【PiEDH】自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed
きっかけ
PiEDH ではイゼットを中心とするワープデッキや 古代学者、メリア/Meria, Scholar of Antiquity を主軸に据えたチェイン系のコンボデッキが一定の勢力を占めています。私がメインで使っている 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation はこれらのデッキとの相性が悪く、少し別軸で戦うデッキを組んでみることにしました。
自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed
この記事の中で 自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed を対策カードとして使えないかと考えていました。場に出た後の制圧度は高くこれを軸に据えたデッキを組んでみるのも面白いのではないかと感じデッキを構築することにしました。昔いってつさんが組んでいたリストを思い出しつつ、PiEDH らしいカードを採用したバーンデッキを目指します。
デッキ構成
マナ基盤
ランプデッキではありませんが、重い統率者ではあるので4ターン目に 自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed をキャストできる構成を前提として組んでいきます。1 > 2 > 4 > 6 のマナカーブで加速していく前提で考えると、以下のようなスロットを用意する必要がありそうです。
【EDH】期待値と確率でデッキを組む(統率者編)
https://bajonett.diarynote.jp/201901261327315550/
4ターン目に土地が 4 枚セットできる:36 枚
初手に2ターン目までに出すことができるマナ加速がある:15 枚
3ターン目までに2体マナ加速できるカードを出す:20 枚
概ねこのような枚数のマナ加速を用意するのが良さそうです。3マナでも2マナ以上出せるカードはこの要件を緩和することができるので、積極的に採用します。
ライフを詰める
主に2つの軸でライフを詰めに行きます。
バーン
速攻付与
自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed が出さえすれば、ライフを一気に詰められますが、イゼット系やアーティファクト主体のデッキはルーリク・サーが場に出る前に仕掛けてくることも想像されます。類似の効果を持つカードを複数枚採用することで、こうした動きをけん制します。擾乱のドミヌス、ソルフィム/Solphim, Mayhem Dominus と 朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell はこうしたカードのダメージを加速することができ相性が良いです。
速攻を付与するカードを複数枚採用し、統率者ダメージも含めて積極的にライフを削っていきます。併せていくつかの攻撃時や戦闘ダメージを与えた際に効果を発揮するカードを採用しています。
コンボ
吹き荒れる潜在能力/Possibility Storm はクリーチャー以外の呪文を唱える場合に、2回呪文を唱える必要が出るため 自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed 12 点のダメージを与えることができるようになり実質ロックカードとして機能します。影槍/Shadowspear は 自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed が持たない常在型能力を付与できる装備品で、自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed で自分に跳ね返るダメージを相殺し、対戦相手のダメージで回復するようになり便利です。
ユーティリティ
デッキの存在意義として置物とカウンターへのガードを強めに上げた構成を取っています。盤面勝負に持ち込まれると厳しいデッキですので、差し替えるのであればバーン戦略部分の枚数を少し削る形にはなりそうです。
デッキリスト
まとめ
自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed を主軸に据えた PiEDH デッキを組んでみました。クリーチャーコンボに特化していない分、クリーチャーで盤面を制圧するタイプのデッキに対する相性が悪いのですが、イゼット系のワープデッキやチェーンコンボには比較的有利に戦えるデッキです。こんなカードを採用してみてはなどあればぜひ教えてください。