続・30年越しの再開
続・30年越しの再開
前回では30年越しの人探しが完了し、発見に至り、依頼者様共々、喜びに湧いて…
あることが「発覚」
までを、お送りしました。
お身内の再会。と、思っていたところ、まぁ想定内ではありましたが、対象者から「会いたく無い。連絡も取りたく無い。お引き取り下さい」との発言。
よくあるのですよ。
このパターン。
なので、発見時にキチンと対象者にお尋ねするのです。
「○○さんが探しておられます。お知らせして宜しいですか?」と。
もちろん、依頼者様には御契約時に伝えます。
対象者が拒めば、連絡先等々はお教え出来ません…と
とりあえず、対象者の意向に沿って引き上げることに。
そして、依頼者様に「拒否」の旨をお伝えしたところ、私に対象者との橋渡しを願いたい。との提案。
さてさて、どうしたものか。と思案していると…「お願いします。橋渡しをしてもらってるうちに、ひょっとしたら気が変わって、会えるようになるかもでしょ?お願いします」と。
熱意に押され、3ヶ月間の約束でお受けすること。
そこから、私のライフワーク(笑)とも言える【橋渡し】が始まったw
依頼者様の伝言をまとめて、週イチで対象者にお伝えする。
まぁ要するに伝書鳩(笑)
しかし、依頼者様の伝言の多いこと、多いこと💦
ほとんどラブレターwww
そんな橋渡し業務(?)を実行して2ヶ月が過ぎたころ、対象者から「もういい加減にして下さい。会いたく無いし、連絡もしたく無いんです」とご立腹をブツケられる。
まぁそれも想定内だったので、電話やメールを避けて手紙にしておいたのですけどね。
そこで、依頼者様に「一度、中断しましょう。ご立腹されていては、願いが叶うどころじゃ無くなりますよ」と、お伝えし中断することに。
そして、3ヶ月目間近の、ある日のこと。
何と対象者から私の携帯に電話が。
「あのう、今までありがとうございました。会うのはイヤですが、電話で話すだけなら」
え?え?え?
かなりイヤがっておられたので、思わず「え?ホンマですか?」と聞き直してしまったw
どうも、根負けして貰えたらしい。
直ちに依頼者様に連絡。
そりゃ大喜びして頂きました。
探偵冥利に尽きるってやつですね。
その後、依頼者様から丁寧な御礼のお手紙を頂きました。
もう少しで会えるところまで進展しているそう。
依頼者様と対象者は異母姉妹。
押されてお受けした橋渡しでしたが、お受けして良かったですよ。
このような感動があるからこそ、けっこう激務な探偵を辞めるなんて全く思わないわけです(笑)
今回は、これで終わりです。
最後まで読んで下さり、おおきに🎵でした。
また、お会いしましょう。
アズ探偵社でした。
see you next time (^_^)/~
https://az-tantei-osaka.com