランダムで強制ソロ行動をさせられる人が出てくるため、中級編に。
それもあり、なるべく最大6名で行くほうが圧倒的に面白いです。強制ソロに選ばれてしまった方には大変申し訳ないのですが、その様子を高みの見物出来ます。
【ED分岐のヒント】
悩んでいる人がいるかもしれないということで、ちょっとだけヒントを載せさせていただきます。自力で見つけたい方は、この先は読み飛ばしてください。
御札を全部集めたとしても家には帰らず、あの標識の所へ行ってみて。
【上級編】
●上級編の基準
・ジャンプスケア、視界ジャック、追跡が多め
・ソロ行動(フレンドとの別行動)がある
①F․E․A․R․S
・プレイ時間---30分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック多め
・ソロ行動---あり
・定員---4名(最大8名)
・日本語対応---なし
・要注意---大勢で行ってもほぼソロ行動
「恐怖の耐久力と反応をテストするため、いろいろな体験をしていただきます。都度、質問にも答えていただきます。準備はよろしいですね?」
そんな感じのホラワ。
質疑応答は英文ですが、さほど難しくはないです。ただその質問内容も、終盤になればなるほど良い意味で狂ってんなあ……と思ってみたりしました。
どのテストもよく出来ているし面白いのですが、フレンドさんと行っても質疑応答の選択肢ルーム以外はソロ行動となるため、「みんなと一緒でないと無理!」という人には絶対におすすめ出来ません。
スタートからクリアまで30分だったとして、みんなと過ごせるのは5分程度と思ったほうがいい。というぐらい、ほぼソロ行動。
狭くて暗い道、屋内の探索、かくれんぼ中も全部ソロ行動。ようやくみんなと会えたと思ったら、またすぐソロ行動。
そういう部分も含めてはちゃめちゃに面白かったのですが、ソロ行動が苦手という人には初手から地獄、鬼の所業。そんなホラワでもあります。
②Backspace2
・プレイ時間---60~90分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック多め
・ソロ行動---あり
・定員---4名(最大8名)
・日本語対応---あり
・要注意---虫(蜘蛛)、ライド、激しい点滅あり
「脳に直接語りかけられる気分はいかが?」
人工知能に助けられながら地下深くの実験室から逃げ出すため、建物内を駆け抜けます。
全体的に、アトラクション要素が多めのホラワ。
良いところで終わってしまう感もありましたが、ストーリーも楽しめたし途中パルクール要素もあったりライドして逃げたりと、そういう意味でのハラハラ感もあって、端的な感想としては始終「ひゃっほう……!」でした。
ただし、びっくり要素つきのソロ行動が短時間とはいえ数回あり、虫(蜘蛛)、ライド、激しい点滅場面もありで、このどれかが苦手な方は避けたほうが無難です。
③Playland Escape!
・プレイ時間---60~120分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック多め、追跡多め
・ソロ行動---あり
・定員---3名(最大6名)
・日本語対応---なし
「ハロウィンの夜。大好きなプレイセンター。絶対に楽しいよ──」
スタートしてしばらくは、可愛らしくカラフルなプレイセンターを探索出来ます。が、それは一瞬にして暗い世界へ変貌。
そんな雰囲気の、探索+謎解きホラワ。
作った銃で追跡してくるクリーチャーを倒したりとアクション要素もあって、とても楽しかったです。
ただし、次に何をしていいかといったヒントがないに等しく。「今、鍵が開いたっぽい音がしたけど、どこだ……?」という具合だったり、次に使用するアイテムを探し出すのに苦労しました。
私はフレンドさんと3人で挑戦し、120分かかりました。もちろんアイテム探しなど、すぐに気づければもっと早くにクリアは可能です。
他の要注意箇所として、パネルにピースをはめる謎解きがあります。
カチリとはまるわけでも正解音が鳴るわけでもなかったため、バグだと思い込んでしまいましたがこちらはそういうものであり、すべての正解を出せれば変化は起きます。
これをXで呟いたところ、すれ違いざまに教えてくださった方。その説はありがとうございました。
④THE SMILE ROOM
・プレイ時間---60~120分程度
・びっくり要素---ジャンプスケア、視界ジャック多め
・ソロ行動---なし
・定員---4名(最大8名)
・日本語対応---なし
「このドアが、逃げ出すための唯一の方法。ただし、無事に開けられればね」
行方不明になっていた幼馴染からの電話でショッピングモールに向かい、そこで怪異に巻き込まれるストーリー。全編英語ですが、理解出来ずとも世界観を楽しめます。
ループものであり脱出ゲーでもあり、部屋ごとにホラーなゲームワールドがあったりと、おもしろびっくり要素全部乗せみたいなホラワでした。
エンディングの種類もいくつかあり周回したくなりますが、暗くて狭い道を歩き続ける場面が多い印象なので、そういうのが苦手な人は要注意です。
そして、近日公開予定の「The Smile Room Chapter 2」。
デモ版として、最初の15分間を体験出来るワールドも発表されております。果てしなく楽しみです。
⑤籠岬村(居守祭・惹子祭)
・プレイ時間---30~120分程度
・びっくり要素---視界ジャック多め
・ソロ行動---惹子祭にあり
・定員---60名(最大60名)
「この村の因習に救いはない──」
Vket2024 Summer史上初の本格ホラワ「籠岬村」が、一般ワールドPublic化されたものになります。
存在は知っていたのですがフレンドさんにおすすめされて、行ってきました。もっと早くに行けば良かった……! と思うぐらい、面白かったです。
籠岬村で年2回行われるお祭り、「居守祭」と「惹子祭」と2ワールドに分けられていて、前編は「居守祭」。後編は「惹子祭」。Vketの展示ブースとしてだけでなく、籠岬村のお祭りに参加している感覚にもなれます。
なぜなら、随所にこちらを見つめる村人がいるから──。
その村人の会話を聞き、不穏な内容の張り紙を読み、落ちているアイテムも拾いながら進むのですが。ストーリーだけでなく、演出が面白かったです。中でも「注視」は、「怖ければ目を閉じればいい」を許してくれない仕組みというか。
個人的には、「一番容易な逃げ場をなしにして、ホラワが苦手な人の精神面をごりごり削ってくるな」と感心してました。
実際に目を閉じることは可能なのですが、本当にそうしていいのだろうかと思わせられるというか。
びっくり要素として、身体にまとわりつく系の視界ジャックがあるので苦手な方は要注意。あと、振り返ったときのびっくり要素が駄目な方も気をつけて。
また、居守祭でソロ行動はありませんでしたが、惹子祭では最後の最後でがっつりソロ行動になります。これがなかなか見応えありだったので、平気な方はぜひとも見守っていただきたいです。
プレイ時間の幅があるのは、ホラワとしてだけ行くなら夏編、冬編合わせても60分もかからないからです。ブースもひとつひとつ丁寧に見て回ると、夏冬両方で120分ぐらいはかかるかな、と。
ぜひ大勢のフレンドさんと行き、村の因習を確かめてください。軽い気持ちでお祭りを見に行ったこと、後悔するかもしれませんが──。
⑥Unshattered Destination <NEW 25/01/19>
・プレイ時間---240分程度
・びっくり要素---視界ジャック、ジャンプスケア、追いかけっこ大量
・ソロ行動---あり
・定員---4名(最大4名)
・日本語対応---ほぼなし
・要注意---虫(蜘蛛)、激しい点滅あり
「執筆のため訪れた屋敷。嵐の音が響く中、見え始める過去の陰惨な事件。それはあまりにも狂気──」
プレイ時間、ストーリー共にやりごたえ抜群のホラワ。「この後どうなるの!?」と、チャプターをクリアするごとに次のチャプターが気になります。
ただし長い。
プロローグ+4チャプターまであり、1チャプターの所要時間は60分前後。1チャプターをクリアごとにセーブコードを取得出来るので中断は可能ですが、目を休ませるという意味でも2日に分けてプレイするぐらいがちょうどいいかもしれません。
日本語対応があるとはいえ、翻訳されるのはロビーの取扱説明書のみ。ゲームがスタートすると音声、テキストすべて英語でした。とはいえ追体験物でもあるので、ストーリー自体はなんとなくでも何があったかは分かるかな、と。
ここで苦労するのは謎解き。すぐに訳せないとなれば、これに関しては潔く翻訳ツールなどのお世話になりましょう。
びっくり要素に関しては、チャプター1+2は追いかけっことジャンプスケアに全振りされてました。「お前の顔、ほくろの数まで覚えたからな」レベルに多発します。
しかも、追いかけてくる相手の足が速い。なおかつ逃げながらもやることやらないとクリア出来ないため、忙しいです。結果、フレンドさんたちの「それずるくなーい!?」「無理ゲーが過ぎる……!」という阿鼻叫喚を聞けます。
チャプター3からはがらりと雰囲気が変わり、ストーリーも一気に進む章という感じです。
ラストのチャプター4。突然始まる、ホラー要素度外視のアクションゲーム。とても面白いのですが、同等に苦労もしました……! 違う方向性で呪われているとしか思えなかったですが、そのぶん、クリアしたときの達成感は素晴らしい。
全体的にゲーム性が高く、「ホラゲーの主人公って、こんな大変なことをしているんだな」を体験出来るホラワでもありました。
✿最後のご挨拶と余談
ホラワ紹介は以上となります。
今回紹介していないホラワもたくさんあり、もちろんそのどれもが面白いのは間違いないです。
冒頭でもお伝えした通り、今回ご紹介させていただいたホラワは個人的に好きだった作品のみとなります。ぜひ、みなさまも自分好みのホラワを探し歩いてみてください。私の記事が、少しでも参考にもなれば幸いです。
ちなみに「妖精さん」と呼ばれる所以のひとつとして、普段「りとるラルフくん」と「に~にゃさん」で遊んでいるからだとも思います。
足元でぶんぶん手を振ってる姿に、「うわぁ、ちみっこくてかわいー!」と腰をかがめたら首根っこ掴まれてホラワに引きずり込まれたみたいなことになるのは全部私のせいであり、アバターに罪はないです。
りとるラルフくんとに~にゃさんは、爆裂可愛いです。みなさまもぜひ。
最後になりましたが、ホラワの制作者様。
ご自身の時間を使い、ワールドを作ってくださりありがとうございます。そのおかげで、VRCでの生活がより楽しくなっているのは間違いございません。片隅にて、今後も応援させていただきます。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!