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【PiEDH】ジモーンとダイナ/Zimone and Dina 2.1

はじめに

前回 PiEDH の ジモーンとダイナ/Zimone and Dina を軸とするデッキについて記事をまとめました。 その後プレイ回数を重ねることでデッキのアップデートが進みました。前半はアップデートをまとめつつ、イクサラン:失われし洞窟 で追加されたカードを盛り込んだバージョンアップを書いていきます。

おさらい

デッキの動き

ジモーンとダイナ/Zimone and Dina の理想的な動きは、3 ターン目に彼女らをキャストし、4 ターン目以降能力を繰り返し起動することで重量級のスペルに繋げることです。ほとんどのゲームでは 2 回能力を起動して 1 > 2 > 3 > 4(5) > 6(7) > 8 とマナを伸ばし 6 ターン目に 8 枚ランドを用意する状態を目指すことになります。これ以降は能力起動で2枚ずつドローするようになるため、アドバンテージ差を活かして勝ち切ります。能力の都合上、ランプした土地は出したターンには使えないため、特に 3-4 ターン目が厳しいデッキです。

デッキ構成

3-4 ターン目を支えるカード(17枚)

生贄のリソースを確保することを含めると、4 ターン目までに少なくとも 1 体のクリーチャーを出す必要があります。これを満たすには、最低15枚程度のスロットをここに割く必要があります。現在のデッキでは 17 枚のスロットを割いています。マナクリーチャーはこのスロットに数えることができますが、トークンを出さないシステムクリーチャーは別枠としてカウントしたほうが良いです。代表的には フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind がこれに当たります。

このデッキの基盤となるカード群。土地を手札に持ってこれるシリーズ、場に土地を出せるクリーチャーシリーズはいずれも重要なカードです。

激情の共感者/Fierce Empath もこの枠のカードと捉えています。6 マナのクリーチャーはランプ枠として5ターン目に出すことができ、ウルヴェンワルドのハイドラ/Ulvenwald Hydra は便利です。死者の原野/Field of the Dead を持ってくることで、1 > 2 > 3 > 4(5) > 6(8) と 5 ターン目に ジモーンとダイナ/Zimone and Dina の能力を2回起動することができます。

永遠への旅/Journey to Eternity も自身が裏返りつつ、生贄の種を再利用することができるという点で、1 > 2 > 3 > 4(6) > 7(8) と概ね同じような動きができます。こちらは 5 ターン目に 7 マナ使えるようになるので、大技に繋げるのが1ターン早いというのが最大のメリットです。

苔森の戦慄騎士/Mosswood Dreadknight - MTG Wiki もこの用途に適したカードです。ドローを掘り進めつつ場に戻せるため小回りの効くウーロといった感覚で使えます。またパワー3も地味に大きく ゼンディカーへの侵攻/Invasion of Zendikar を裏返すことができるため、1 > 2 > 3 > 4(7+2) と 4 ターン目にジモーンが能力を2回起動でき 5 ターンを 9 マナアンタップで迎えることができます。土地を伸ばすスペルはクリーチャーと比較すると劣るため抜けていったのですが、流石にこの動きは強力です。最悪ジモーンとダイナが4ターン目に殴れれば裏返せます。

硬鎧の大群/Scute Swarm は 4 ターン目に出すことでトークンの量産体制に入ることができる良いカードですが、強すぎるが故に除去の的になりやすいので、他に出せるカードがあるのであれば、そちらを優先したいところです。バトルと併せてこれら2枠を 16-17 枚目のカードとしてこの枠に含めています。

アドバンテージ源(11 枚)

ジモーンとダイナ/Zimone and Dina は盤面のリソースを大量に使う上手札から土地をどんどんプレイする必要があり、リソースの補充手段はかかせません。

トークン生成カードおよび、EDH 定番の妨害 + ドローカードで構成。
黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse だけは毛色が違うものの、ドローチェーン系のデッキに対するけん制となるので抜きづらいです。

渦巻く空、開璃/Kairi, the Swirling Sky は使ってみたら便利だったカードです。お相手のトークンを一掃する動きも悪くありません。17 マナと膨大なマナを要しますが、多元宇宙の突破/Breach the Multiverse と組み合わせると相手のライブラリを全部破壊した上で、無限ターンに突入します。

珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelm は 死者の原野/Field of the Dead硬鎧の大群/Scute Swarm とジェネラル 1 枚コンボを形成し、綺麗に繋がると30マナ程度のマナが出るランドを並べることができます。スタート時点で2枚程度のランドを能力以外で上陸できる手段を用意しておくことをおすすめします。6 割程度の成功率なので、比較的よく止まります。

サーチ(5枚)

次点となるサーチは アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier か、闇の誓願/Dark Petition

サーチカードは基本的に5-6ターン目のマナ加速が終わった後に使います。7-8 マナが使える時間帯ではありますが、4マナ以上のサーチはどうしても重さが気になるため採用していません。その中でも 鏡に願いを/Beseech the Mirror は直接エンチャントを場に出せるのが大きく、ジェネラル 2 枚コンボである 珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelm へのアクセス性が向上するため採用しています。後述するコンボのキーカードでもあります。

出現の根本原理/Emergent Ultimatum(5枚)

このデッキの最もわかりやすいフィニッシュムーブが 出現の根本原理/Emergent Ultimatum を打つことです。

パイルの詳細は前回の記事を参照ください。

多元宇宙の突破/Breach the Multiverse は小型クリーチャーを多用する構築の場合は効果が薄いものの、大型クリーチャーが採用されやすい PiEDH ではそのまま勝ち切れることも少なくありません。多元宇宙と共に/One with the Multiverse は定着するようであればアドバンテージ差で押し切れます。また流石に追加2ターンを貰えると ジモーンとダイナ/Zimone and Dina が叩き出すアドバンテージが大きくそのまま勝てることがほとんどです。

カウンター(10 枚)

基本的には条件付きカウンターを自分のやりたいことを押し通す目的で使っていきます。
神秘の論争/Mystical Dispute が 10 枚のカードという印象です。

全体的に対青を意識した選択になっているので、緑系を相手にするのがやや厳しい感覚はあります。ハードカウンターを積むべきなのかは悩ましい所です。

除去(6 枚)

ここは早い段階から固まっている印象の定番の 6 枚です。

食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre は 珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelm で連続ドローモードに入っている時は、そのままフィニッシャーにもなります。王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns は 協約 の種になる食物トークン(アーティファクト)を作成することができるオプションも重要です。

土地(41枚)

PiEDH は土地を主要なマナソースとして活用することが強い環境でもあるので、安定して土地を確保できる構築自体が強みにもなります。

睡蓮の原野/Lotus Field神秘の聖域/Mystic Sanctuary道路脇の聖遺/Roadside Reliquary の3枚は後述するコンボパーツです。睡蓮の原野/Lotus Field神秘の聖域/Mystic Sanctuary の2枚は基本的には場に出さないようにします。また安定したコンボを実現するには、基本土地タイプを持つ2色以上の土地を 10 枚、基本地形を 6 枚確保することが最低条件です。森 1 枚と、見捨てられたぬかるみ、竹沼/Takenuma, Abandoned Mire が自由枠で見た目ほど余裕はありません。

【11/08 追記】渦巻く空、開璃/Kairi, the Swirling Sky を使ったループコンボについて

以下の手順でループコンボを構成します。アタックとライフルーズを用いることなく相手を倒す必要がある際に重宝します。

  1. 多元宇宙の突破/Breach the Multiverse渦巻く空、開璃/Kairi, the Swirling Sky を場に出す(7マナ)

  2. ジモーンとダイナ/Zimone and Dina で、渦巻く空、開璃/Kairi, the Swirling Sky を生贄に。墓地から 多元宇宙の突破/Breach the Multiverse と何れかのサーチスペルを回収(7マナ)

  3. サーチスペルで 運命のきずな/Nexus of Fate をサーチ(9-11マナ)

  4. 運命のきずな/Nexus of Fate をキャスト(16-18 マナ)

  5. 1-4 のループの過程で多くの場合、ジモーンとダイナ/Zimone and Dina のドローで 運命のきずな/Nexus of Fate が引けます。このタイミングで、悪魔の意図/Diabolic Intent などの 渦巻く空、開璃/Kairi, the Swirling Sky を破壊できるカードを墓地から拾います。その後、山札を 運命のきずな/Nexus of Fate のみにします。

  6. 運命のきずな/Nexus of Fate をキャスト(7 マナ)

  7. 多元宇宙の突破/Breach the Multiverse渦巻く空、開璃/Kairi, the Swirling Sky を場に出す(14 マナ)

  8. 悪魔の意図/Diabolic Intent渦巻く空、開璃/Kairi, the Swirling Sky を生け贄に(サーチはしない)多元宇宙の突破/Breach the Multiverse湖での水難/Drown in the Loch を回収(16マナ)

  9. 6-8 を繰り返し、相手の山札をすべて破壊する。

  10. 多元宇宙の突破/Breach the Multiverseフェアリーの黒幕/Faerie Mastermind を場に出し能力を起動すると対戦相手がカードを引けず勝利する。

イクサランで追加された注目カード

洞窟探検

ジモーンとダイナ 2.0 開幕

洞窟探検は 3-4 ターン目を支えるカードとして強力です。特に能力で設置される土地がアンタップインすることが便利で、永遠への旅と同様に 1 > 2 > 3 > 4(6) > 7(9) の流れを刻む際に、能力起動前に追加でアンタップインの2マナを確保することができ、能力起動後に3マナ確保することができるようになります。3 マナあると次のクリチャーを確保する際の幅がかなり広がるため、展開に余裕ができます。また 珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelm と同時に場に出しトークンが豊富にあれば、アンタップ状態でマナが伸びていくことになり、そのターンで決着をつけられるようになります。積極的に狙うコンボとまでは言わないものの、どのパーツも単体でジモーンとダイナにとっては有意義なカードなので、自然と揃えば勝つ的に使うのが良い感じです。

帝王マイコイド

意外とすぐに大きなサイズになります。

落魄を条件に終了ステップにファンガスを生成できるカードで、生け贄を多用するこのデッキでは概ね条件を満たすことが出来ます。3マナであることが大きく、硬鎧の大群/Scute Swarm と似た感覚で序盤は使えます。
フェッチランドの生贄でも条件を満たせる他、ライブラリ破壊でも条件を満たすことができるため、多元宇宙の突破/Breach the Multiverseで釣り上げても悪くありません。自身がトランプルを持つためフィニッシャーにもなれます。トークンを生贄に捧げても落魄しないのは残念ですが、新たなトークンエンジンとして活用できそうです。

残響する深淵

記事作成中は重要なカードと思っていました。
新たなルートではめでたくキーカードに。

後述するコンボの構成要素として活用することができますが、無くても機能するため現時点では採用を見送っています。単体では、追加のフェッチランドとして使える土地として活用しましょう。

後述するコンボのキーパーツのひとつです。
手札に来た場合には基本的にはプレイすることができないので、ランド枚数とは数えないようにしています。

この 3 枚は採用確定ですが、それ以外にも気になるカードをピックアップします。

追加の全体除去枠です。

ジモーンとダイナ/Zimone and Dina もほぼ確定で流れてしまうのですが、特に緑相手には便利なカードです。

湖での水難/Drown in the Loch、二重視/See Double、運命のきずな/Nexus of Fate などの能動的に打てるインスタントに反復を与える効果自体は悪くないです。

イクサラン名物、クリーチャー件、裏側土地シリーズのなかからパクパテク様をチョイスしました。英遠の旅は3マナであることが何よりもこのデッキでは重要で、4マナ以上でかつタップインで場に出るのはいささか厳しいです。他の2枚は5マナでアタック誘発なのがどうにも遅いですね。

気軽にプレインズウォーカーが除去られる世界観。

単体除去が欲しくなった際の選択肢として、対象の制限が緩い除去として悪くなく、インスタントである点も評価できます。プレインズウォーカーを触りたいシーンはそれほどないものの、あったほうが良いのは間違いないです。

洞窟探検を使ったコンボについて

こちらの記事で紹介されている無限コンボですが 鏡に願いを/Beseech the Mirror を使えるこのデッキでも、成立させることが出来ます。

チェーンコンボの構成要素

睡蓮の原野/Lotus Field はスペル扱いする必要があるので、土地以外に 風景の変容/Scapeshift見事な再生/Splendid Reclamation、洞窟探検 と併せ、4 枚のスロットをこのコンボのために枠を割く必要があります。ジモーンとダイナ/Zimone and Dina は土地シナジーが強いデッキであり、睡蓮の原野/Lotus Field 以外のカードをそれぞれを単体で引いてきても活用できる点はメリットと言えます。

前提条件

これまでまとめてきた様に ジモーンとダイナ/Zimone and Dina のデッキであればこれらの前提条件は比較的容易に満たすことができます。ジェネラルを含まない 2 枚コンボと考えて概ね良さそうです。前述の記事にもあったように 白日の下に/Bring to Light も採用できなくはないですが、最初にスゥルタイ以外の色を捻出する難易度が高いです。

手順

実際のプレイの様子と併せて手順をまとめます。

  1. 鏡に願いを/Beseech the Mirror → 風景の変容/Scapeshift(残り3マナ)

ここが一番難しいです。死者の原野 で作ったゾンビトークンが一番わかりやすいシナリオですが、
ランド 7 枚スタートだとチェーンの後半でマナが足りません。フェッチランドが事前に墓地にあるか、ジモーンとダイナを起動して土地を 8 枚にする必要があります。

2.《神秘の聖域》、《睡蓮の原野》、《死者の原野》、《道路脇の聖遺》、フェッチ3枚を含む7枚の土地をプレイ(残り3マナ)

ここで持ってくるフェッチランドでサーチできる土地が、コンボ終了時に場に出すことができる土地です。

3. フェッチ3枚起動後、《神秘の聖域》で 鏡に願いを/Beseech the Mirror をライブラリトップに、《睡蓮の原野》の EIP スタックでマナを出し、《睡蓮の原野》と《神秘の聖域》を生贄に捧げる(残り 7 マナ)

水蓮の原野がアンタップインするのはかなり危険ですね。この時点で《睡蓮の原野》 か 《神秘の聖域》 を引いてしまっていたらこのタイミングでジモーンとダイナを起動して、手札経由で 《神秘の聖域》と一緒に墓地に送ります。

4. 《道路脇の聖遺》で 鏡に願いを/Beseech the Mirror をドロー(残り5マナ)

猫が出てません。

5. 鏡に願いを/Beseech the Mirror → 見事な再生/Splendid Reclamation (残り 1 マナ)

ここがループ前の始点です。
これに加えて最初に風景の変容/Scapeshiftで墓地に送った7枚の土地がアンタップインします。

6. フェッチ3枚起動、《神秘の聖域》で 見事な再生/Splendid Reclamation をトップに、《睡蓮の原野》の EIP スタックでマナを出し、《睡蓮の原野》と《神秘の聖域》を生贄に捧げる (残り 5 マナ)

アンタップしている土地と併せて19 マナが残っています。

7. 《道路脇の聖遺》で 見事な再生/Splendid Reclamation をドロー(残り3マナ + アンタップインの土地 14 枚)

ここで 5. の状態から 2 マナ余剰マナが減った状態に戻ります。都合5-7のループを回す度に2マナ減り、ゾンビが9体増えるので、2 回繰り返すことで 36 体のゾンビを確保します。(残りアンタップインの土地 13 枚)

8. フェッチ3枚起動、《神秘の聖域》で 鏡に願いを/Beseech the Mirror  をトップに、《睡蓮の原野》の EIP スタックでマナを出し、《睡蓮の原野》と《神秘の聖域》を生贄に捧げる (残り 17 マナ。内、BBBBBUUUGG が必須。)

概ね盤面はこんな感じに。

9. 《道路脇の聖遺》で 鏡に願いを/Beseech the Mirror をドロー(残り15マナ)

10. 鏡に願いを/Beseech the Mirror で、出現の根本原理/Emergent Ultimatum をサーチしてキャスト(残り4マナ)

パイルはタイムワープ系×2 と 二重視/See Double or ナーセットの逆転/Narset's Reversal で追加2ターンを得るようにするのが固いです。タイムワープを既に引いているのであれば代わりにそれをキャストし、鏡に願いを/Beseech the Mirror  で 運命のきずな/Nexus of Fate をサーチすれば問題ありません。追加ターン中にある程度はクリーチャーを追加できます。また 36 体のゾンビで勝てなくても大量のマナで勝てるでしょう。

サーチが少なく実践で決めるシーンはなかなかありませんが、現実的な2枚コンボはそれ自体が貴重です。洞窟探検 が場にあればコンボの構成要素のみでランドを大量に展開することでも十分に勝ちうるので、色々とアレンジも効きそうです。

【2023/11/08 追記】さらなる改善

有識者による研究が進み、より安定して高火力が出せる組み合わせが見つかりました。

構成パーツは 11 枚とかなり多め。
とはいえうち 6 枚がランドで有色マナが出るため、マナ基盤にそこまで負担はかからず、

前提条件

細かい条件が増えていますが、大枠これまでの前提条件と同じです。

手順

1. 鏡に願いを/Beseech the Mirror → 風景の変容/Scapeshift(残り3マナ)

前回と同じ

2. 《神秘の聖域》、《死者の原野》、《隠された瀑布》《リトヤラの鏡湖》、《隠された生育場》以外の任意の土地3枚の、7枚の土地をプレイ(残り3マナ)。風景の変容/Scapeshift をライブラリのトップに置く。

ここから別ルート。風景の変容/Scapeshift のリキャストで墓地に土地を増やしに行きます。

3. 《隠された瀑布》の能力を起動。発見4 を使い 風景の変容/Scapeshift をキャスト(残り4マナ)。

ここでは死者の原野を残していますが、後で回収できるので墓地に送って問題ありません。

4. 《隠された生育場》、《残響する深淵》、4枚以上のフェッチを含む7枚の土地をプレイ。《残響する深淵》を《神秘の聖域》のコピーとして場に出す。フェッチを起動後に、鏡に願いを/Beseech the Mirror  を山札の上に置く。(残り4マナ)

キーカードが全部4マナというのがポイント

5. 《隠された生育場》の発見4 を起動。鏡に願いを/Beseech the Mirror  → 見事な再生/Splendid Reclamation (残り4マナ)

全部で 22 マナ出ればok。これまでの流れでフェッチを 4 枚以上切れば成立します。

6. 鏡に願いを/Beseech the Mirror を山札の上に置き、《隠された生育場》の発見4 を起動。鏡に願いを/Beseech the Mirror → 渦巻く空、開璃/Kairi, the Swirling Sky をサーチして手札に持ってきて、場に出す。 (12 枚の土地)

ここに来て 渦巻く空、開璃/Kairi, the Swirling Sky がコンボパーツになるとは思っていませんでした。

7. 《リトヤラの鏡湖》の能力を起動し 渦巻く空、開璃/Kairi, the Swirling Sky のコピーを作成。レジェンドルールで破壊されるので、墓地から 風景の変容/Scapeshift見事な再生/Splendid Reclamation を手札に戻す。(ここで残り4マナあればokです。)(18 枚の土地)

3 回目の風景の変容/Scapeshiftを打ちます。

8. 風景の変容/Scapeshift をキャストし山札に残る全ての土地を場に出す。サーチしたランドから、見事な再生/Splendid Reclamation をキャスト。(22 枚の土地)

ループ完成です

9. 以降、7. 8. のループを繰り返すことで無限マナがでます。また《隠された生育場》の発見4 を無限に起動できるので、山札の全てのカードが手に入ります。無限マナ後は、見事な再生/Splendid Reclamation  だけでループが成立するため、墓地の任意のソーサリーorインスタントが回収できます。前述の 多元宇宙の突破/Breach the Multiverse を用いたループを行うか、食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre を場に出し無限ライフルーズさせるなどの方法でこのターン中に勝利できます。

こういうデッキではなかった気はします。

構成枚数は多いものの、土地への負担はむしろ下がっているので、完成度が上がったように思います。死者の原野を お菓子の小屋/Gingerbread Cabin に置き換えることでパイオニアでもこのループは組めるので、なかなかのおもちゃだと思います。

まとめ

ジモーンとダイナ/Zimone and Dina のアップデートをまとめました。イクサラン:失われし洞窟 で追加された洞窟探検によって、コントロールコンボデッキとしての性能が上がったように思います。改めて勝ち筋をまとめます。

  1. 珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelm による ジモーンとダイナ/Zimone and Dina 連続起動で得たアドバンテージから無限ターンなどで勝つ

  2. 出現の根本原理/Emergent Ultimatum で得たアドバンテージから無限ターンなどで勝つ

  3. 洞窟探検 + 鏡に願いを/Beseech the Mirror の2枚コンボで勝利 大量のゾンビで殴り勝つ

それぞれの勝ち手段は相互に参照できるので、5 ターン目に 7 枚の土地を場に出す状況を作りつつ、どのルートに入るかを決めておくと回しやすいです。PiEDH ならではの良いデッキになってきたと思いますので、しばらく試してみます。最後にデッキリストをまとめておきます。良いアイデアなどありましたら是非教えてください。

デッキリスト

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