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『THE ドラえもん展 SAPPORO 2021』②

思いのこしがどうしても気になってしまって、会期終了直前に駆け込んだ。それでも前回に引き続き、焦って足早になる自分がいた。どれだけ心奪われる作品があっても、もう一度足を運びたくなっても、きっとこれが今の私のアーティストとの向き合い方なのだなと思う。

ひとみ をみた

こんなことになっていたなんて。
ちゃんと生きていないと、大切なことに気づけない。
まっくろじゃ、ない。


みのがしたものとことがら

前回は二人で、今回は一人で回った。
こないだ感想を聞いて、初めて気がついた。
「あれすごかったねぇ。しずちゃんの、シャワー浴びてるところがぼうっと浮かんでくるやつ。」
会田誠さんの『キセイノセイキ』を見事に見逃していたのだった。

そして奈良美智さんの描いたドラミの、構想段階での名前がものすごく気に入っていたのに、思い出せなかったのを、しっかりと取り返してきた。
『リボン型聴覚装置装着前』。これです。
あいしてます。

佐藤雅晴さんの映像作品『ひとりかくれんぼ』は撮影不可だったので、しっかりと目に焼き付けてきた。
不穏で寂しくて、前回一番心に残っていたのだった。
桜がもうこわい。憧れたはずの、薄汚れていて電気のついていない学校は、一度目とは違う風に見えた。
「つまんない」
と言って通り過ぎる女の子がいた。
しゃがんでひとループ、しっかりと観た。

『ノー・アイテム・デー』な日常に戻る。
とりあえず、戻る。

#theドラえもん展

じょ


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