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『光』歌詞全文&ライナーノーツ
どうも、編集担当のツラニミズです。
2020年12月1日にリリースされる2nd ALBUM『Re:Creating world』より7曲目『光』の歌詞全文とライナーノーツをまとめました。
『光』歌詞全文(日本語ver.)
踏み出そうとしているこの一歩は
世界で一番暖かく大きい
いま口火をつけて燻ってるとこ
あなたが息を吹きかけたとき
この雨は上がる
素晴らしいこの世界は
命が繋がってる燃える
苦しみや涙を 今
光のレールに変えていけ
遠く届く
池真衣ライナーノーツ(作詞)
みなさまはじめまして!
「光」の作詞を担当させていただいた、池真衣と申します!
今回のテーマは「称賛」というポジティブなワードで、最初に曲のギターの音を聴いた時に「なるほどなあ〜」と思いました。なんだか、真っ白な教会の中にいる時の窓からの朝日のような、木漏れ日のような、キラキラとした神聖な気持ちになったのを覚えています。
そして歌詞もすごくストレートになりました。
なんか小難しいこと書くのも違うかなって。(笑)
どんなに小さな一歩に見えても、踏み出した瞬間に目の前の景色に色がつくような。光が見えなくても、未来が見えなくても、それは当たり前のこと。
それでもその扉を開いた人を「称賛」できるような歌詞になったと思います。
「架空の言語での歌唱」案には驚きました。
正直、とても悩んだんです…。
実際仮歌も歌わせていただきましたがめちゃくちゃ難しかったです。
自分で考えたんですけど。(笑)
でもAZKiさんが歌唱しているのを聴いて衝撃でした。
架空言語がめちゃくちゃ合ってた…!神聖!!癒やし!美しい…!と。
これぞ称賛。
私自身も前向きな気持ちになれた歌でした!
アシノライナーノーツ(作曲・編曲)
こんにちは!ギタリスト・作曲家のアシノと申します。
楽曲制作やライブなどでAZKiさんと関わらせていただいてます。
今回は作曲・ギター演奏を担当したオリジナル曲「光」について少し書かせていただきます。
まず「何語で歌ってるの?」と思う方がほとんどだと思いますが、そういったオーダーでした。笑
音を楽しむ上で、歌詞というのはとても異質なものだと思います。
日本人が英字新聞をおしゃれな包装紙として使っていたり、海外の方が漢字のデザインのTシャツを着たり、その文字を理解できる人からすると戸惑うこともあります。文字を理解できてしまうと、デザインの良し悪しとは関係ない部分で印象が変わってしまいます。
歌も同じで言葉が理解できるか否かで感じ方は変わります。
言葉が分かって理解できても、人によって受ける感情も違ってきます。
音楽を聴く基準は人それぞれだと思いますが、「光」は言葉による情報を省き、更に伴奏もギター1本のみと極限までシンプルにし、純粋にAZKiさんの歌を音として楽しめる曲になったと思います。
AZKiライナーノーツ
AZKiの音楽人生の中でも出会ってきたことが少ない貴重な楽曲です。アシノさんとは活動初期のころから交流がありまして、「いのち」のアコースティックバージョンの制作をしていただいたりとか、ギターを弾くことがもちろん上手いですし、その熱心さにはきっと誰にも負けないでいる気概を感じたりとか、そんな中でそれ以外にもこういった表現もできるんだと、すごい畏敬の念を抱きました。
この曲は聞いてお分かりいただける通り、「造語」というかなりハードルの高い言葉を歌い切るというのが最初にして最大の難関でした。この歌い方間違っているのか?合っているのか?も全然分からなく混乱したのを覚えています。本当に難しかったです。言葉ひとつひとつに感情を乗せていくというよりは、その曲調の持つ雰囲気や醸し出す世界観を大事にして歌わせていただきました。聞く側も歌っている言葉の意味だとかにとらわれず、ひとつのサウンドとして聞いていただけたらいいのかなあと思います。
自分自身、新しい扉を開いたような、世界を作り上げていくような感覚だったのがとても新鮮でした。歌うという表現で色んなことができるんだなあと再確認させてもらいました。またこういった曲にも挑戦してみたいですし、声そのものを楽器のように扱って取り入れた曲というのも遊び心があっていいなと思います。そういう感覚を忘れないでいたいと思える曲です。
ツラニミズライナーノーツ
光はアシノさんに「言葉じゃない曲を作って欲しい」と依頼し、作っていただいた楽曲です。本当にアシノさんのギターが好きで、インストだけでもいいなくらいの気持ちでお願いをしたのを覚えています。
そして上がってきた楽曲をきいてめちゃくちゃ感動しました。
造語であるものの、暖かさや心地よさが染み込むような曲で、流れるだけで一瞬で空気が変わる曲だと思っています。
ダイレクトに言葉が伝わる歌モノの良さとはまた違った音楽の良さがあります。そういった音楽の良さを感じてもらえると嬉しいです。
実はデモの段階で空間ノイズと言うか生活音っぽいものが入っていて、その音とアシノさんのギターがあたかもセットのような雰囲気になっていて、「このノイズめちゃくちゃいいですね」というお話をした結果、曲の最後の街の喧騒のような音に繋がっています。
個人的な解釈としては、とても素晴らしいギターとボーカルのおかげで聞いている人たちは幻想的な森にいたけれどハッと我に帰ると実は全然昼下がりの都会にいた。というような景色を表現できているのではないかなと。
ちなみにネタバレですが、実はアートワークの水面の反射はよく見るとビル街なんです。視覚的にも聴覚的にも楽しめるギミックを入れているのでこれを読んだあと、もう一回聞いてもらえると、捉え方が変わってくるかなと思います。
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2nd Full Album『Re:Creating world』
12/1(火)リリース決定!絶賛予約受付中
https://store.azki-official.com/product/25245
アルバム特設サイト
https://recreatingworld.azki-official.com/
AZKi 6th LiVE Re:Creating world
12/6 (日) 19:00 START 配信ライブ開催!
現在絶賛チケット販売中!
https://www.zan-live.com/live/detail/10039
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(ツラニミズ)