これだけは絶対に避けるべきこと

WSET Diploma試験は100％論述型で、しかも英語で行われます。試験範囲は広く、必ず触れなければならないポイントはあるものの、明確な正解がないことも多いです。

問題が漠然としていることもあり、どう解釈すれば良いか悩んでしまうことがあります。限られた試験時間の中で、迷いながら時間だけが過ぎ、焦りが募った経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

特に重要なのは、D3の選択問題を除き、すべての設問に必ず答えることです。たとえば、5問中4問を高得点で書けたとしても、1問を白紙で提出してしまうと、合格は難しくなるでしょう。たとえ1問でもまったく書けない問題があると、試験全体の評価に大きく影響します。

一方で、すべての設問に6割程度しか自信を持って書けなくても、すべてに答えた場合には合格の可能性が残ります。ですから、まったく書けない問題を作らないことが大切です。

「どうしてもわからない問題が出たらどうすればいいのか？」という時の対策として、なんでも良いから最低3行は書くことをお勧めします。

当てずっぽうでも、多少の見当違いでも構いません。恥やプライドを捨てて、とにかく文章にして書くことが合格への鍵です。

迷ったとき、焦ったときにこそ、一歩踏み出す勇気を持って書き進めることが求められます。あなたの挑戦を心から応援しています。