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【映画】フルメタルジャケット

ぼくは映画をよく見ます。
メッセージ性のある映画が好きでネットフリックスでよく見るので
このnoteでも投稿していこうと思います。

ただ映画のPRでもないですし、紹介していくスタンスだと疲れてしまうので、
その映画について思ったことだったり感じたことを自由に発信していこうかと思います。

ネタバレもしているので、嫌な方は見ないでください。


「フルメタルジャケット」
1987年の映画でベトナム戦争を題材とした映画です。

前半では海兵隊訓練所で新兵が受ける過酷な訓練、
後半では彼らのベトナムでの行動が描かれています。

この映画は、人間の本質がうまく描かれている作品だと思いました。

戦争は人間が行う異常な歴史なのではなく、人間の持つ本質の一つであると、キューブリックは『フルメタル・ジャケット』を通して訴えているのです。

人間には二面性があります。
残虐性(幼児)と社会性(大人)です。
大人になり社会性が身につくと、
人なんて殺せません。
なので、訓練中はどんどん幼児にするような教育が施されています。

そして主人公のジョーカーは
ヘルメットには
「BORN TO KiLL」(生まれながらの殺し屋)
という文字

そして胸には
平和のシンボルをあらわすバッヂ
がされていました。

これは彼が精神の均衡を保つため、つまり大人としてのぎりぎりの理性を保つための方便なのです。「殺し」と「慈悲」。この矛盾した概念の境界線上でどちらにも偏らずに自らを保つ綱渡りのような状態こそ、幼児にはできない大人としての在りようを描いています。

子供は相反する矛盾を抱え続けることができず、物事を単純化しようとします。
その単純化の先には、狂気と残虐性が待っているとジョーカーはわかっていたのです。

ですが、最後この大人の部分が破壊されてしまいます。
キューブリックはジョーカーが死ぬシナリオでしたが、
大人の部分が破壊された時点でジョーカーが死んだと同然だということで、そのシナリオがなくなったみたいです。

自分としては、監督のメッセージが
残虐性をなくし大人になる事
という風にみえました。

自分としては、大人になる事はくだらない
と思っていたのですが、
ちょっと考えが変わりましたね。

いや、いまこんがらがっています。
もうちょっと考えてみようかな?
と思ってます!



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