カグラギこわノート2
引き続きカグラギ・ディボウスキが怖い。
怖いったら怖い。
これは饅頭怖いとしていっているのではなく本当に怖いと思っていて、でも怖いっていうことは考える時間が長くなるため、結果的にカグラギのことを長時間考えてしまっているという意味のカグラギ・ディボウスキが怖いという文章です。
あと主従は怖い。
これは饅頭怖い的な怖いです。
でも怖いですよね?怖くないですか?怖くない?ほんと?
でも王様戦隊キングオージャーが地上波で放送されている以上、人類はもっと主従について考えていかなければいけないターンに入っていると思いますよ。考えた方が良いんですよ。主従というもっとも美しい関係性について。
王様戦隊キングオージャーはちょっと怖いレベルで子供たちに主従について英才教育をしようとしているから、大人もそれをきちんと受け止めて、今後子供たちが主従についてのなにかを求めたときにこたえられるようにしないといけないと思う。そう思いませんか?
まあそもそもキングオージャーにおいて純粋に主従と言えるのはイシャバーナとトウフだけであり、ンコソパは主従と言うより総長と舎弟、ゴッカンは裁判長と部下……部下?部下……??で、ギラは部下がいないのですが……あと今のところジェラミーのことはなにもわかっていませんが……
じゃあ実質イシャバーナとトウフについて考えるだけになりませんか?まあそれはそうなんですけど……。
9話のギラ争奪戦の時に構造上シオカラ・セバスチャン・クロダの三人になったのはかなり象徴的でしたね、ちょっとだけモルフォーニャは側近とか部下とかいう構造から抜け出した存在であり、自国の王に対するスタンスもちょっとだけずれていましたね(だからこそ10話がなんかすごいことになっちゃったわけですが)
女王と執事、王と従者という構造でわりとスマートにまとまってるため、主従関係について対比できそうなイシャバーナとトウフですが、このふたつの国にはさらなる大きな類似点として、「他から見ると欠点に見えそうな王の属性を従者が肯定している」というポイントがあります(主従って美しいな~~)
ヒメノのわがままも、カグラギの腹黒も、それぞれの従者からすると王道そのものなわけですね(ほんと主従って美しいなあ~~~~~~)
ただ、ヒメノ↔セバスは10話でも見て取れるとおり、セバスはヒメノに対して若干保護者的な目線があるんですね。ヒメノのバックボーンからしても両親を早い内に失って女王となることを求められた若さがあるため、そこを支えている感じなのがよくわかります。いいですね。主人の足りない部分を支える従者。美しいです。
対して、カグラギ↔クロダは10話で言及があった通り、欺きや謀りを是とするクロダと、それを指示するカグラギというお殿様と忍者的な雰囲気があり、これもまた主従の一つの姿ですね。主人の黒い部分を受け止めて、従者は求められた仕事をする。美しいですね。いや美しいけどカグラギお前それはそれとして何……何……鯉を!?
大変申し訳ありません。
冷静にカグラギの話をしようとしましたが無理でした。主従という絶対にして強固、堅実にして明確な関係性を主軸に据えれば良いかと思いましたがダメです。おかしくなる。なんだこいつは。
カグラギ・ディボウスキについて冷静に考えようとすればするほど「こいつ握力の強さでギラのこと拘束してんだよな……」「ラクレスと今も腹芸やってんだよな……」「あとこいつ鯉を殺してるんだよな……」「すっとぼけたふりしながら麻酔と毒薬入れ替えてる可能性あんだよな……」「多分クロダさんもそういうとこ織り込み済みで従者やってんだよな……(LOVE……)」「どういう顔でリタとまあまあセット行動してんのかわかんねえな……」などになり、あまり意味がありませんでした。
カグラギ・ディボウスキ、なんなんでしょうね。
そう、カグラギとリタがそれなりにセットで行動しているのはどうなんでしょうね。
嘘をつくのは嫌な裁判長と、平気な顔で嘘をつく殿様をセットにして脚本を書くの、楽しいか?楽しいだろうな……そりゃ楽しいだろうよ……二次創作だってそれやりたいもん……それはそう……。そもそも全体的にそれ二次創作だってやりたかったぁ~~~!!!ってなるようなことガンガンやってきてくれるよねキングオージャー……トウフのあの広間を部室みたいにしてくつろいでる赤青黄とかさ……すごいよかった……ありがとね……あれカグラギが許可だしてんのかな……まあ許可出してなかったら黒子さんたちにつまみ出されるんだろうから出してるんだろうな……出してるのか……そうか……。
そうか……。
じゃあ従者が毎回王様の後ろに控えてるのも楽しくてやってるってことでいいのか?いいと思うぞ。こっちはな~~~~~!!王様には従者がかかせないと思ってな~~~!!!常にな~~~~~~!!!!
これだけ主従を押し出している(主従が好きな人間にはそのようにしか思えない)のにもし各国側近のアクリルスタンドとかそれに相当するグッズがなかったら泣いちゃうかもしれないっていうぐらい主従を毎週感じています。
主従が好きな人間は基本的に主人が従者の後ろの控えていればそれだけで満足するところがありますが、主人が王様らしいムーヴをするとそれでもかなり満足感があがるという生態なため、11話のカグラギが首元に剣を突きつけられながら曇りない眼で平然と嘘をついているところでも正直めちゃくちゃグッッッッッッときました。どうしてそんな眼ができんの?こわすぎる。
ラクレスはインターネット株が下がりまくっていたのを最近(兄ムーヴにより)グッッと持ち直してきたところですが、そもそも行動自体はそこまで愚かじゃないんですよね……従者が二人いるし……若干ノせられやすいところはあるけど考えなしではないというか……従者が二人いるだけあって……ここ数話は特にきっちり交渉をしていく姿勢とか王様らしくてかなりいいですよね……従者もいるし……。
ラクレスは別に愚かじゃないので、カグラギの殿様ムーヴについては「まーーーーたふかしてるぞコイツ……」っていう目で見ているはずなんですけど、その上で話に乗ってやってるのは政治的な立ち回りというか「ここでこの提案を突っぱねると不自然」「こいつが背後で繋がってる残りの三王国を相手取るのも面倒」みたいな発想から来てるはずなんですよね。なのでそのへんをくんでの葬式提案とかしらふでして、しやがってカグラギてめ……そう……なんか……そう……そっか……。その裏で赤青黄はハッピー葬式プランニング!!!!!!かわいいね。
別記事でも書いたけど、キングオージャーはそうじゃなくてもうさんくさいやつが多いところに今週から怪奇クモ男が加わって「えーーーーん!!うさんくさいよーーー!!」ってなるためし、そのうさんくささ戦隊の一員にメイン戦隊メンバーが入っているのもどうかと思う。
まだ11話だけどもう11話だし来週は12話なんだぞ!カグラギ!聞いてるのか!うさんくさムーヴをほどほどにしろ!!!でもうさんくさムーヴを辞めた結果クロダさんとの良い感じの辛みがなくなるならもうこれからもどんどんうさんくさいムーヴをしてほしいです。よろしくおねがいします。
来週も楽しみにしています。