2024.9 活動報告
秋といえば…〇〇の秋とよく言いますが皆さんはどんな秋をお過ごしですか?
食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋など、どんな事でも意欲的に取り組める事は良い事です。しかし私は現在「怠惰の秋」と戦っております。
9月は前半祭りやらイベントで色んなモノを見て経験させていただき、燃え尽きたのか後半失速してしまいました。。10月は運動会に薪まつりがあるのでそろそろ喝を入れねばいけません!
とはいえ、てんこ盛りな内容となってます。中には蛙の写真があったりするので苦手な方はご注意下さい。
それでは活動報告です。
9.5 テントサウナTV取材+ケロリング
岩手朝日テレビのGoGo岩手さんから吉里吉里国のテントサウナを取材したいとお話をいただきまして対応してきました。
放送日は9月14日9時半ごろだったのですが、皆さんご覧いただけたでしょうか?
といっても私は設置補助のみの参加で映ってはいませんでしたが笑
準備は朝早くからはじまり、日が昇ると同時に撮影開始。以前に開催していた時期は冬季でしたので徐々に温かくなっていったのですが外の気温も相まってか火を点けるとテント内はあっという間に暑くなり高温サウナを味わっていただく事が出来ました。外野から見学していた私には滞りなく進んでいるように見え、あっという間に終了しました。スタッフ、出演者の皆様お疲れ様でした。告知していただけた通り今年も吉里吉里国でテントサウナ事業が開始します。
詳しくはこちら↓↓
気になる方はぜひ大槌町観光交流協会の方にお問い合わせ下さい。
そして同日夕方からは「おおちつのあそび」の小倉健一智さんことけんちゃんのご指導の元、ウシガエルを捕まえに行って来ました🐸
何故行ったかというと・・・
実はウシガエルは口に入る大きさの動く物ならなんでも食べてしまうため、生態系(せいたいけい)に大きな被害(ひがい)が出ていることから、外来生物法という法律(ほうりつ)で特定外来生物に指定されており、駆除の対象となっている生き物なんです!!しかし「ウシガエルって美味しいんですよ」と情報を聞き入れ、それはもったいない!食べてみたいということで駆除生物を有効活用する方法を考えようという事でこの度ウシガエル釣りに同行させていただく運びとなりました。
・・・その名も「ケロリング」
ケロリング方法は釣り竿に擬餌えを付けて蛙の前に投げ、動かして蛙を惹きつけ咥えたところで釣りあげるのですが、
まずは暗闇の中で蛙を見つけなければいけないのですが全く見えず、、
場所を教えてもらっても食いつかれず、、、
蛙を捕まえた事はあれど蛙釣りは初めての試みでしたが私は釣れず敗北となりましたが同行者が釣っている様をモノを見せてもらい譲っていただけ加工して調理・食べる事ができました。後日友人・知人を誘ってゲテモノ会と称しウシガエル試食会を行いましたがパリパリに揚がったウシガエルはとても美味しく食べ応えもあり、大満足の仕上がりとなりました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
有難いことに大槌ではまだウシガエルは見つかっていないとのことですが見つかった際は駆除するのではなく楽しく美味しく活用してみるのはいかがでしょうか?
9.6 食育改善養成講座
この日は受講生に加えて栄養や食事について学ばれている大学生の方2名が参加されていました。
講話は「食生活の現状と課題・健康づくりの健康日本21」
課題として…
・共食の大切さ
・朝食欠食について
・野菜摂取量増し、おいしく減塩の取り組み
が上がっています。共食とは誰かと一緒に食べる事です。ながら食べや黙々と食べるのではなく、共有・共感・興味を持って美味しい食事を意識的に取ることで消化・吸収がよくなるそうです。
健康日本21というのは国が取組んでいる健康増進計画で21世紀において日本に住む一人ひとりの健康と、実り豊かで満足できる人生を実現するための国民健康づくり運動で岩手県では健康いわて21プラン、町からが元気活きいき大槌21プランが推進されているそうです。
お魚ハンバーグは初めて食べたのですが鯖缶と豆腐を使ってお手軽に作れて美味しかったのでオススメです🐟
9.8 山形ビエンナーレin蔵王 視察
ビエンナーレとは2年に1回開かれる美術展覧会(アートイベント)のことなのですが山形では毎度、東北芸術工科大学が主催で開催され芸術だけでなく地域や自然と繋がるイベントという事で視察してきました。
今回のテーマは「いのちをうたう」、開催場は東北芸術工科大学内と蔵王温泉エリアに分かれており周遊型の芸術祭で、展示・イベントが多数実施され会期日によって異なる物もありました。
今回私が訪れたかった一番の目的は蔵王温泉エリアで行われる鴫の谷地沼の自然を舞台に五感を呼び覚ます体験型アートイベント「人と土と茶と」でした。
ここでは山で採取した植物でお茶の可能性を探る実験的なカフェがあり、その日淹れられていたのはセイヨウノコギリソウ、ヨモギ、ニセアカシア、スギナ、クマザサ、ミョウガ、ホオノキの実でした。ヨモギ、スギナは飲んだ事がありましたが他は初めて聞きました。
淹れるお茶は時間で替えているそうで全種類は飲めませんでしたが各種、焙煎してから煮出しお茶にするそうです。雑草だと思っている草や山に落ちている種や葉っぱでお茶の世界がこんなにも広がるのかと考えさせられました。山の恵みを活用したとても興味深いカフェでした。
また、自然や街中に溶け込む様に配置されたアート作品も見応えがありました。
それ以外にも山形の風土と芸術からインスピレーションを受けた作品や環境を意識した取り組みや大学主催とあってスタッフに学生が多く参加されていて、他のビエンナーレとは違った味わいのあるアートイベントでした。
9.11 石巻 こども♾️感ぱにー 視察
宮城県石巻にある認定特定非営利活動法人こども♾️感ぱにー(以降省略こどぱにー)さんの視察へ行き、代表理事である田中雅子さんにお話を伺い施設見学をして来ました。こどぱにーの事業は主として子どものあそび場や居場所である「プレーパーク」と不登校の子どもの居場所として「フリースクール」、そして「放課後児童クラブ」を開催されています。こどぱにーでは主体が子どもであり、大人では無く子どもたちが想像して考え創っていく事を大事にされています。その際に注意すべき点(ハザード)・環境作りや保護者や地域の方々が安心して見守ってもらえるよう理解が重要だそうです。また学校とも連携を取りひとりひとりサポートされている事がとても印象的でした。
プレーパーク内には子どもたちと作った建物や遊具•棒が立っており、それは全部子どもたちと地域の方とで作られたそうです。それを見て吉里吉里国にも子どもが自由に遊べる遊具を作りたいねと盛り上がりました。
9.12 仙台 冒険あそび場 視察
仙台にある認定特定非営利活動法人冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク(以降省略あそび場)の海岸公園冒険広場にお邪魔して施設を見学しプレーパーク•プレーリーダーについてお話を聞いてきました。こちらでは、
・遊び場の運営、開催の協力と支援
・プレーリーダーの育成
・講演•講座•シンポジウム開催や講師の派遣
・情報収集と発信
・行政への提言と働きかけ
・震災復興活動
と多岐にわたって活動内容となっており。“「遊び」を通して「生きる力」を子どもたちに!”モットーに掲げてられていて、「身体を使って遊ぶ」「自分で創意工夫して遊ぶ」「仲間と遊ぶ」事ができる(繋がれる)場を各地にちりばめるお手伝いをされているそうです。遊ぶ時に使う道具を見せていただきましたが棒やロープ、布と一般的な遊び道具では無く子どもたちの創意を広げる道具ばかりでした。また広場の横にはデイキャンプ場もありそちらの運営もされています。
「こどぱにー」さん「あそび場」さんどちらも、できるだけ禁止事項はなくし、子どもたちに「自分の責任で自由に遊べる場所」をルールにおき、常に変化し続ける・参加する子どもたちと作っていく場所でした。大槌にも子どもたちが自由に想い思いに考え遊べる場所があればもっと楽しくなるように思います。また私自身がプレーリーダーを担える様な存在になりたいなと思いました。
9.14・15 遠野 森フェス 視察
NPO法人遠野エコネットさんが主催の森フェスに前日(準備)と当日、ボランティアスタッフとして参加させていただきました。
飲食ブースや販売スペース、体験ブースあり、舞台では人形芝居、音楽、ライブペイントと様々な催しがあり森フェスを精一杯堪能視察してきました。中でも杉の皮を使った皮細工体験があり杉•胡桃の皮、山葡萄の蔓等見せて触らせてもらったり細工の仕方を教えていただきました。
子どもたちはお祭りに来たというよりは森に遊びに来た感じで遊具でずっと遊んでいる子もおり、各々様々な楽しみ方で参加しているのが印象的でした。イベントは夜遅くまで続き最後は火を焚いてそれを囲みながら皆んなで語り合ったりし森の中にならではのお祭りでした。
9.17 MOMIJI獣害対策(熊) 同行
鮭養殖場で獣害対策の為に設置していた罠に熊が掛かったとMOMIJIに連絡入ったので仕止め回収する作業に同行させていただきました。
罠の中には母子の熊が入っており着いた時には入っているのか分からない程、静かでしたが覗くと威嚇声を出していました。留めは銃が使えない場所の為、槍状の刃物で刺します。獣害対策として木を伐ったり草を刈ったりする事はありますが目にする事は滅多にありませんでしたが、こうして人間の生活圏内に場所や食べ物を求めて下りて来ているんだという事を改めて実感しました。野生動物と向き合うというのはとても危険で大変なお仕事を地域の人々の為に遵守されているMOMIJIの方々はすごいなと思います。またそんな場に立ち会わせていただき本当にありがとうございました。
けやき共育活動
大槌町こども教育センターOLAIで『けやきルーム』へ通っている生徒を対象に体験活動を行っているのですが18日は講師がグロッセ龍太さんのけやき共育表現活動に参加、そして9月からは月2回に増えまして、13日と27日に木工教室を行って来ました。
表現活動の方ではバランスボールを使うのですがはじめは抵抗があるのか渋っていた生徒も遊びを交えたり自分にも出来ることが分かるとイキイキとした表情が見られ参加する事が出来ていました。
木工教室の方では押し花を使った栞と大槌町が森林環境譲与税を活用して作った木工キットを使って引き出し付き椅子を作りました。机を並べたり・分けたり各々のやり易い場所・ペースで取り組みます。最近、生徒さんに名前を覚えてもらえてきて、時々呼ばれて嬉しいカワイです。
山の恵み収穫
ブルーベリー加工
7月ごろから収穫しては冷凍して貯めていたブルーベリーを使ってジャムにしました。吉里吉里国のブルーベリーは皮が頑丈なのか煮ても煮ても崩れず混ぜるだけにしたので形を残した仕上がりとなりましたがよく煮たおかげで柔らかくはなり果肉ゴロゴロのジャムになりました。
胡桃採取
作業で入っていた現場に胡桃の木を沢山見かけていたので胡桃拾いをしてきました。昼頃に出かけたのですが車で向かう途中道路に停車している車やガードレール脇を歩いて拾っている人を見かけました。お一方に声を掛けたのですが「胡桃を拾ってる」と仰られて親近感が湧きました。胡桃は油が豊富だから腐りにくく、殻のままで保存出来きますし食べるだけでなく木工品の手入れ用の油としても使えるのでいくらあっても困らない優れものです…が袋一杯に拾っても果皮を取って、殻を割って私が欲しい実だけにしたらほんの少しです。しかも殻が硬くて身が取り出しにくい、、道具もなく割って食べる動物達は凄い。
しかし集めた胡桃使って何を作ろうかと考えるとワクワクです。大槌ではお雑煮がくるみ餅だと聞いてるのでそれを是非それも作ってみたいと計画中で作り方教えてくれる人募集中です。
おまけ
秋は様々な実がなり収穫したいと思いつつも行けない+分からないのジレンマです。
しかしありがたい事に分けて頂き、何とか秋の味覚を味わう事は出来ておりおかげさまでウチの冷凍庫はパンパンです。1人では本当に出来ない事だらけだなぁと思い知らされ、周りの方々に支えられている有り難みが身に染みました。
とりあえずまだまだ秋はお祭り、イベントが盛り沢山なので思いっ切り楽しんで最後まで走りきりたいと思います!!
ではまた。