入院15日目
私のベッドは、窓際の陽当たりのいいところなので、朝カーテンを開けるのが楽しみ。
入院も2週間になると、だいぶ古参感出てくるものだ。
助産師さんには、「ずいぶんむくみ取れたね」「あらー、あの後点滴になっちゃったんだね」と、声をかけていただき、見守られている感が増してきます。
1日の流れ
6時 起床
朝の検温と血圧測定
7時半 朝食
モニターをつけてNST
(赤ちゃんの心拍とお腹の張りの検査)
診察がある日は診察
12時 昼食
シャワーが許可された日はシャワー
シャワーした日は洗濯もする(マイルール)
夕方の検温と血圧測定
18時 夕食
21時 消灯
この間、基本安静を徹底しているので、ご飯の片付けとお手洗いに行く以外は、ベッドに寝ているか座っているかどちらか。
切迫早産の私は、座位でも赤ちゃんに重力がかかり下に降りてくるため、なるべく臥位が望ましい。
病院のベッドは、よく見かけるリクライニング付きのパラマウントベッド。
妊娠中のため、なかなか姿勢が私の意思だけで思うようにいかないところがあり、とにかく背中と首が痛い。
角度をつけたり、左を向いたり右を向いたり、肩甲骨を動かすストレッチをしたり、試行錯誤の毎日。
うれしかったこと
夫が、私不在の中、冷蔵庫のものをきれいに食べ切ってくれたこと。
夫は滅多に包丁を握らない人だと思い込んでいたが、野菜室に残してきた食材を大切に食べ切ってくれた。
キャベツとハムの野菜炒め、じゃがいもの蒸し焼き(ストウブでの無水調理)、焼き芋。
多少日持ちするだろう野菜を置いてきたけど、シンプルながら美味しそうに調理していて感激。
里芋に至っては、下茹でした後にお醤油で軽く炒めるという2工程の調理になっていた。
聞けば、冷蔵庫の食品をしっかり食べきりたいことが動機となったようだ。
夫の限界点を私が勝手に決めてはいけない。
元々暮らし方が丁寧な夫。
決められたことを決められた順にやる、毎日やると決めたことをしっかり続ける。
きっと私よりもレシピに忠実に、美味しい食卓を彩ることができるだろう。
退院後の楽しみが、またひとつ増えた。
キッチンに立つ夫の姿を思い、自宅が恋しい。
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