ニャゴ!
練馬区の中村橋駅から徒歩数分のところにある練馬区立美術館で、11ぴきのねこでお馴染みの馬場のぼる氏展を開催しているとのことだったので、軽い気持ちで行ってきました。
結構いい天気でした(=暑くて危険でした)
中に入ると、ねこが出迎えてくれたり、絵本に出てくる家があって、子供なら中に入って遊べたり。いや多分大人も入れるだろうけれど…けれど…
入口からして明るいウェルカムな雰囲気。中はもちろん撮影禁止なので、写真が撮れるのはここまで。
1フロアの展示スペースはそう広くないので、この入口から入ってここから出て、階段登って2Fに続くという、通常なら集中力が途切れたり雰囲気に水が差されたりするような構成ですが、階段途中にキャラクターの絵が貼ってあったり、通路スペースには壁画作品が飾ってあったりして、なんか馬場のぼるワールドを探検しているかのような、愉快な気分に。
一部箇所では絵本も置いているので、立ちながらですがじっくり読むことも可能でした。展示されていた原画(?)は、印刷されたものよりはるかに色鮮やかで美しく、特に「アラビアンナイト」や「アオさん」に使われている青色の美しさにすっかり心を奪われてきました。
一応図録やポストカードも購入したのですが、美術館でみたあの色とは全然違う!orz
こっちのアオさん(青い馬)の青の方が実物に近かった
(再掲)
…っていうか、再現できるんじゃん!印刷技術の関係で仕方なくあの色なのかと思ってたのに!(今の今まで)
となると、費用面か、退色しやすいとか、そんな話ですかねぇ。
それはさておき、馬場のぼる氏の描くキャラクターは、なんて素敵な表情をしているのでしょう。特に幸せそうな表情が、とても味があり、幸せが細部から、綺麗な線の中から、こうジンワリと滲んでいるかのようで、見ているだけでこちらまで幸せな気分になりました。
(右上にいる、両手にコロッケ持ってすまし顔のあのネコなんて、もう満足感迸ってますよね。あの線が1mmでも違えば、こんな愛らしいすまし顔にはならないのでしょう)
当方、結構いい歳した中年なのですが、子供時代に返ったかのように、馬場のぼる氏の世界に浸ってきました。夏休みですが平日の人出は少なめというか寂しいくらいなので、もう好きなだけじっくり見て来られますよ、多分。
区立美術館のTwitterで混雑具合を呟いてることもあるので、そちらを確認の上で、空いてそうな日にぜひのんびりどうぞ!