ジョンソンが終わった理由が詰まってたお笑いの日2024

どうも、あずきです。

今日はラヴィット!がコラボしていたので見たお笑いの日2024の感想です。

総括するなら

『もう一度ジョンソンスタッフは自分たちの悪意ある笑いを考え直した方がいい。自社だろうが他人のコンテンツを擦るならちゃんと面白くしてくれ』

という点です。

気になった点を挙げていきたいと思います。

あまりにも拝借元への理解がなさすぎる

今回はラヴィット!の企画出会い頭-1GPを取り上げて集まった芸人の中から選りすぐりのボケ5組とツッコミ5組で競いあうというものでした。

しかし、ボケでチョイスされたのが

サンシャイン池崎
ランジャダイ国本
くっきー。
真空ジェシカ川北
村上ショージ

といったラインナップでした。

まずこの人選を見て『選出したスタッフはこの企画ちゃんと見たことあるのか』と思いました。

この企画って『本ネタの漫才が面白い5組をバラして新たな化学反応を見る企画』であって、間違っても『突拍子もないボケをする人間をツッコミ芸人にぶつけて反応を見る企画』ではないんですよ。

前者をやるなら若手をつれてくるんじゃなくてツッコミ側はそれこそアンタッチャブル柴田さんレベルのツッコミの名手を連れてこないと成り立ちません。

もしかしたら柴田-1グランプリまで見て、それを悪意ある形で発展させることを意図して今回の5組キャスティングしたのかもしれませんが、審査員だった山内さん曰く『ボケ全員がゴールデンや昼のやり口じゃなくて深夜枠のトリをやってる』と評するのが的を射てるなと思いました。

なんというか、三拍子の高倉さんが最初参戦できなくて悔しそうだったのが、あの惨状を見て安心して『面白かったです』っていうのも虚しく聞こえてしまいました。

で、あんなことやっちゃうから爆笑太田さんが(見方によっちゃ)よくないハッスルをするという、【あの人普通に面白い漫才もできるのになぁ】と、虚しい思いをしてしまいました。

そら太田さんもあんな振る舞いになるよ。濱家さんが『あんなに大立ち回りするから本ネタ弱くなるねん!』ツッコンでも効き目ないって。

なんというかラヴィット的にはTBSのバラエティを引っ張ってきた人たちに企画を差し出せと言われたら、文句は言えないんでしょうけど、そんなことやったらそらラヴィット!ファンの人たちは怒るよ。
川島さんが『(うまくいくか不安だった)昨日の夜の俺をぶん殴ってやりたい!』『(画面のロゴから)ラヴィット!を消してくれ!』と視聴者の怒りを代弁してくれて助かった人も多いと思う。

ラヴィット!定番のコンテンツを徒に消費してしまったキングオブコンジョー2回戦

ラヴィットの定番といえば批判も多いですが『ビリビリ椅子』です。

今回は【それに座ってピンポン玉を落とさないように耐える】という要素が追加されましたが、なんかあんな感じで普通に耐えられてしまうとラヴィット!のビリビリ椅子が意味ないものになってしまう。と思いました。

あのビリビリ椅子に関してはそら当然痛いんでしょうけど、痛みに耐えられるのはみなみかわとか青木マッチョみたいな【ある程度鍛えていて特殊な技能がある(ようにみえる)人間】じゃないといけなくて、ポジティブ思考だけで乗り切れるみたいな(しかも通常より強いもの)形にしてしまうと本編の茶番感が増してしまうんですよね。

なんというかラヴィット!ファンの視点から見ると『お笑いの日のスタッフはラヴィット!を潰したいのか』とも思ってしまいます。

なんというか、一視聴者の視点から見るとリスペクトがあまり感じられなかったように見えてしまいました。

これがもし先輩たちからラヴィット!スタッフへの『いつまでもビリビリ椅子に頼るなよ』という指導なのであれば【もう少し別のやり口あるだろう】と思ってしまいます。少なくとも自社の他番組のファンを本気で怒らせるような所業はダメだろうと思います。

悪意とリスペクトがないのは違う

2000年代からTBSの攻めバラエティに共通するのは「悪意のある笑い」ということです。

これは簡単に言えば「悪意に気づけた人だけが笑えて、それ以外の人は置いていかれる笑いである」(岡田斗司夫談)で、熱狂的なファンが獲得できますが天井が見えている笑いと私は個人的に思っています。

でも、最近は「悪意」を履き違えているように思えます。

悪意のある笑いというのは相手に対するリスペクトを欠いてはいけないのです。ギリギリの絶妙なラインを攻めるのがいいのであって、相手を悪意で持って潰す(ように見える)のは絶対に違います。

そんなバラエティを作っておいて、キングオブコント以外に出演すらしていない「ダウンタウン」のイラストをロゴに載せておくのも「リスペクトがない」と思ってしまいます。

まとめ「本当にジョンソンが終わった理由が詰まっていた」

大切に育てていたラヴィット班に対して、松ちゃんという象徴の不在で右往左往した結果、自分たちの笑いすら見失っているお笑いの日のスタッフの姿をみると「そらジョンソン終わるって・・・」とがっかりとした気持ちになってしまいました。

なんというか今までダウンタウンと藤井健太郎にしか頼ってなかったというのが露呈した形でした。藤井さんは自分の城をもち後身のために自分の仕事術を言語化までしていたが彼の『悪意』の才能はあくまで属人的だったのかなぁと思ってしまうぐらいの出来でした。

来年は正直大人しくキングオブコントだけ放送してほしいです。

以上

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