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支えたくなる頭

三連休を東京で満喫し、22:00過ぎに新大阪に帰ってきた。携帯の充電がほとんどないために、自宅までの電車の中では吉祥寺で買った本を読む。そうすると、隣の40代程の女性が眠気に襲われているのか時折肩にもたれかかってくる。揺れて、わたしの肩に少しの間滞在しては戻り、また揺れて、滞在する。大概の場合隣の人にもたれかかられるのは好ましいことではないけれど、今日の場合それには説明できない柔らかさがあって、電車を降りる時にはすでに「わたしがいなくなってもがんばってください。」と応援する気持ちになっていた。乗り換えのために急いでエスカレーターに向かい、スーツケースを持って先頭で立つ。数秒経ち、もしかしてと思い後ろを見ると、やはりわたしが立っている側とは反対側に人が列を成していた。そんな乗り換えを経て、最寄りの駅に着き、歩いて久しぶりの家まで帰る。大阪を出た時にはクーラーを逃さないように閉まっていた窓が、今日は涼しい夜風を通すために少し空いていた。季節は秋になったらしい。