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AZismがスポンサーをしているサッカーチーム『FC NossA八王子』のお話を聞いてきた!


株式会社AZismではスポンサードしている団体さんがあるのをご存知ですか?

そのうちの1つ、八王子のサッカークラブ『FC NossA 八王子』さん!


▲AZism本社1Fロビーには…
▲NossA八王子さんのポスターが掲示されています!


八王子にお住まいの方は知っていると思いますが、それ以外にお住まいの方は知らない人も多いはず。AZismでせっかくスポンサードしているのに知らないのはもったいない! ということで今回はこの『FC NossA八王子』さんに取材に行ってきました!

NossA八王子を運営する株式会社八王子Jリーグプロジェクト代表である杉本浩司さんにお話を伺いました!



【FC NossA八王子について】


――本日はお時間ありがとうございます!


FC NossA 八王子代表の杉本です。八王子で株式会社エスエストラストという不動産屋の代表もやっています。

世代的にはキャプテン翼ど真ん中世代で、翼くんのドライブシュートとか真似してたりしていましたね(笑)。

ちょうど高校生のときにJリーグが開幕して。東京ヴェルディの三浦知良選手を観て憧れて、ブラジルへサッカー留学したんです。留学したいと親に話をしたら、父親は行ってこい!という感じで理解があって、行かせてもらってありがたかったです。

▲杉本さんがブラジルへサッカー留学していころの写真
▲一緒にプレーしていたチームメイトでブラジルの代表選手になった人もいるそうです。すごい!

当初は1年間の留学予定だったんですけど、結局4年間ブラジルに居ました。いっしょにプレーしたチームメイトとはLINEグループがあって『今日これ食べた』とか会話してて、今でもみんな仲が良いです。

日本に帰ってからはプロを目指していろいろなプロリーグを受けましたが残念ながら受からず、これはプロになれないなって思って23才で家業の不動産屋を継いで今に至ります。



――FC NossA八王子はホームページに『本気でJリーグ目指します!』というキャッチコピーが記載されています。NossA八王子の成り立ちからお聞かせいただけますか?

『Nossa』はポルトガル語で『ぼくらの』という意味があり、NossA八王子=ぼくらの八王子となります。

2018年当時、八王子にはJリーグを目指すチームが2つありました。当初は2チームを統合する目的で動いていましたが合意できなかったため2021年に新会社、新チームを発足しました。それがNossA八王子です。

自分と同じくブラジルへサッカー留学して一緒のチームでプレイしたこともある友人の土屋征夫という元Jリーガーに監督をお願いしています。Jリーグで500試合以上出場した経験があり仲間のため、チームのためというブラジルサッカーをNossA八王子でも目指したい想いもありました。

チーム運営にはお金も必要になるので知り合いの社長さんにお願いしてお金を集めました。和田さん(※和田代表)にも声をかけたところ、杉本がやるならと二つ返事でお金を出してくれました。

▲NossA八王子のホームユニフォーム。背面にAZismのロゴがドーンと載っています!

現在スポンサーさんは約150社ぐらいです。物事に対しお金を出すということはどういうことかみなさんご存知です。だから毎年年末にはスポンサーさんを集めて報告階を開いてます。チームの成績はもちろん、収入、支出も税理士の先生にやってもらってすべてガラス張りで報告しています。お金を出してもらっている以上、それは必須だと思ってます。

出していただいたお金は選手や監督たちが戦いやすい環境、練習場所を確保してより良い練習ができるようにするための運営費として使わせていただいてます。


【10年後に八王子からJリーグチームを生み出したい】

東京都で1からチームを作ると東京都社会人サッカーリーグの4部から始まります。このリーグは各ブロックで1位になったチームしか上に昇格できません。東京都を勝ち上がったら次は関東リーグ、関東リーグの上にはJFLがあってさらに上にJ3、J2があって最後にJ1があります。


▲Jリーグへの道のり。なんと10ものリーグを勝ち抜いて上がっていく必要があるんですね

ちなみに町田市には町田ゼルビアというサッカーチームがあり、チームを作ってから30年経ってようやくJ1に昇格しました。NossA八王子は発足から4年で東京都の2部に上がりました。4年でここまで来ましたがまだまだ道のりは長いです。

J1に上がるためにはスタジアムも必要になってきます。J1基準のスタジアムを作るためには200億円かかりますし、1から作るのは至難の業です。(※J1基準:1万5000人以上収容 J2基準:1万人以上収容のスタジアムが必要)

既存のスタジアムを増設することで対応できる部分はありますが、プロリーグになると取材席が必要だったりセキュリティ対応だったりでハードルが上がります。J1基準の15000人収容できるスタジアムとなるとそもそもの作り的に増設だけでは難しい可能性もあります。

今、東京都にはサッカー専用スタジアムがありません。ただ葛飾区ではスタジアムを作るための整備をすると区が発表しました。実はキャプテン翼の作者である高橋陽一さんが葛飾区出身で、サッカーチームの後援会会長になって自分のお金を使って体制を整え、チームを強くした結果、現在は関東1部まで上がっています。

やはり関東リーグまで上がると周りの見る目も変わるのでよりスポンサーが集まったり行政から協力を得やすくなったりします。

同じように八王子でも行政を巻き込んでスタジアム建設を実現していきたいです。他のスポーツだったらここまでやらないかもしれません。大好きなサッカーだし、八王子だからというところもあります。やっぱり地元の八王子を盛り上げたいんです。

地域としても高尾山は多く人が来るようになっていますし、アクセスも中央道、圏央道、横浜線、八高線など南北東西の交通があります。サッカーを含めて八王子全体が盛り上がれば素敵じゃないですか。

仮に自分が生きている間に日本でワールドカップが開催されたとして、そのとき八王子にスタジアムがあったら試合をしますよね。そういう意味でも八王子の夢が広がります。


【夢に向かって活動している人は応援したくなる】


NossA八王子にいる選手たちは普通にサッカーが上手です。プロにはなれていないけどみんな全国大会出たことあるとか有名な学校でサッカーをやっていた人たちで。

そして学生卒業しても真剣にサッカーをやりたいという子たちなんですね。

だから仕事しながらサッカーを続けてます。就労支援でスポンサーさんの仕事を選手に紹介したことがあり、八王子市内のスポンサー企業4社で7名が働いています。選手のセカンドキャリアになるかもしれないですし、そこの会社の人たちが応援してくれてたりして社内のコミュニケーション、新しい話題が生まれます。

仕事に頑張っている人もそうですが、趣味とか夢に向かって活動している人ってすごく応援したくなるし、応援される側にもそれが伝わります。

NossA八王子ではサッカースクールをやっているんですが、そこで教えている子が試合に応援にきて頑張れと言ってくれたりするんです。試合メンバーから外れていたりすると出てないじゃんって言われたり(笑)。

▲NossA八王子のサッカースクール。八王子2会場で開催中!
▲サッカースクールの子どもが応援に来てくれるのは選手にとって励みに!


それも含めて子供たちと触れ合える機会をいっぱい作ることでNossA八王子を知ってもらい、5年後10年後とかに『聞いたことある!』『知ってる!』ってなればなって。

子供も大人も地域で何か1つのことに向かって頑張っているのってすごい素敵だし、エネルギーになるのでこれからも頑張りたいですね!



――本日はありがとうございました!


八王子という地域を盛り上げるため、NossA八王子をJリーグに上げるため日々、尽力している杉本さん。サッカー、そして八王子という地域が大好きなのがものすごく伝わってきました。

八王子にはAZismで手掛けるPAO、大和家、田田、カーブスなどでお店がたくさんあります。日々の接客も地域の活性化という観点で見るとそれまでとまた意識が変わりますよね。

将来、NossA八王子がJリーグに行く日が来ることをAZismでも祈念しましょう!
(インタビュアー 企画戦略室 イタガキ)


【関連サイト】


・NossA八王子さん公式サイト


・FC NossA 八王子サッカースクール 公式サイト


・株式会社エスエストラストさん公式サイト