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エフェクターをウクレレ弾き語りに使いはじめました♪

半年ほど前から、ウクレレの演奏(弾き語り)にエフェクターを使いはじめました。

ウクレレを始めた当初は生音が好きだったので、ネットにアップする音源はマイク録りしてリバーブを薄くかける程度、リアルでライブを始めてからもステージではマイクでウクレレの音を拾ってもらっていました。

でも昨年ウクレレピクニックに出た時に、さすがに広いオープンな会場で演奏するのにマイクでは心もとないかな?と思ってピックアップを導入することにしました。

その際もピックアップの選定で重視したのが「なるべく生音に近い音」という点で、ボディも極力加工したくなかったので、いろいろ探した末に123soundの「MSPピックアップ」を採用しました。

楽器に穴をあけず磁石で取り付けるタイプだし、音もハンサム判治さんの使用感の記事に「ウクレレ本来の自然な木の音がそのまま出るし、音量もパッシブ(電池不要)としてはかなりデカい」と書いてあって、その2点が決め手になりました。

実際使ってみて、わたし的には期待通りの満足いく音・使用感で、いまでも引き続きこのピックアップを愛用しています。

でもこの時点でも重視していたのはやっぱり「ウクレレらしい生音」で、エフェクターを使う事は全く考えていませんでした。

その考え方が少し変わったのが、今年の2月のライブでご一緒させていただいた「たらすな隊長」のサウンドで、空間系のエフェクターをさりげなく効果的に使っていたのがとても印象的で、自分の曲を表現する上でプラスの効果が得られるなら使ってみても良いかも??と思いはじめました。

ここまで生音、生音と言っておいてなんですが、実はわたしエレキギターをやっていた頃は空間系エフェクト大好き人間で、フェイバリットギタリストにU2の「エッジ」やポリスの「アンディーサマーズ」、スミスの「ジョニー・マー」といった名だたる空間系使いの名前を真っ先に挙げるくらいのガチ勢だったのです♪

なので、一旦そっちに気持ちが傾くともう止められず、エフェクター導入の方向で一気に動きはじめたのでした。

一口にエフェクターと言ってもいろんな種類があって、使い方も人それぞれ様々でソロと弾き語りでも違ってくるとは思いますが、ウクレレ弾きの場合まずプリアンプを使用している方が多いような気がします。

これはピックアップを使ってP.A.から音を出す際にどうしても音が変わってしまうので、楽器本来のポテンシャルを生かせるよう音を整える目的で使用しているのではないかと思います。

でもわたしはとりあえずそのままの音で満足しているのでプリアンプは不要と考えて、サウンドの味付けとして、やっぱり大好き「空間系」最優先で、いろいろ調べた結果この子を採用することにしました!!

さて、ここまで空間系、空間系と連呼してきましたが、何それ??っていう方もおられるかと思いますので簡単にご説明しますと、音に空間的な広がりや奥行きを加えるエフェクト効果のことをそんな風に呼んだりするのです。

個別には例えば、リバーブ(お風呂やトンネルとかでかかるエコーのような効果)、ディレイ(こだまや山彦みたいに音が跳ね返ってくるような効果)、コーラス(音色に広がりや艶やかさを加える効果)、その他フランジャーやフェイザーやトレモロなど音に揺らぎやうねりの効果を加えるものなどがあります。

そしてわたしが目を付けたMS-70CDRは、これら空間系のエフェクターが一式まるっと入っているお得な「空間系マルチ」というやつで、先に挙げた効果がこれ1台でぜんぶ賄えちゃうというとてもよく出来た子なのです!!

よしよしこれ1台でやりたいこと全部できちゃうじゃん、って思ってさっそく入手して使い始めたのですが、一点ちょっと困ったことが、、

ぜんぶこれ1台に入っているという事は、1個しかないフットスイッチで多彩な機能全ての操作をしなくてはいけないという事で、、中でも一番困ったのが、わたしはディレイのタップテンポ(弾きながらテンポに合わせてフットスイッチを踏むとディレイの反響音が曲のテンポに合わせたスピードで鳴ってくれる機能)を使いたかったのですが、これもスイッチが一つしかないので非常に複雑な操作が必要になって、曲中で演奏しながらはとても無理、、

ということで、なるべくシンプルにこれ1台でいきたかったのですが、やむなくデジタルディレイの専用機を1台追加する事にしました。

これがまたタイミングよく、息子(大学の軽音部に入っていた)がもう引退して当面使わないからエフェクターを手放すと言っていたのでボードを確認してみたら、あるじゃんディレイ!!
ということで強奪しましたwww(鬼やw)

これでとりあえずやりたい事はできるようになったので、3月のライブから本格的にエフェクターを使いはじめました。

実際使い始めてみると、やっぱり自分の曲にいい感じで拡がり感が出て本来やりたかった表現に近づくことができたので、導入してよかったな~、もう絶対手放せない!!ということになってます。

そして現在はブースター(音量を一時的に上げることが出来るエフェクター)と、各エフェクターに電源供給するためのパワーサプライを加えて、
プラスチック板(B5サイズの下敷き笑)の上に両面テープで固定してこんな感じのボード状で使っています。

右端のピンクの可愛いのがブースター、右上の青く光っているのがパワーサプライ、その上の白いのはモバイルバッテリー、左端はディレイのタップテンポ用ペダル

パワーサプライは通常コンセントにつないで電源を供給するんだけど、これはモバイルバッテリーを使うタイプで、ステージ上で準備する時にコンセントを探さなくて良いのと、ノイズが乗りにくいという利点があるのです。

最近ではデジタルディレイの音を全面的に活用したこんな曲も作ったりもしました♪

と、ここまでエフェクターについていろいろ書いてきましたが、最後にわたし自身のエフェクター感について書いておこうと思います。

料理でいえばエフェクターはあくまで「調味料」だと思ってます。
ウクレレ本来の音が「お肉」で、ピックアップやPAが「お塩」かな、、

そのうえで味にバラエティーをもたせたりプラスαしたいときに使う調味料なりソースが「エフェクター」なんだと思います。

お肉が良ければお塩を振って焼くだけで十分美味しいし、逆に悪いお肉を調味料で何とかしようとしても不自然でジャンクな味にしかならないですよね。

だからお肉の味を更に引き立たせるような使い方をしなければ意味がないし、使い過ぎたり使い方を誤るとお肉の味を逆に殺してしまうこともあるわけで、、

わたしも最初に導入した3月のライブの前には練習スタジオを借りて実際にPAに繋いでみて、音や操作をチェックしながら入念に調整して本番に臨みました。

そんな両刃の剣でもあるので、わたしみたいな変態的な使い方は良い子は真似しちゃダメ絶対!!決して参考にしないでくださいね!!(ここで言うかw)

まあでもエフェクターってなんか足元に並んでるとカッコいいし興味あるし欲しくなっちゃいますよね~、うんうんわかります笑


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