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【EDH】 僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court(その2)(MH3: (6-7)

約1年前に 僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court のデッキを構築し、殴りジェネラルとして楽しく遊んでいます。1年間でオーラをテーマとする様々なカードが追加され、デッキの底力は着実に上がってきました。MH3 で得られた物も多かったので、再度デッキをまとめ直すことにしました。

基本的な戦い方

僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court は殴りジェネラルです。自身の能力で 聖者・役割 を自軍に展開してサイズを上げつつ、攻撃が通ればドローを繰り返すことでリソースを稼ぎ、得られたリソースを防御札やスタックスにあてて優位を固定してそのまま勝ち切るというのが理想的な流れです。
構成上 4-5 ターン目辺りに魔王になりやすく、特に Battle 帯では全体除去が飛んできたり、除去が集中的に飛んでくる展開になって復帰できないといった流れが典型的な負けパターンの1つです。もう1つの負けパターンは、場に置物を展開しがちなため、波止場の恐喝者/Dockside Extortionist 1枚でひっくり返されるという流れです。
今回はこれらの負けパターンを意識しつつ、対象とする Battle 帯で遊べるような構成を目指します。Challenge 帯でもプレイはできますが、レベル 8 以上に混じってプレイできる構成ではないことをあらかじめお断りします。

デッキ構成

土地 (30枚)

黄色の枠の部分が1年前構築時との更新点です。
土地枚数自体は変わらず、MDFC を増やしました。

MDFC 土地はピッチコストにもでき、僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court 展開後はマナが余り気味になることも多いこのデッキではキャストすることも少なくありません。マダラの鉤爪門/Talon Gates of Madara は 輪作/Crop Rotation から持ってこれる点が優れていて、僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court を守る防御札として使うことができる点が有意義です。

マナソース (18枚)

黄色の枠の部分が1年前構築時との更新点です。
増やしたマナアーティファクトはほぼ使い切りです。

僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court は 3 ターン目まで1体以上のクリーチャーを出しつつ、僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court をキャストして 聖者・役割 をつけアタックすることが理想のムーブです。これを実現できる確率を少しでも上げるために、2 マナのエンチャントは外しマナファクトを追加することにしました。

殴り強化カード(6枚)

黄色の枠の部分が1年前構築時との更新点です。
結果として無限コンボはデッキからなくなりました。

オセロットの群れ/Ocelot Pride はこのデッキとの相性が抜群に良く、このターンに出た 聖者・役割 トークンをコピーして、僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court に張ることができます。ニクス生まれのハイドラ/Nyxborn Hydra は十分なサイズ修正とトランプルを与えられる 授与 を持つクリーチャーであり、イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos サーチできるフィニッシャーとして重宝します。セラの高位僧/Serra Ascendant は EDH 殴り系デッキの定番アグロクリーチャーであり、このデッキでも採用しています。

除去・防御札(17枚)

黄色の枠の部分が1年前構築時との更新点です。
少しでも場持ちをよくするように大幅に増やしました

Battle 帯は全体としてインスタント系スペルの応酬よりも、戦闘が多くなる傾向にあるため、可能な限り場持ちを良くするためのカードを複数追加しています。
祝福の泉、シガルダ/Sigarda, Font of Blessings と 塔の長官、ボロミア/Boromir, Warden of the Tower  は場に置く避雷針であり、システムクリーチャーの延命に役立てます。これらをインスタントで守ることを目的として、堅忍の閃光/Flare of FortitudeLegolas's Quick Reflexes といった追加の 呪禁 付与手段や、Galadriel's Dismissal や 巧みな隠蔽/Clever Concealment といったフェイズアウト手段を追加しています。
マラメトの模範、クチル/Kutzil, Malamet Exemplar は 緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith でサーチできる 沈黙/Silence 持ちのクリーチャーであり、僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court のオーラを張ったクリーチャーであればドローの条件も満たせる便利なカードです。
孤独/Solitude は追加の除去であるほか、パーマネントであることを活かして 六番/Six で余ったランドを捨てつつクリーチャーを除去する動きが便利です。また エメリアのアルコン/Archon of Emeria 環境下では 瞬速 も活きてきます。
エイヴンの阻む者/Aven Interrupter は構えるのが重いものの、全体除去を1ターン遅らせる効果としては十分なものを持ちます。地味に墓地対策になる点も利点です。

ドロー・サーチ(12枚)

黄色の枠の部分が1年前構築時との更新点です。
六番/Six はこのデッキでも便利です。

定番カードを中心に採用しているので大きな変更点はありません。六番/Six と 瞬速 の組み合わせはこのデッキでは特に強力なので、余ったフェッチランドは手札に残しておきましょう。

スタックスカード(16 枚)

黄色の枠の部分が1年前構築時との更新点です。
最近はスタックス生物の基本性能が上がってきているのがありがたい限り。

このデッキは瞬速を持つスタックス生物が特に重宝するのですが、門衛のスラル/Doorkeeper Thrull はその中でも最上級の強さを持ちます。 不屈の解体者/Dauntless Dismantler と併せて 波止場の恐喝者/Dockside Extortionist へのにらみを利かせていきたいところです。ただし 2 マナ以下のスタックスはこのデッキが最も苦手とする 選別の儀式/Culling Ritual に巻き込まれるので、鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable Earth は残しておいた方が無難です。ラグ・オヴ・スマザリング/Rug of Smothering は連続してスペルをキャストする相手に対して有効なカードというだけでなく、最後の数点を詰めるためのカードとしても優秀です。

デッキリスト

まとめ

僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court は MH3 で比較的大きな恩恵を受けたジェネラルの1人だと思います。色々と組み替えやすいデッキですので、皆様もぜひお試しください。

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