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2024.12 活動報告

本格的に寒さが増してきてストーブとお布団から離れられない季節がやってまいりましたが皆さん如何お過ごしでしょうか?冬眠したいカワイです🐻
吉里吉里国では薪の細割作りや木工試作品作りの毎日です。その為、冬でも基本野外作業なので昼食は温かいモノ必須で、カップラーメンや汁物が増えます。最近はお昼時におにぎりやパンをアルミホイルに包んだ状態で持参し、焚き火の中で温めるのが日常になってまいりました。

おにぎりを探せ!

オススメは炊き込みご飯です。火の中に放り込んで5分後くらいで取り出すと表面がおこげ状になりとても美味しいです、皆さんも是非!


それでは活動報告です。


12.12 山神まつり

12月12日は吉里吉里国の毎年恒例行事となっております山神まつりの日です。
山の神様が地上の木の本数を数える日だそうで人間が森に入ると数え間違いをしてしまうからこの日は山には入るべからずという言伝えがあるそうです(諸説有)。なので吉里吉里国では午前に神事を行いその後は講話と製材作りをしました。製材の際は私はひとり、夜の部(打ち上げ)でお振舞い用の11月に締めた鶏を使ってピザ窯で野菜と一緒に丸焼きを作ってみました。

焼き切る前の綺麗な状態、未だ熱入れが不十分

蓋をすれば焦げないのですが蓋が無くシートを使った為途中で焼けてしまった所が焦げてしまいました。鶏の丸焼きに憧れがあり今回なんとかこの形で作らせてもらいました、火もちゃんと通り美味しかったけど食べる際に解体するのに難儀しました。他にも鶏を使って参鶏湯や煮物などにもしていただいたのですが1番振舞いやすいのは汁物かなと思いました。また機会があれば色んなメニューでチャレンジしたいです。




12.18 チャリクエ参加

やっと食べれた噂のメンチカツ

お試し地おこで来られていた方々と一緒に大槌町観光交流協会が実施しているおおつちチャリクエに参加してきました。電動自転車をレンタルして撮影スポットや地元商店などに立ち寄りながら大槌町を巡る体験プログラムです。大槌に来てもう10ヶ月が過ぎようとしている私ですがまだまだ知らない場所の発見・触れ合いや普段車で走っているのと違う景色が見れ、雪も少しチラつく寒い日でしたが時間いっぱいまで楽しみました。因みに本来は3〜11月に行われるイベントで本来は寒さの為、実施していない時期だったそうです笑
町内町外の皆さんも暖かくなったら是非体験してみて下さい。





12.19 ブルーツーリズム研修

大槌町観光交流協会主催の地域観光ガイド育成セミナーに参加してきました。内容は①他地域の事例共有会②インバウンド受入セミナー③ナイトサファリ体験と三部に分けて行われ①と②は台湾出身のチェン ポーハン氏による講話でアドベンチャーツーリズムとサスティナブルツーリズムについての解説やチェン氏が企画された事例や客層についてなどのお話しを聞かせていただきました。吉里吉里国でも会社の研修、観光客や旅行者の受入など行っていますのでどういったことが喜ばれるのかセールスポイントになるのか勉強になりました。③はオオツチノアソビさんのナイトサファリを実際に体験し受け入れるために必要な対応の仕方など聴かせてもらいました。

ナイトサファリ前に本物の鹿の角や毛皮に触れながら大槌の事と鹿について説明を受けました




12.25•26 「地域で育てる冬休み」サポート 

完成した羽子板といっしょに

吉里吉里公民館で吉里吉里学園小学部 1学年~6学年生を対象とした取り組みに吉里吉里国がサポートとして入り羽子板と凧作り(+薪割り体験)を行いました。こちらで使用した羽子板は吉里吉里国が大槌で伐採した杉を使用し加工も全て吉里吉里国で行なったものを持参しました。二日間合わせて約80人程の生徒さんが参加してくれ、子どもたちの個性溢れる作品を作ってくれました。

完成した凧といっしょに

今回作った作品たちは年始に吉里吉里公民館に飾られるそうなので是非観に行って下さい。




12.28 ポケマル受け入れ

関東にお住まいの親子が三組来られ、吉里吉里国で薪割りと防災食作り体験を行いました。薪割り体験もさることながら防災食作りは耐火煉瓦6つと吉里吉里国にある材料(薪や落ち葉や枝など)と10本のマッチのみを使って一から火起こししお湯を沸かすのでとても大変です。

皆さんちゃんと火付けできしっかりと炊き上げられていました、すごい!!

今回参加者の中には小さいお子さんもいらっしゃいましたが道具を使って薪割りや運ぶ役割を担いしっかり活躍されていました。12月の寒空の下でしたが炊き上がったご飯とカレーを暖かい部屋食べた時の幸福度は爆上がりでした笑
大槌へのまたのお越しをお待ちしております。




けやきルーム 〇〇時間実施

12月は16•17日と続けて行い16日に城山公園で松ぼっくりや実など材料集めを行い17日にそれを使ってクリスマス飾りを作りました。16日は初めての野外活動で山頂はとてと寒かったですが開放的な空間で自由に探索出来る時間は一人で散歩するのとは違う新しい発見があったりするので個人的にはもっと実施していきたいのが本音です。参加する生徒達には過酷な時間だろうか…と心配しましたが採取したもので袋いっぱいにしてくれていて一緒に楽しんでくれたように思え嬉しかったです。

拾ってきた材料たち

また、けやきルームの19日に行われた、こども料理教室にも参加させてもらい一緒に料理を作りいつもと違った一面も垣間見れ楽しい時間を持てました。




かりん加工

今年はカリンもいっぱい生ったよとカリンを沢山分けていただいたので加工しました。
カリンはバラ科カリン属の果実ですが果肉に「石細胞(せきさいぼう)」があるため実は非常に硬く、味も渋くて生では食べることはできません。なので加熱するか漬け込みシロップとして楽しみます。加工時にはカリンの芳醇な香りが部屋いっぱいに広がりました。

・カリンジャム
1回目はサイコロ状に切って水多めで煮込みました。カリンのシャリっとした食感が残るのでゴロゴロな果肉を楽しみたかったのですが火にかけるとカリンから思ったより水分が出て水気を減らす為に長時間煮込んだことで果肉が少し煮崩れた仕上がりとなりました。色は赤く変色しました。

煮込み前
煮込み後

2回目は荒目の千切り状にして果肉が煮崩れないよう仕上げる為に水分少なめで煮込み時間も短縮し少しだけレモンを入れてみました。色は煮詰め具合で変わるようで黄色い仕上がりになりました。

お家の石油ストーブの上で

また加工後すぐは渋み残っており1〜2週間ほど冷蔵庫で休めると和らぐそうですがどうなるでしょうか…

同じカリンジャムでも煮詰める時間を変えるだけで
こんなにも色が違いました

・カリン酒
カリンを輪切りにして氷砂糖とホワイトリカーで漬けました。呑めるのは半年後くらいだそうです、芳醇な良い香りが如何なるのか仕上がりが楽しみです。

・カリン蜂蜜漬け
風邪予防や咳を止める効果があるそうで、のど飴としてよく見かけることが多くカリンといえばの代表的なモノかと思われます。
カリンをイチョウ型の薄切りにし果肉とタネをはちみつで漬けます。カリンとはちみつだけのモノとレモンを追加したモノの2種類作りました。コチラは2週間後には出来上がり日持ちは半年程だそうです。

カリン酒とカリン蜂蜜漬け2瓶

今回は予定も立てる暇がなく、殆ど1人で使い切る形となってしまいましたがまた材料が沢山手に入る機会があれば皆んなで加工して楽しめたら良いなと思っておりますのでご興味がある方はご参加下さい。




オマケ

河合商店さん前

師走の名に相応しい位あっという間に駆け抜けた12月でした。そして今年も鮭の塩引き出来ず…やりたかった…
私は28日が仕事納めとなりまして長めの冬休みとなります。どうせなら遠出して色んなものを観たり学んだり回りたいのですが正月休みですのでどうなる事やら…


それでは皆さま良いお年を!

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