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9-nine- 感想

シナリオA - キャラA+ 音楽A グラフィックA 演出A
総評A

王道超能力バトル作品。個人的には最近出た作品の中ではダントツで面白い作品だと思っている。とりあえずどこまでも王道なストーリーだが, 欲しい時に完璧な王道展開を提供してくれるので読んでいて非常に熱くなれる。シナリオには読み終わった後によく考えると正直若干の粗があるものの, 勢いが凄いためあまり気にならなかった。いい意味でただ面白いだけの作品だったと思う。

良かった点

①新海天
この作品の面白さの4割くらいはこの女が担ってるんじゃないかなって程度には面白い女。秀逸な台詞回しに声優の超技能が合わさっていてもう無敵。この作品通して笑ったシーンの9割にはコイツが絡んでいる気がする。
②曲
どれも曲調がかっこいい。dear my wakerのタイトルが出てくるシーンとかもう最高だった。あと個人的にいいなと思った点が1章opのrealizeの歌詞が全部終わった後にようやく意味がわかるところ。作詞者が意図したかはわからないが, これが1章and実質新章ヒロインのみやこっぽさが出ていて好き。
③シナリオ
熱いシーンはとことん熱く, 絶望的なシーンはとことん絶望的に。非常に感情揺さぶられる面白いシナリオで, 読み進める腕が止まらなかった。また, ラストも綺麗に締められており, いい意味で2度とやりたくなくなるような最高の終わりで気持ちが良かった。

悪かった点

①主人公の能力
ゲームシステムに対するメタファーを込めた面白い能力だと思うのだが, 技術力の限界からかイマイチその能力が表現しきれていなかった印象。
②ご都合主義
ちょっと主人公補正強すぎんかって思うことが多々ある。

最後に

本当に面白かった。タイトル回収のシーンとかもう鳥肌止まらんかったね。こういうのでいいんだよこういうので。

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