BSを姥捨山にして枠埋めるぐらいなら電波返上したら?
どうも、あずきです。
今日は最近テレビ局に関する話題でたびたび出る。
「今の民法BSが地上波で居場所を失った人たちが老後を過ごす場所になっている件」と言う話です。
最近の実例で言うならTBSの噂の東京マガジン、テレ朝の朝まで生テレビなどMCや番組内容が高齢化した(どちらかというと世帯向けの)コンテンツを終わらせるには惜しいからBSと言う場所で再度やると言う形になっています。
番組自体が終わらなくても関口宏さんのように実質BSに移籍をして、そっちで自分の好きな番組をやっているみたいな人たちもいます。
ただ、その人たちの番組だけでは当然枠は埋まらないので実質今の民法BSは視聴率が高くなるゴールデン帯以外はほぼテレビショッピングで放送時間の大半を埋めていると言うのが実情です。
私思うんですよ。
「そのテレショップで稼いだお金って、そういうOBみたいな人たちの制作費で全部吹き飛ぶんじゃないかって・・・・」
しっかり見ているわけではないですが移籍した番組は大抵セットや作りの細部に一般視聴者が気づかない程度のチープさが出るようになっているなど事実上の降格扱いになっているわけです。
なんかそれって「終わらせたいけど終わらせられない番組をなんとか
延命させている」って言うふうにしか見えなくて、それをわざわざBS波と言う公共の財産を独占してやることなのかなぁ・・・と思います。
自分の思う民法BSの価値(今のところ)
じゃあ逆にBSの価値って何かって考えると以下の2点だと思います。
①事実上のPAYウォールとして地上波やネットとはまた違った言論の場になること
BSフジが始めたプライムニュースをはじめとして今BS民法各局は独自の報道番組を結構なお金をかけて制作しています。
そしてそれはほとんどが地上波報道番組と同じぐらいか少し長いぐらいの長さでかつ「ワンイシュー」を扱うことがほとんどです。
地上波の報道番組でワンイシューでその放送時間を埋めると言うのは難しく、大抵は長くても15分程度(実尺10分)で収められるので深掘りすると言うよりかは調べてきたことを発表するという形になりがちです。ともすると押し付けに見えなくもない。
でもBSの報道番組はその放送時間の大半を「ワンイシュー」で深掘りで議論をするところに魅力があります。(まぁテーマが自分にはまらなかったら知らんおっさんの話を永遠聞かされる苦痛な時間でしかないんですが・・・)
で、似たようなことをネットでやっているABEMAのABEMA Primeはネタを完全にネット受けに振り切っていて軽薄なテーマを扱うことが多いですがBSの報道番組は毎日サンデーモーニングやってるような(ちょっとした悪口?)割と重めのテーマがずらっと並びます。
で、割と「これ地上波で扱ったら燃えんだろうなー」とかいう話題もありますが大抵は無風で終わります。たまにネットの関心が高い話題を中途半端に扱うとテレビウォッチャーに督促されて変に炎上する時もありますが・・・
これってBSの視聴環境を整えることが事実上のペイウォールとして機能して、ある程度安心した言論空間が広がっている査証でもある気がします。
その点は、価値があると思っています。
②地上波番組のアーカイブ的な側面と「あの人は今・・」を逆手に取った番組
民放BSがテレビショッピング以外に流している番組それは「地上波番組の名作の再放送」です。つまりアーカイブですね。
まぁ今の50代ぐらいまでには全くと言っていいほど刺さらないラインナップになるわけですが、今後この側面を高めていけばBSの価値も出てくるんですようが民放には有料のCS放送もあるのでまぁ金になる氷河期世代以降に受けそうな作品はまだまだBSでは放送しないよなぁ・・・と言う感想です。
じゃあ単純なアーカイブも地上波の補填番組でもなく独自路線を突き進む番組がBSフジにあります。
クイズ脳ベルSHOWですね。
この番組は「年齢とともに衰えていく脳に警鐘を鳴らす"脳活性化クイズバラエティー"です!」と銘打ち出演者は基本的に40歳以降の芸能人に限定し、かつての人気バラエティコンテンツ「あの人は今」的な側面を出しながらも内容は地上波でも人気のクイズというコンテンツの文脈に落とし込み現代の番組の文脈にきちんと落とし込んでいます。
そら、人気にもなりますし早朝とはいえ地上波に逆輸入されたり、帯番組になったりBS自体の長時間特番の母艦番組にもなるのも納得です。
BSの視聴者も「変わらぬ味を出す老舗」が残っていて欲しいと思う一方で「伝統を貫きつつも革新が見える挑戦」が見たいことも事実なのではないでしょうか。
この2点を強化できない、または強化しないで地上波からの移籍番組やテレビショッピングで枠を埋めるなら電波返上した方がよっぽど地上波のコンテンツ制作も楽になるんじゃないかなと思った私でした。
それではまた・・・