問題解釈力がDiploma試験突破のカギ
WSET Diplomaの中でも特にD3試験は、多くの受験生が最も難しいと感じる難関科目です。
その理由の一つに、出題される問題が非常に抽象的で、どこに焦点を当てて答えればよいかわからないという点があると思います。
Diploma試験はすべて論述型なので、解釈を誤ると時間をかけて書いた内容が的外れになってしまうリスクもありますよね。
しかし、逆に言えば、問題を自分なりに解釈し、それに基づいて論理的に答える余地が大いにあるということです。
たとえ「この答えで合っているのか?」と迷うことがあっても、自分の解釈に基づいて確信を持って書くことが大切です。
具体的な知識だけに頼らず、「この問題は何を聞いているのか?」という全体像を考える姿勢が必要です。
その際、可能な限り多くの事例(産地、品種、生産者、ブランドなど)をまじえ、広範な知識を示すことが効果的です。
例えば、「ブルゴーニュのピノ・ノワール」について聞かれる場合は、単にブルゴーニュだけでなく、ロワールやカサブランカなどのピノ・ノワールの事例を加え比較することで、幅広い視点から理解していることをアピールできます。
重要なのは、問題に対してただ一つの正解を探そうとするのではなく、自分の解釈に基づいてしっかりと論じる姿勢です。この柔軟な思考が、合格へのカギとなります。
Diplomaは大変な試験ですが、自分を信じて頑張ってください!応援しています。
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