リトルバスターズ! 感想
シナリオB+ キャラA - 音楽A グラフィックB 演出A
総評B+
友情をテーマにしたみんな大好きkey作品。バカゲー。シナリオは粗だらけもいいところだが, 何も考えず何も気にしなかったら勢いで誤魔化してくれるためIQを100落として読んだら面白かった。良くも悪くも勢いだけだったけれど読み終わった後はなんとなく気分が良かったためこれはこれで良かったのではないかと思う。
良かった点
①テンポ
テンポが圧倒的に良いため, その場の雰囲気に合わせやすくギャグパートはちゃんと笑えるし泣けるパートはちゃんと泣ける。また, 明らかにシナリオが微妙な場面でもなんとなくで流せる。
悪かった点
①成長描写
本作は主人公と棗鈴の成長物語の筈だし, 作中でもそれがほぼ明言されていた筈なのだが何がどう成長しているのかがイマイチわかりづらい。
②ヒロイン
障害者(言葉通りの意味)が多すぎる。なんでこんなヤバい女ばっかりいるのかの説明くらいは欲しかった。
③最終章の友人枠
refrainであれだけ一緒に野球をしてきた友人兼ヒロインズが出てこなくなって悲しくなった。
最後に
途中から何も考えずに読んでいたけれども思考を放棄してからはちゃんと面白かった。思考を放棄しやすい作品っていうのもある意味で評価点なのかもしれない。
ヒロインズとの交流で成長して最終章が友人との交流という美少女ゲームとは思えないような珍しい構成だったが友人達との絡みが多い共通パートとrefrainはむしろ作中一番面白かったまであった。最後の恭介の独白はズル。
なんだかんだでまあまあ楽しめたので満足だった。
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