【古文書訳】北条氏照朱印状①【鯉を獲って来い!】
天正六年 五月晦日 大橋播磨守宛より。
氏照が鯉を獲るように指示したもの。
【北条氏照朱印状(大橋家文書)】
■(於カ)其地鯉を可為取候、為御進上之■間、
如此被仰出候、今日取候をハ、■(明カ)朝可上、明日、
昼取候をハ、明晩進上可申、いつれもいきなから進上■■(可致)者也、
平野如申可致之■(状)、■(仍)如件、
寅(天正六年) 五月晦日 大橋播磨守殿
→現代訳
【其の地にて鯉を獲るように。御進上の為、この様に命じる。
今日獲った物は明朝までに上げ、明日の昼に獲った物は明日の晩までに進上するように。
いづれも生きながら進上するように。平野が申す通りにしなさい】
参考:
新八王子市史(資料編2)
八王子城主・北條氏照
戦国時代年表 後北条氏編