さくら、もゆ。　感想

シナリオC キャラC 音楽A グラフィックA 演出A 文章E 感動B
総評C

なぜか世間から評価されている作品。まず何よりも文章が酷すぎる。同じ内容の文章が何回も何回も繰り返される, 言うなれば小学生の読書感想文みたいなものでとても読めたものじゃない。そんな文章で文章量を誤魔化してあるところからも分かる通りシナリオも非常に薄く, とてもノベルゲームと呼びたくないようなものが本作である。感動的なシーンもあるが, 大筋のストーリーとは大して関係のない部分的なところであり, 全体として見た時にどうしても残念な評価をせざるを得なかった。
いや, シナリオゲーじゃなくてキャラゲー目指してるのは分かるんすよ。でもキャラを楽しむためには他で不快感を感じないのが前提っていうか。この作品はちょっと不快感が多すぎましたね。

良かった点

①オープニング
曲も映像も綺麗で世界観に合っていて良かったと思う。
②ハルルート
全体を見た時に唯一面白かったルート。文章のループが少ないため読みやすく, その上ストーリーも良かった。このルートだけ別人が書いたまである。
③クロの奮闘
全体で見た時に一番感動したパート。この作品でまさか泣くことになるとは思っていなかったので驚いた。ちなみにクロルートはクロの奮闘パートは泣けるが, それがストーリーに与える影響が小さいためシナリオ全体で見るとイマイチ面白くない。

悪かった点

①文章
こんなの読んでたら頭悪くなる。
②内容の薄さ
複雑な設定の解説とループする文章で文章量を誤魔化しているだけなので肝心の内容が薄い。
③ノリがおかしい
ヒロインの告白にあり得ない返答をする主人公だったり, 雑な学園祭の描写だったり, 正直違和感を覚える描写が多かった。作者は多分大した青春を過ごしてこなかったんだろうなと思う。jk書かせるなら最低限jkと会話したことあるやつが書け。

最後に

ノベルゲームを名乗る以上せめて文章は書いてほしかった。自分には絵の雰囲気がイマイチ刺さらなかったが, 一応綺麗ではあるのでエロ目的で買って飛ばし気味でシナリオにも軽ーく目を通すくらいだったらもしかしたらやってもいいのかもしれない。全年齢版買うのはバカ。

あと, 自分には合わなかったとはいえこの作品が好きっていう人がいるのは理解できるしその感情も否定はしないけど, さすがにこの文章とストーリーのゴミ加減を隠して良いところだけをあげて布教している人間は悪だと思うので心当たりがある人は反省して欲しいなと思います。