運行管理者試験対策#15
◆道路運送車両法関係(保安基準)
今回は、車両法の中でも一番出題率の高い「保安基準」に関して解説します。
保安基準に関しては、多くの規定がありますが、出題傾向は限られていますので、要点を押さえておきましょう。
道路運送車両法第3章には保安基準について記述されています。
「国土交通省令で定める保安上又は公害防止その他の環境保全上の技術基準に適合するものでなければ、運行の用に供してはならない。」
道路運送車両法第3章-46条(保安基準の原則)
道路運送車両の構造及び装置が運行に十分堪え、操縦その他の使用のための作業に安全であるとともに、通行人その他に危害を与えないことを確保するものでなければならず、かつ、これにより製作者又は使用者に対し、自動車の製作又は使用について不当な制限を課することとなるものであつてはならない。
穴埋め問題として出題される可能性があるので、字句を覚えておくことがポイントです。
◎長さ、幅及び高さ(保安基準第2条)
自動車は、告示で定める方法により測定した場合において、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12メートル(セミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13メートル)、幅2.5メートル、高さ3.8メートルを超えてはならない。
長さ>12mまで
幅>2.5mまで
高さ>3.8mまで
また、軸重についても出題される事があります。軸重は、10トンを超えてはならないという規定があり、1つの車輪にかかる重さを輪荷重と言います。輪荷重は特別な自動車を除き5トンを超えてはならないと規定されています。
この数字の部分は、しっかり覚えておきましょう。
道路の保全という面からしてもこれは遵守するべき事項となりますので、試験対策のみならず実務上でも有効な知識となります。
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