石の上に3年いてもいいけど、石選びは時間かけていいよね

小さいころから、一度始めたら3年は続けなさいと言われて育った私が、現時点でのこれについて、考えをまとめておく。


継続することで得られる忍耐力をはじめとしたものは確実な財産になるが、心を過度に犠牲にしてまで頑張ることはない。

自身を振り返ると習い事は始めたら嫌いになっても10年以上続けたし、部活も強制されていないのに辞めれなくて卒業まで嫌々続けていた。仕事で忙しい親が唯一ほめてくれたのが、継続力とか忍耐力だったので知らず知らずのうちに固執してしまっていたと思う。それ自体を楽しむことを完全に放棄して、いかに楽にやりすごせるのか、そこから逃げる方法ばかりを考える10代を送っていた。中途半端なところでやめたら自分の価値そのものがなくなるような気がしてとても怖かった。嫌ならやめる、それができなくてとてもしんどかった。
結局地元にいることも無理になってしまい、進学と共にめちゃくちゃ遠くの土地に移り、今もそこで生活をしている。もう大丈夫だけど、その当時はまだ自分を客観視できてなかったから漠然としたしんどさを抱えて地元を離れたことを覚えている。

継続と挑戦のバランス

自分の嫌なところで、挑戦できないところがある。継続することはできるけれど、物事をやめて新しいことを始めるのがとても苦手だ。
その傾向を自分で認識してからは、今やっていることはやりたいのか適宜確認し、必要でなければやめるようにすることでだいぶ偏りをなくせているように感じる。これはやりたいことに挑戦できるようにするための段階だと思っていて、やりたくないことをやめて身軽になることで、ほんとうに必要なものが見えてくるように感じている。
以前だと、休みの日は一歩も動かず明日に迫っている嫌なことへの心構えを作っているような感じだったが、日常から嫌なことを排除することで確実にストレスが減り、気持ちが興味があるもののほうへ向くようになってきた。
あともう一つ考えられるものとしては、始めるのは簡単だけどやめるのはとても難しくて苦しいという経験則からの意識が大きすぎることもある。今向き合っているものにはできる努力を重ねながら、新しいことにはちょっとやってみて向いてなかったらやめようくらいの気軽さで、これからものごとに挑戦していきたい。どちらに偏りすぎても不健康になるので。

自分の考えについて掘り下げるの楽しかったので、気が向いたらまた記録しとここうかな。



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