見出し画像

Atri -My Dear Moments- 感想

シナリオB キャラB 音楽B グラフィックB 演出B
総評B

終末世界でのロボットと人間の一夏の物語。なんというか, すごく値段相応な作品。話はまあ纏まってはいるけど別に凄く面白いって話ではないし, 絵もまあ綺麗ではあるけど2020年の作品ならこんなもんだろって感じだし。まあ悪い作品ではないと思うけど, 持ち上げられる程でもないかなぁって感じの作品だった。

良かった点

①完成度
整合性の取れてない設定もなく, 変なテキストもなく, 文章がキッチリしていた。読んでいて不快感がない。

悪かった点

①予想外が起こらない
最初から最後まで全てが, まあそうなるよなという展開で進む。正直最初30分やったら結末までわかってしまう程度にはトントン拍子。そのため読んでいて面白くはない。
②別に感動はしない
悪い点ではないかもしれないけど, 公式が感動のストーリーって言って売ってるからそこへの文句。自分の感性が他人と違う可能性は無きにしも非ずだけども。持論だが感動にはある程度の悲劇が必要だと思う。基本涙は悲しい時に流れるものだから。でもこの物語は全てがトントン拍子で進んで, みんなの希望が叶って, ハッピーエンドって感じだから悲劇も何も無いし, 別に泣ける場面はない。感動のストーリーって聞いてワクワクしていた, やる前のあの時の気持ちを返してほしい。ただまあ感動しないなりにただのSFとしてみれば別に悪くない作品ではあった。

最後に

本当に悪い作品ではないんだけど, マイナスもなければプラスもなく...そんな作品でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?